シェア: facebook でシェア twitter でシェア google+ でシェア

有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100518S

有価証券報告書抜粋 株式会社富士ピー・エス 研究開発活動 (2015年3月期)


事業等のリスクメニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

当社は、設立以来、新製品の開発、製造技術の合理化、現場工事における施工方法の開発、施工上の問題解決等の課題に挑戦しながら、社会のニーズに対応できるよう研究開発活動を行ってまいりました。
技術開発を推進するため、技術本部内に設置された土木技術開発グループ、建築技術開発グループを中心として、新製品・新工法の開発から施工まで一貫した研究開発体制の構築を図っております。今後も新しい時代のニーズに応えるため、当社の蓄積してきた土木・建築の技術を基に、積極的な研究開発を進めてまいります。
当連結会計年度における土木事業・建築事業の研究開発総額は71百万円であり、主な事例は次のとおりであります。
なお、研究開発費はセグメント別に管理しておりませんので、セグメント別の研究開発費の金額の記載は省略しております。
(1)土木事業、建築事業共通
① 高強度コンクリートの開発
超高層ビルなどの建築構造物や高いしゃ塩性が求められる土木構造物に対応するため、圧縮強度70~130N/m㎡の高強度コンクリート開発を進めています。特に、しゃ塩性は、従来の製品用コンクリートに比べて10倍以上(当社社内データ)と極めて耐久性が高くなることを確認しています。

② フライアッシュコンクリートの開発
フライアッシュは、火力発電所の廃棄物である石炭灰の一種で、火力発電所の稼働率の上昇に伴い急激に増加しています。当社では、九州電力㈱から排出されるフライアッシュを用いたコンクリートの開発を行っております。フライアッシュコンクリートは、塩害やアルカリ骨材反応に対して耐久性が高いことで知られております。当社では、さらに強度特性と耐久性を兼ね備えたプレストレスト・コンクリート用のフライアッシュコンクリートの開発を進めております。

(2)土木事業
① 環境保全に対応した製品・工法の開発
我が国では、風力発電など、温室効果ガスの排出の少ない、環境にやさしいエコエネルギー施設の建設が求められています。当社では、ゼネコン等と協力し風力発電支持構造物の開発を進めております。
② 各種メンテナンス工法の開発
わが国では、構造物の老朽化が進む中、その長寿命化のためのメンテナンス工法の開発が求められています。当社では現在、床版拡幅や新しい床版補修工法について、高速道路会社等と共同開発を行っております。今後増加が見込まれる維持管理市場の中で、社会に求められる技術の開発を進めております。

(3)建築事業
① 既設建築物の耐震補強工法の開発
スマイルパラレル工法の高層住宅市場への適用拡大を図るため、制振補強用ダンパーの開発を進めております。
② FR・FRS板の改善
長期優良住宅の特別認定の取得を目的として、現在更なるコスト縮減に向けた合理的な製造技術の改善を行なっております。マンション建設における市場の拡大が期待できます。
③ プレキャストプレストレスト・コンクリートの開発
プレキャスト柱・梁を用いた倉庫や工場、壁式プレキャスト構造の住宅施設を建設中であり、各種プレキャスト工法の適用を進めております。今後も研究施設、事務所等への市場展開を見据えた技術の開発を進めてまいります。

(4)不動産賃貸事業、その他の事業
研究開発活動は行っておりません。

事業等のリスク財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00238] S100518S)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。