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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1004QNZ

有価証券報告書抜粋 株式会社ニューテック 対処すべき課題 (2015年2月期)


生産、受注及び販売の状況メニュー事業等のリスク

国内のIT市場は金融緩和策の推進による円安、株高の傾向を受け、回復基調にありますが、IT部門の設備予算は未だ先行き不安がぬぐえず、従来よりも低コストで同じ機能を実現できるソリューションに一層の注目が集まるものと認識されております。
ストレージとしては、基調としてのデジタルデータの増加傾向及び企業の内部統制強化に伴うデータの増大などの背景は変わらず、また、非ITの組込み系市場も安定した成長を遂げるものと予想され、更に2020年に開催される東京オリンピックに向けた設備投資などが徐々に始まり、ストレージにおいても底堅い需要が継続するものと予想されております。
以上のような流れを受け、当社としましては、低コストで高機能、また、多様化する市場の要求に応じて、低価格で高品質なストレージ・ソリューションの提供を行うため、製品ラインナップの拡充及び開発・生産・保守体制の強化に引き続き努めてまいります。このために、製品自体の競争力強化もさることながら、RAID製品及びアプリケーションサーバ・ストレージを組み合わせたソリューションの拡充を行い、顧客の高度な要求にも応えられるように継続して、準備を重ねてまいります。
非IT系市場に対しては、現状のOEM製品のラインナップを一層充実し、ミラー、RAID及びそれらを組み込んだサーバ製品の継続供給及び東京オリンピックへ向けて整備されていくであろう監視カメラやデジタルサイネージ用に特化したストレージ製品など水平展開に努め、開発及び評価に必要な技術力を強化してまいります。
これらの戦略を通し、当社事業の安定した成長と利益率の改善を図ってまいります。
(1) 営業活動の強化
[顧客セグメントと製品ラインナップ]
一般IT系システムインテグレータだけではなく、監視カメラ、医療系、映像系のシステムインテグレータ及びデータセンターそれぞれに適した製品を提案してまいります。監視カメラ向けストレージとしては100余台のカメラからの録画を可能にするもの、医療系ではデータの保全が確実にできるもの、映像系ではすでに4K、また、8K超高解像度技術への取り組みが始まっていますのでそれらの編集や配信に耐えられるストレージ、データセンター向けには安価でしかも高品質、また、短期間に大量にご提供できるような仕組みとサポート体制をご提供できるようにします。
また、今まで大学、研究機関向けでは容量重視のバックアップ用途の案件に多数採用していただいておりましたが、今後InfiniBandや広帯域のEthernetのインターフェースを持ち、SSDを搭載した高速なストレージ製品も提案してまいります。
また、昨年より海外ベンダー(プロミステクノロジー社)とアライアンスを組み当社が長い間培ってきた保守、サポート、サービスのバンドル化を進めておりますが、初年度の売り上げ進捗はほぼ予定通りでお客様からご評価いただいています。このアライアンスについても継続してまいります。

[OEM製品供給の推進]
引き続き、OEM製品(相手先ブランドで販売される製品)の供給を推進しビジネスを拡大してまいります。今期は、ミラーリング製品「HAWK」シリーズの後継機種「EAGLE」を市場投入し既存顧客、新規顧客へアプローチするとともに、市場シェアの更なる拡大をしてまいります。また、好調だったデジタルサイネージや監視カメラ向けのアプライアンスサーバの事業も引き続き維持展開し、売上の底固めを図ります。SSDや検査済みHDDについても既に数社とビジネスが進んでおりますが、更なる拡販をしてまいります。

[ストレージ・ソリューション販売の拡充と推進]
当社では、「Cloudy Ⅱ」シリーズを中心としたNAS製品の拡販に努めお客様から高い評価をいただいておりましたが、今期は後継機種「Cloudy Ⅲ」シリーズに順次移行していく予定です。「Cloudy Ⅲ」シリーズは、SMB3.0の機能とInfiniBand、10/40Gイーサネット及びSSDを組み合わせたソリューションやラインナップの幅をさらに広げ様々なお客様のニーズに合ったご提案ができるようになる予定です。
また、引き続き、災害対策向けソリューションである筺体間レプリケーションや「Smart NAS」のバックアップオプションである「Cloudy Backup」も継続して販売してまいります。
当社のクラスター型オブジェクトストレージである「Cloudy Arcive」の競合製品が昨年度から市場に多く投入されていることより、データセンターを中心に再度アプローチしてまいります。

(2) 製品開発の強化
当社のフラグシップモデル「Supremacy Ⅲ」の販売が開始されました。「Supremacy Ⅲ」は、ホストインターフェースが業界最新のFC16Gbpsで2UラックマウントサイズにHDDを16台搭載できる外付けRAID装置です。FC16Gbpsは、他社から販売されているストレージや関連機器が未だ高価で市場ではあまり普及しておりませんが、より安価に16GbpsのSANを構築したい既存顧客、新規顧客を中心に機器のリプレースの際にご提案いたします。もちろん価格的に安定している8Gbpsとしてもお使いいただけますので、今までの「Supremacy Ⅱ」のユーザ層をそのまま取り込める見込みです。また、今期は「Supremacy Ⅲ」の容量拡張を可能にするJBODを販売開始する予定です。JBODは1筺体に45台のHDDを搭載でき、また、「Supremacy Ⅲ」にこのJBODを最大2台まで接続できるので、「Supremacy Ⅲ」一式で500TB超のストレージ容量をご提供できることになります。
また、昨年より開発に取り掛かっていたミラーリングコントローラ「HAWK」シリーズの後継機種「EAGLE」、性能改善・HostⅠ/F強化した上位機種「FALCON」の出荷も可能となりました。

(3) 生産体制の強化
[品質管理体制の強化]
ストレージ製品には、お客様の貴重なデータが保存されております。安価な製品でもHDDが大容量化することに伴い膨大なデータが保存されています。当社の使命は、いかなる製品の場合においてもお客様データを喪失することなく確実に保存することと考えております。また、OEMビジネスの拡大により大手メーカーの品質保証部隊の監査にも耐え得る品質管理体制を敷き、製品品質の向上に一層注力してまいります。
[生産の効率化とコストダウン]
当社の特徴であるファブレス生産体制を強化し、生産委託先との緊密な連携を行うことで、自社開発製品の生産の効率化とコスト及び在庫の削減を図ります。また、海外メーカーとの連携を深め、なお一層の調達コスト削減を図り、価格競争力強化を目指します。

生産、受注及び販売の状況事業等のリスク


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E02072] S1004QNZ)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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