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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10071XN

有価証券報告書抜粋 株式会社ユーシン 研究開発活動 (2015年11月期)


事業等のリスクメニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

当社グループでは市場環境の変化と多様化するお客様のニーズに応えることを第一に、独創的で競争力のある製品を提供できるよう研究開発に取り組んでおります。
世界市場においては、新たな価値を付加した新型車の開発が活発に行われると同時に、低価格化、小型化、軽量化のニーズも継続しています。このような環境下、開発部門におきましては、前々期買収したValeo社のアクセスメカニズム事業部の開発部門を従来の開発部門と統合し、グローバルな単一組織としました。これにより双方が保有する技術を融合させた新製品開発がより迅速に行える体制を構築しました。また、日本、欧州、北米、中国、インド、南米の各地域におけるお客様への技術サポートが可能な体制も再構築いたしました。
これらの研究開発活動は当社開発本部を中核として進められ、自動車分野で生まれた技術を基に産業機械、住宅機器に応用した商品開発も同時に進めています。研究開発スタッフは連結会社を含む当社グループ全体で487名(従業員全体の7.3%)であります。当連結会計年度研究開発費は6,435百万円(売上高比3.9%)を支出していますが、何れも互いに技術を共用していますので、セグメント別実績は区分しておりません。

主な研究開発成果等は以下のとおりです。
(1) 自動車部門
リアゲートを自動開閉させるパワークロージャーシステムにおきましては、静音化と軽量化を狙ったCSD(Compact Spindle Drive)を開発しました。大型車両を除いては、片側のみモーターを内蔵し、もう一方はスプリングのみでリアゲートを開閉可能にしました。また、ユーザーが近づくと路面にスポットライトを照射し、それを踏むことによりハンズフリーでリアゲートの開閉操作を可能にするステップゲートも同時に開発しました。さらに、サイドドアを開くと内側からプロテクターが飛び出して、ドアの端面を保護し、隣に駐車した車両への傷つけなどを防止するドアエッジプロテクターを開発し、これらは東京モーターショー2015において、顧客から高い評価を頂きました。
ドアラッチ、キーセット、電動ステアリングロックには金属部品を多用していることより、CO2排出の削減を目的とした軽量化を実現しました。また動作時の音や振動を低減して、エンドユーザーに上質な操作感を与える技術開発も進めております。
ドアハンドルにつきましては、車両衝突時の衝撃によるドアの解放を防止する機構の開発を行い、ドアの開閉以外の様々な機能を付加した、高付加価値製品を開発しております。
ヒーターコントロールやスイッチにおきましては、魅力的な車造りへの貢献のため、外観と操作感の向上を目指した技術開発を継続し、商品性を大幅に向上させました。これらは国内外の顧客より好評をいただいており、今後もさらなる改良を進めてまいります。

(2) 産業機械部門
農業機械並びに産業機械用の各種スイッチ、センサー及びコントロールを開発し、産業機械部品の電子・電装化に貢献できる幅広い商品を供給しております。また、当社グループの自動車部門における基幹製品であるドアラッチを農業機械用に提案すべく、開発を進めております。
主な開発商品は次のとおりであります。
・コンバイン用として :主変速レバー、ズームオーガユニット、油圧制御コントロール、メーター
・トラクタ用として :OPCリレーユニット、フラッシャーランプ、ヘッドランプ、メーター、
水平制御コントロール、メインコントロール、ホーンスイッチ、
コンビスイッチ、エンジン停止ソレノイド、座席シート
・田植機用として :施肥コントロール、クーリングユニット、ヘッドランプ、照光スイッチ、
メーター
・フォークリフト用として :燃料センサー、電気車用コンビスイッチ、メーター
・建設機械用として :ワークランプ、LEDストップランプ、ヘッドランプ、コンビスイッチ、
ダイヤルスイッチ、ボディコントロールユニット、メーター、座席シート

(3) 住宅機器部門
住宅用だけでなく、集合住宅、ホテルなど建築物の錠前及びセキュリティ機器総合メーカーとして市場の将来を見据えた商品開発を進めております。
市場では利便性・防犯性の高さにより、電気錠システムを採用する建物の比率が年々高まっております。当社グループは市場のニーズとグループが得意とする電気技術を融合し、リモコン錠、スマートエントリーシステム、非接触タイプの電気錠システムを中心に開発を進めております。
今後は従来の電気錠をさらに進化させた、『新しい電池錠』、異業種向けに『電動ロッカー』の開発に注力し、今までにない商品を世の中に送り出す予定です。
その他にも従前から製造・販売しておりますメカニカル錠をリニューアルすることにより市場での競争力を確保し、また海外マーケットへ進出するための市場調査を行うなど、将来の業績拡大へ向けた布石を打っております。
住宅機器部門は、市場のニーズを先取りし、デザイン性・利便性・防犯性を向上させ、市場に受け入れ易いコストの実現を目指した電気錠の開発を中心にして、さらに「防犯性の高い建物部品の開発・普及に関する官民合同会議」のCP製品やメカニカル錠の開発も着実に進め、商品ラインナップを拡大してまいります。

事業等のリスク財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E02181] S10071XN)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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