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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10052NM

有価証券報告書抜粋 株式会社コンテック 業績等の概要 (2015年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1) 業績

当連結会計年度におけるわが国経済は、政府による経済・金融政策を背景とした企業収益の改善や生産に持ち直しの動きがみられるなど、緩やかな回復基調で推移いたしました。
このような状況の中、当社グループの売上高は22,519百万円(前年同期比2.6%増)となりました。利益面につきましては、EMS事業の生産性の向上に伴い、営業利益は745百万円(同38.6%増)、経常利益は774百万円(同39.5%増)となりました。また、当期純利益につきましては、投資有価証券及び固定資産の売却による特別利益を計上したことにより、845百万円(同16.2%増)となりました。

(セグメントごとの概況)
① 電子機器事業
当事業の売上高は15,109百万円(前年同期比7.2%増)、セグメント利益(営業利益)は円安による仕入コスト上昇等の影響もあって411百万円(同26.9%減)となりました。

製品別の状況は以下のとおりであります。
なお、従来当社グループの電子機器事業の製品区分は、「デバイス製品」、「ソリューション製品」、「システム製品」、「サービス製品」の4製品区分に分類しておりました。このたび、「デバイス製品」に含めておりました産業用コンピュータ製品、計測制御製品、ネットワーク製品の製品特性を考慮し、「デバイス製品」を「産業用コンピュータ製品」、「計測制御製品」、「ネットワーク製品」として3区分するとともに、「ソリューション製品」、「システム製品」、「サービス製品」の3区分については、その製品特性の類似性から「ソリューション製品」として一括表示することに変更いたしました。また、前年同期比については、前連結会計年度に遡って製品区分の変更を適用して算定しております。

(産業用コンピュータ製品)
日本市場におきましては、企業の設備投資需要に支えられ、産業用パソコンやセットアップパソコンの販売が好調に推移いたしました。また、米国市場におきましても、医療機器業界向けの製品販売が堅調に推移したこと等により、売上高は8,066百万円(同17.1%増)と大幅に増加いたしました。

(計測制御製品)
自動車関連メーカーの設備投資が増加していることに伴い、生産設備向けの計測制御用ボードの販売が堅調に推移し、売上高は3,250百万円(同9.7%増)となりました。

(ネットワーク製品)
教育現場向けの無線LAN製品としてFLEXLAN ZCシリーズの販売を開始するなど、新たな市場の開拓に努めた結果、売上高は845百万円(同9.0%増)となりました。

(ソリューション製品)
病院向けのベッドサイド情報システムや自動車業界向けの生産管理システム等の拡販に努めましたが、電力会社が再生可能エネルギーの接続申し込みに対する回答を一時保留した影響を受けて太陽光発電計測システムの販売が減少したため、売上高は2,947百万円(同15.2%減)に留まりました。

② EMS(Electronic Manufacturing Service)事業
当事業では、株式会社ダイフク向けの物流システム用制御機器の販売が前年と比べて減少いたしましたが、工場の生産体制を見直し、生産性を向上させたことにより利益率が大きく改善いたしました。
この結果、売上高7,410百万円(前年同期比5.5%減)、セグメント利益(営業利益)は365百万円となりました。


(2) キャッシュ・フローの状況

当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末に比べ33百万円増加し、3,063百万円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動により増加した資金は332百万円(前連結会計年度は1,843百万円の増加)となりました。主な内訳は、税金等調整前当期純利益1,084百万円、たな卸資産の増加による553百万円の支出、売上債権の増加による167百万円の支出であります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動により増加した資金は190百万円(前連結会計年度は222百万円の減少)となりました。主な内訳は、投資有価証券の売却による収入467百万円、固定資産取得による328百万円の支出であります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動により減少した資金は627百万円(前連結会計年度は904百万円の減少)となりました。主な内訳は、借入金の返済による510百万円の支出、配当金の支払による98百万円の支出であります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


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