シェア: facebook でシェア twitter でシェア google+ でシェア

有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100586Q

有価証券報告書抜粋 シライ電子工業株式会社 業績等の概要 (2015年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績

当連結会計年度における世界経済は、米国の景気は拡大し、欧州でも景気回復傾向が継続いたしました。また、中国もテンポは緩やかになったものの、一定の経済成長を維持いたしました。しかしながら、その他新興国の景気低迷、ギリシャの債務問題の再燃や経済制裁が続くロシア経済の悪化、欧州や中東の一部地域の政情不安等、世界経済全体に悪影響を及ぼすリスクも存在し不安要素を払拭できないまま推移いたしました。
わが国経済におきましては、消費増税の影響による個人消費の減少や円安に伴う輸入物価上昇等の懸念材料はあるものの、政府や日銀による金融・財政政策等が景気回復を下支えし、輸出環境の改善等を背景にした企業業績の回復等により国内株式市場が上昇するなど、景気は回復基調で推移いたしました。
プリント配線板業界におきましては、エレクトロニクス産業の発展に伴い市場全体は拡大傾向にありますが、今後も国内外競合メーカーとの激しい競争が展開されることが予想されます。
このような状況のなか当社グループは、プリント配線板事業におきましては、国内営業ではカーエレクトロニクス関連やホームアプライアンス関連、社会インフラ・環境分野をはじめとした電子応用関連を中心に受注確保に努めました。また基板関連付帯費の売り上げ拡大にも積極的に取り組みました。海外営業では北米向けに需要が好調なカーエレクトロニクス関連の受注が増加し、ホームアプライアンス関連、電子応用関連もそれぞれ好調に推移いたしました。また、海外事業の更なる発展のため東南アジアでの市場を開拓すべく、タイのバンコクに現地販売会社を2015年3月に設立いたしました。
生産活動におきましては、国内外において他社が追随できないダントツものづくりを目指し製造力強化活動を継続展開したほか、労働生産性向上を中心とした生産体制の一層の強化と更なる品質の向上に注力いたしました。また、2014年11月に販売を開始した新透明基板SPET-αは大学との共同でウェアラブルテクノロジー等の新市場への参入を図り、透明フレキシブル基板(SPET)や銅ピン挿入基板(S-MIT)等の当社独自製品につきましても受注拡大に取り組みました。
検査機・ソリューション事業におきましては、プリント配線板外観検査機(VISPERシリーズ)の高速化と検査装置の更なる進化に取り組んだ結果、業界で最も速い検査スピードを達成し、年間最高販売台数を更新いたしました。また、ソリューションビジネス商品群におきましては、プリント配線板用ホールチェッカーを中心に拡販できたほか、EAグリッパー(電気接着方式の基板搬送装置)・TREMY(半自動拡大観察システム)・Countedge(基板カウンター)といった新商品を市場に投入し、プリント配線板メーカーの生産性向上につながるソリューション提案の拡充に一層注力いたしました。
この結果、当連結会計年度における売上高は、上述の内容に好調な海外事業に円安効果が加わったこともあり29,740百万円となり、前連結会計年度に比べ4,143百万円(16.2%)の増収となりました。
営業損益につきましては、売上高は増収となったものの製品仕入高の増加や一時金の支給増加等による人件費の増加等により671百万円の営業利益となり、前連結会計年度に比べ137百万円(△17.0%)の減益となりました。
経常損益につきましては、借入金の返済による支払利息の減少や、中国にある持分法適用会社の業績改善はあったものの営業利益が減益となったこと及び海外子会社に対してグループ間で実行している設備投資及び運転資金の貸付に対して発生した為替差益が減少したこと等により1,017百万円の経常利益となり、前連結会計年度に比べ297百万円(△22.6%)の減益となりました。
当期純損益につきましては、経常利益が減益となったことや税金費用の増加等により703百万円の当期純利益となり、前連結会計年度に比べ453百万円(△39.2%)の減益となりました。









セグメントの業績は次のとおりであります。なお、セグメントの売上高にはセグメント間の内部売上高又は振替高が含まれております。
また、当連結会計年度より、「プリント配線板外観検査機事業」は「検査機・ソリューション事業」にセグメントの名称を変更しております。なお、セグメント名称変更によるセグメント情報に与える影響はありません。
(プリント配線板事業)
プリント配線板事業につきましては、国内外においてカーエレクトロニクス関連、ホームアプライアンス関連を中心に営業活動を行い、特に海外での受注が好調に推移した結果、売上高は28,461百万円となり前連結会計年度に比べ3,835百万円(15.6%)の増収となりました。損益面につきましては、売上高は増収となったものの販売費及び一般管理費の増加等により522百万円の営業利益となり、前連結会計年度に比べ100百万円(△16.1%)の減益となりました。
(検査機・ソリューション事業)
検査機・ソリューション事業につきましては、プリント配線板外観検査機(VISPERシリーズ)が中国を中心に好調に推移し過去最高の販売台数となったことや、ソリューションビジネスの商品群につきましてもプリント配線板用ホールチェッカーを中心に拡販できた結果、売上高は1,191百万円となり、前連結会計年度に比べ285百万円(31.6%)の増収となりました。損益面につきましては、売上高が増収となったことにより150百万円の営業利益となり、前連結会計年度に比べ22百万円(17.8%)の増益となりました。

(2) キャッシュ・フローの状況

当連結会計年度末における現金及び現金同等物の期末残高は2,093百万円となり、前連結会計年度末と比べて640百万円増加いたしました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における営業活動によるキャッシュ・フローは1,636百万円の獲得となり、前連結会計年度末と比べて768百万円の獲得増加となりました。その主な増減要因は、当連結会計年度は税金等調整前当期純利益が122百万円減益となりましたが、未払消費税等の増減額が921百万円増加となったことや、非資金項目である為替差益が468百万円増加したことにより、資金獲得が増加したことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における投資活動によるキャッシュ・フローは252百万円の流出となり、前連結会計年度末と比べて129百万円の流出増加となりました。その主な増減要因は、当連結会計年度では有形固定資産の取得による支出及び無形固定資産の取得による支出が142百万円増加したことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における財務活動によるキャッシュ・フローは920百万円の支出となり、前連結会計年度末と比べて436百万円の流出減少となりました。その主な増減要因は、当連結会計年度では短期借入金の純増減額が633百万円増加したことや、セール・アンド・リースバックによる収入が209百万円減少したことによるものであります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E02109] S100586Q)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。