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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100550M

有価証券報告書抜粋 株式会社IHI 研究開発活動 (2015年3月期)


事業等のリスクメニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

当社グループ(当社及び連結子会社)は,事業本部,セクターや連結各社と技術開発本部が密接に連携・協力し,資源・エネルギー・環境,社会基盤・海洋,産業システム・汎用機械,航空・宇宙・防衛のセグメントにおける各製品の競争力強化,及び今後の事業拡大・創造につながる基礎研究から実用化研究までを強力に推進しています。また,国内外の大学や研究機関との産学官連携による共同研究にも積極的に取り組んでいます。
当連結会計年度におけるグループ全体の研究開発費は370億円です。
各セグメント別の主な研究開発の成果及び研究開発費は次のとおりです。

(1)資源・エネルギー・環境
エネルギー・プラントセクター,原子力セクター及び技術開発本部と連結子会社により,ボイラ,原動機プラント,ガスプロセス,原子力等に係る研究開発を行なっています。
連結子会社で研究開発を行なっているのは,主に新潟原動機㈱,㈱IHI環境エンジニアリングです。
当連結会計年度の主な成果として,中速ディーゼルエンジン「28AHXシリーズ」の高出力タイプである新型ディーゼルエンジン「V28AHX」の開発,カライド酸素燃焼プロジェクトにおける世界初の発電所実機での酸素燃焼・CO2回収一貫実証の完了等が挙げられます。また,十分に利用が進んでいない低品位炭から燃料や化学原料となるガスを生成する二塔式ガス化炉について,実証プラントを完成させインドネシアでの実証運転を開始しました。当セグメントに係る研究開発費は67億円です。

(2)社会基盤・海洋
社会基盤セクター,海洋・鉄構セクター,都市開発セクター及び技術開発本部と連結子会社により,橋梁,F-LNG・海洋構造物,交通システム等に係る研究開発を行なっています。
連結子会社で研究開発を行なっているのは,主に㈱IHIインフラシステム,新潟トランシス㈱です。
当連結会計年度の主な成果として,建造が本格化しているIHI-SPBタンクの生産効率を高める自動溶接技術の確立等が挙げられます。今後,タンク建造への本格適用を目指し,さらなる開発を進めます。当セグメントに係る研究開発費は6億円です。

(3)産業システム・汎用機械
産業・ロジスティックスセクター,車両過給機セクター,回転機械セクター及び技術開発本部と連結子会社により,車両過給機,運搬機械,熱・表面処理,圧縮機等に係る研究開発を行なっています。
連結子会社で研究開発を行なっているのは,主にIHI Charging Systems International GmbH,㈱IHIシバウラ,IHI運搬機械㈱,㈱IHIスター,IHI建機㈱,㈱IHIフォイトペーパーテクノロジー,Indigo TopCo Ltd.,IHI Hauzer Techno Coating BV,上海世達爾現代農機有限公司です。
当連結会計年度の主な成果として,3段圧縮の高効率オイルフリーターボコンプレッサー「T3シリーズ」の開発等が挙げられます。また,普及が進むハイブリッド自動車や燃料電池車をターゲットとした電動過給機や燃料電池車向け過給機の開発を進めています。当セグメントに係る研究開発費は82億円です。

(4)航空・宇宙・防衛
航空宇宙事業本部及び技術開発本部と連結子会社により,航空エンジン,ロケットシステム・宇宙利用,防衛機器システム等に係る研究開発を行なっています。
連結子会社で研究開発を行なっているのは,主に㈱IHIエアロスペース,㈱IHIキャスティングスです。
当連結会計年度の主な成果として,民間航空エンジン「PW1100G-JM」の型式承認取得,「PW1100G-JM」向け複合材部品の量産化技術の確立と専用工場新設等が挙げられます。また,2014年6月に,次世代大型旅客機Boeing777Xに搭載される民間航空エンジン「GE9X」のエンジンプログラムへの参加を決定し,当連結会計年度より開発を開始しています。当セグメントに係る研究開発費は98億円です。

(5)その他
ソリューション統括本部,高度情報マネジメント統括本部,新事業推進部,技術開発本部及び情報システム部等の本社部門と連結子会社により,新技術・新事業分野及び共通基盤技術に係る研究開発を行なっています。
連結子会社で研究開発活動を行なっているのは,主に㈱IHI検査計測,明星電気㈱,Algae Systems, LLC.,㈱IHIエスキューブです。
当連結会計年度の主な成果として,国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)殿の委託を受けて行なっていた海流発電システムの要素研究の完了,NEDO殿の委託を受けて行なっている微細藻由来バイオ燃料製造の事業化に資する新しい藻類の株の獲得と屋外大規模培養試験設備の建設,世界最小・最軽量を実現した高層気象観測機器GPSラジオゾンデ「iMS-100」の開発と販売開始等が挙げられます。当セグメントに係る研究開発費は114億円です。

(注)この項に記載の金額は単位未満を切捨て表示しています。

事業等のリスク財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E02128] S100550M)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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