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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10065WG

有価証券報告書抜粋 株式会社山王 業績等の概要 (2015年7月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績
当連結会計年度における世界経済におきましては、欧州経済は長期化する緊縮財政の影響から雇用情勢は改善せずに低迷が続いており、新興国経済も成長を牽引してきた中国経済の減速懸念を受けて不透明感が高まっております。
一方、米国経済は好調な雇用情勢などを背景に景気回復基調が見られ、全体としては、緩やかな成長が見込まれる状況にあるものの、中国株式市場の混乱等金融市場の急変による実体経済への影響が懸念される状況にありました。
わが国経済におきましては、輸出産業を中心として好調な企業業績を背景に賃上げが実施されており、所得増加により個人消費が増加したことや多くの企業で積極的な設備投資が計画されていることなどを受け、民需主導の緩やかな回復基調にありました。
当社グループが属する電子工業界におきましては、スマートフォン、タブレット型端末等のIT機器市場を中心に、部品需要は引き続き力強く推移していたものの、製品価格は下落傾向にあり、薄型テレビやパソコン等のデジタル家電は需要低迷により、総じて厳しい事業環境になりました。
このような状況のもとで当社グループは、厳しさを増す顧客の単価引き下げ要求に対して、工程改善等の原価改善活動を進めると共に、好調な部品需要に対応すべく、積極的な受注活動を行いましたが、価格下落等の市場環境悪化を補うには至りませんでした。
この結果、当連結会計年度の業績は売上高は7,524百万円(前年同期比2.6%増)となりました。また営業損失は455百万円(前年同期は営業利益36百万円)、経常損失は415百万円(前年同期は経常利益42百万円)、当期純損失は中国セグメントにおける減損損失の計上などにより、1,452百万円(前年同期は当期純利益29百万円)となりました。

なお、セグメント毎の業績は次のとおりであります。
① 日本
当連結会計年度は、厳しさを増す顧客の単価引き下げ要求に対して、工程改善等の原価改善活動を進めると共に、好調な部品需要に対応すべく、積極的な受注活動を行いましたが、価格下落等の市場環境悪化を補うには至りませんでした。
また、当連結会計年度末時点で金相場が下落基調にあり、保有している棚卸資産について評価減を行いました。
この結果、売上高は4,325百万円(前年同期比1.9%減)、営業損失は352百万円(前年同期は営業利益53百万円)となりました。
② 中国
当連結会計年度は、主要取引先の内製化に対し、安定した収益基盤を確立すべく、プレス・めっき一貫加工体制の推進による積極的な受注活動を行ってまいりましたが、めっき加工工程で歩留りが低下しており、収益性の回復に向けて時間を要する見込みであること、また第4四半期連結会計期間については中国経済の減速の影響を受け既存製品の受注が減少したことなど、依然として厳しい事業環境が続いております。
この結果、売上高は1,692百万円(前年同期比6.9%減)、営業損失は244百万円(前年同期は営業損失239百万円)となりました。
③ フィリピン
当連結会計年度は、汎用品を中心に積極的な受注活動を行っていくとともに、製造工程管理の徹底による原価改善活動に努めてきたことから一定の成果は得られておりましたが、第3四半期連結会計期間以降、めっき工程で歩留りの低下が生じており、売上原価が増加いたしました。
この結果、売上高は1,515百万円(前年同期比35.0%増)、営業利益は34百万円(前年同期比60.1%減)となりました。

(2)キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は前連結会計年度末と比較して63百万円増加し、3,259百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
なお、現金及び現金同等物に係る換算差額により資金が267百万円増加(前期は12百万円増加)しております。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における営業活動の結果、使用した資金は47百万円(前年同期得られた資金は220百万円)となりました。これは主に売上債権の減少が113百万円、減価償却費が210百万円、減損損失が997百万円あったものの、税金等調整前当期純損失が1,417百万円あったことによるものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における投資活動の結果、使用した資金は136百万円(前年同期得られた資金は57百万円)となりました。これは主に定期預金の払戻による収入が802百万円あったものの、定期預金の預入による支出が728百万円、有形固定資産の取得による支出が184百万円あったことによるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における財務活動の結果、使用した資金は20百万円(前年同期使用した資金は231百万円)となりました。これは主に長期借入れによる収入が604百万円、セール・アンド・リースバック取引による収入が69百万円あったものの、短期借入金の純減額が349百万円、長期借入金の返済による支出が259百万円、リース債務の返済による支出が82百万円あったことによるものであります。


従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E02121] S10065WG)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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