リバーエレテック株式会社 研究開発活動 (2015年3月期)

当社グループは、当社が材料の設計から製品開発並びに生産技術の開発に至る全てのプロセスにおいて研究開発活動を行っており、「常に新技術の確立・向上に力を入れ、時流にあった新製品を業界に提示していく」ことを基本方針に活動しております。
水晶製品セグメントの主な研究開発活動は次のとおりであります。なお、当連結会計年度における研究開発費は、総額165,260千円であります。また、その他の電子部品セグメントにつきましては、記載すべき事項はありません。
水晶製品
(1)ATカット水晶振動子
更なる小型化品として、FCX-08(外形寸法:長さ1.2×幅1.0×高さ0.33mmMAX.)のサンプル出荷対応を開始しております。量産は2015年秋を計画しております。携帯電子機器にて利用される、近距離無線用モジュール、ウェアラブル機器、小型メディカル機器等への利用が予想されます。
(2)音叉型水晶振動子
業界最小サイズのTFX-04(外形寸法:長さ1.6×幅1.0×高さ0.5mmMAX.)の本格量産が始まっております。さらに携帯機器の小電力対応品として、TFX-04の低損失品の開発が終了しサンプル出荷を開始しました。携帯電子機器にて利用される、時計機能や電力コントロール機能、多機能ウォッチ等への利用が予想されます。
(3)水晶発振器
世界最小の高精度時計用低消費電流発振器として、FCXO-07D(外形寸法:長さ1.6×幅1.2×高さ0.7mmMAX.)を開発し、サンプル出荷を開始しております。従来比1/5以下の消費電流を実現し、携帯機器の電池長寿命化に貢献いたします。またノイズを低減した発振器、FCXO-05E、FCXO-06Eをラインナップに加え、携帯型高音質オーディオ用途で量産開始しております。