近畿車輛株式会社 業績等の概要 (2015年3月期)

(1) 業績

当連結会計年度におけるわが国経済は、個人消費に弱さがみられましたが、原油価格下落の影響や各種政策の効果により、企業収益や雇用情勢に改善傾向がみられるなど、景気は緩やかな回復基調のうちに推移しました。こうした状況の中で、当連結会計年度の当社グループ(当社及び連結子会社)における業績は、売上高が221億3百万円(前連結会計年度売上高132億1千9百万円)と前年同期に比べ88億8千4百万円の増加となり、営業損失31億7百万円(前連結会計年度営業損失46億1千6百万円)となりました。また、経常損失は29億8千6百万円(前連結会計年度経常損失44億6千2百万円)となり、当期純損失は33億5千3百万円(前連結会計年度当期純損失59億1千4百万円)となりました。

セグメントの業績を示すと、次のとおりであります。
① 鉄道車両関連事業
国内向車両の西日本旅客鉄道株式会社向W7系北陸新幹線電車等により、売上高は213億1千2百万円(前連結会計年度売上高124億5千万円)と前年同期と比べ88億6千1百万円の増加となり、営業損失は27億7千4百万円(前連結会計年度営業損失41億9千6百万円)となりました。
② 不動産賃貸事業
東大阪商業施設及び所沢商業施設を中心に売上高は7億9千1百万円(前連結会計年度売上高7億6千9百万円)となり、営業利益は6億8千3百万円(前連結会計年度営業利益6億5千7百万円)となりました。

(2) キャッシュ・フローの状況

当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前年同期末と比べ92億7千3百万円の減少となり、残高は91億2千8百万円(前連結会計年度末184億2百万円)となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純損失が29億8千6百万円に加え、主にたな卸資産の増加により、109億5千6百万円の支出(前連結会計年度35億9千4百万円の支出)と前年同期と比べ73億6千1百万円の支出の増加となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、主に定期預金の払戻により、6億6千4百万円の収入(前連結会計年度16億7千9百万円の支出)と前年同期と比べ23億4千4百万円の収入の増加となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、主に配当金の支払により、3百万円の支出(前連結会計年度3億4千7百万円の支出)と前年同期と比べ3億4千3百万円の支出の減少となりました。