有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10065WG
株式会社山王 研究開発活動 (2015年7月期)
経営上の重要な契約等メニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析
当社グループの研究開発活動は、主に事業開発部にて行われ、積極的に外部との交流を図りながら開発を進めております。
当連結会計年度における研究開発費として43,519千円を費やしております。
当連結会計年度における研究の主要課題は次のとおりであります。
(1)めっき技術を用いた水素透過膜支持体の開発
地球温暖化の原因となる二酸化炭素を排出しないクリーンなエネルギーの水素は、次代のエネルギーの主役となるべく、政府のエネルギー政策にも水素ステーションなどのインフラの整備や、輸送方法、貯蔵方法などの技術開発の計画が盛り込まれて進められております。
根底となる水素の精製に関して、水素のみを透過する水素透過膜がありますが、現状ではセラミック材料に貴金属の透過膜が固定されており、強度の問題から貴金属の透過膜を厚くする必要があり、水素の透過率が低いなどの問題を抱えております。
当社が保有するめっき技術を応用した多孔質金属材料をセラミックの代わりに用いることで、強度を上げることが可能になり、その結果貴金属の透過膜を薄くでき、燃料電池関連設備等に応用することで、水素の透過性の向上と、材料の低減によるコストを大幅に削減することが可能になります。
当課題は2014年4月、国立研究開発法人 産業技術総合研究所 福島再生可能エネルギー研究所の「被災地企業のシーズ支援プログラム」に採択され、東京工業大学原子炉研との共同研究(注)で、試作、構造分析、性能評価を行い、強度と柔軟な性質とを併せ持つことがわかっております。
(注)共同研究を国立大学法人東京工業大学原子炉工学研究所 加藤之貴教授と行っております。
(2)めっき技術を用いた高い導電性を有したアクリル樹脂粒子の性能評価
当社が保有するめっき技術を用いてアクリル樹脂に導電性を付与し、現在市場で使われている導電性を有する樹脂粒子より耐熱性が高く、安価で、金属ニッケル粉より軽い、導電性の接続フィルムを製造することが可能になります。この導電性フィルムを用いて、太陽光発電のパネルの配線を行うことで、薄膜化が研究されている太陽光パネルの接続の問題が、解決されることが期待されております。
当課題は2014年4月、独立行政法人 産業技術総合研究所 福島再生可能エネルギー研究所の「被災地企業のシーズ支援プログラム」に採択され、試作、構造分析、性能評価を行っており、現行の半田材料と同等の性能を有することがわかりました。
当社は、産業技術総合研究所が福島県内に整備する再生可能エネルギー研究所等を活用し、産業技術総合研究所より無償で技術支援を受けることが可能となり、上記研究開発を事業化に向けて加速しております。
当社は、当該研究開発により知的財産を創出・強化し、再生可能エネルギーシステムの普及と被災地域における新産業・雇用創出に対し、当社の有する「めっき技術」で貢献することを目指します。
当連結会計年度における研究開発費として43,519千円を費やしております。
当連結会計年度における研究の主要課題は次のとおりであります。
(1)めっき技術を用いた水素透過膜支持体の開発
地球温暖化の原因となる二酸化炭素を排出しないクリーンなエネルギーの水素は、次代のエネルギーの主役となるべく、政府のエネルギー政策にも水素ステーションなどのインフラの整備や、輸送方法、貯蔵方法などの技術開発の計画が盛り込まれて進められております。
根底となる水素の精製に関して、水素のみを透過する水素透過膜がありますが、現状ではセラミック材料に貴金属の透過膜が固定されており、強度の問題から貴金属の透過膜を厚くする必要があり、水素の透過率が低いなどの問題を抱えております。
当社が保有するめっき技術を応用した多孔質金属材料をセラミックの代わりに用いることで、強度を上げることが可能になり、その結果貴金属の透過膜を薄くでき、燃料電池関連設備等に応用することで、水素の透過性の向上と、材料の低減によるコストを大幅に削減することが可能になります。
当課題は2014年4月、国立研究開発法人 産業技術総合研究所 福島再生可能エネルギー研究所の「被災地企業のシーズ支援プログラム」に採択され、東京工業大学原子炉研との共同研究(注)で、試作、構造分析、性能評価を行い、強度と柔軟な性質とを併せ持つことがわかっております。
(注)共同研究を国立大学法人東京工業大学原子炉工学研究所 加藤之貴教授と行っております。
(2)めっき技術を用いた高い導電性を有したアクリル樹脂粒子の性能評価
当社が保有するめっき技術を用いてアクリル樹脂に導電性を付与し、現在市場で使われている導電性を有する樹脂粒子より耐熱性が高く、安価で、金属ニッケル粉より軽い、導電性の接続フィルムを製造することが可能になります。この導電性フィルムを用いて、太陽光発電のパネルの配線を行うことで、薄膜化が研究されている太陽光パネルの接続の問題が、解決されることが期待されております。
当課題は2014年4月、独立行政法人 産業技術総合研究所 福島再生可能エネルギー研究所の「被災地企業のシーズ支援プログラム」に採択され、試作、構造分析、性能評価を行っており、現行の半田材料と同等の性能を有することがわかりました。
当社は、産業技術総合研究所が福島県内に整備する再生可能エネルギー研究所等を活用し、産業技術総合研究所より無償で技術支援を受けることが可能となり、上記研究開発を事業化に向けて加速しております。
当社は、当該研究開発により知的財産を創出・強化し、再生可能エネルギーシステムの普及と被災地域における新産業・雇用創出に対し、当社の有する「めっき技術」で貢献することを目指します。
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このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E02121] S10065WG)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。
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