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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10053JA

有価証券報告書抜粋 株式会社NITTAN 業績等の概要 (2015年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1) 業績

当連結会計年度における国内経済は、企業収益や雇用情勢が改善するなど景気は緩やかに回復しました。先行きについても、海外景気の下振れリスクなどが懸念されるものの回復基調が続くことが期待されます。一方、世界経済は、欧州、中国やその他新興国の先行き、原油価格下落の影響などに留意する必要はあるものの、全体としては緩やかな回復が続いております。
また、当社グループが関連する自動車業界におきましては、国内市場は消費税率引上げに伴う駆け込み需要の反動の影響等により低調となりました。海外市場は北米、中国における需要拡大や欧州の回復などを背景に概ね堅調な推移となりました。
このような状況のもと、当社グループは、「基盤強化」、「永続的発展」、「企業風土改革」を柱とし、新たに“構造改革を成功させ、利益革新に挑む”という経営方針を掲げ、国内外で競争力を高める施策を積極的に展開してまいりました。
当連結会計年度の業績としましては、国内事業は、四輪車用エンジンバルブの受注減が影響し前年度に比べ減収となりました。海外事業は、中国における生産拡大やベトナム子会社の量産開始に伴う増収に為替換算の円安効果も加わり堅調な推移となりました。この結果、売上高は、431億5百万円(前年度比10.6%増)となりました。
損益面につきましては、国内、東南アジアにおける小型エンジンバルブ事業は減益となったものの、中国の好調、北米の回復による増益に海外事業における為替換算の円安効果も加わり、営業利益26億17百万円(前年度比125.3%増)、経常利益32億1百万円(前年度比95.5%増)となりました。当期純利益は、投資有価証券の一部売却に伴う投資有価証券売却損および当社が納入した製品に関連した納入先の損失に対する損失補償金の特別損失計上はあったものの、前年度に比べ増加し、6億58百万円(前年度比242.3%増)となりました。
なお、第1四半期連結会計期間より、インドにおける小型エンジンバルブ製造の子会社であるニッタンインディアテック Pvt. Ltd.および当社のグローバル展開のマネジメントを担う子会社であるニッタン・グローバル・テック株式会社の2社を新たに連結しております。

セグメントの業績を示すと、次のとおりであります。

(小型エンジンバルブ)
国内事業においては、四輪車用エンジンバルブは、軽自動車用製品の受注減および一部製品の海外移管により減収となりました。二輪車用エンジンバルブは、一部製品の海外移管により減収となりました。海外事業においては、アジア地域では、中国における四輪車用製品の新規立ち上がり、ベトナムにおける量産開始、為替換算の円安効果等により大幅な増収となりました。北米地域では、市場の回復に伴う生産拡大に為替換算の円安効果も加わり増収となりました。
汎用エンジンバルブは、海外向け製品の増加により増収となりました。
当セグメントの損益面につきましては、国内の受注減や東南アジアのコスト増加、インドにおける立ち上げコストの発生等の減益要因はあったものの、中国の好調、北米の回復、為替換算の円安効果等により増益となりました。
なお、第1四半期連結会計期間より、インドにおける小型エンジンバルブ製造の子会社であるニッタンインディアテック Pvt. Ltd.を新たに連結しております。
この結果、当セグメントの売上高は、350億32百万円(前年度比16.5%増)、セグメント利益(営業利益)は、20億2百万円(前年度比170.3%増)となりました。なお、当セグメントの売上高は、セグメント間の内部売上高又は振替高を含んでおります。


(舶用部品)
舶用関連製品につきましては、円安や景気回復を背景に受注環境が徐々に好転してきていることから組付部品・補給部品が増加し増収となりました。
この結果、当セグメントの売上高は、30億58百万円(前年度比11.7%増)、セグメント利益(営業利益)は、2億78百万円(前年度比50.6%増)となりました。

(可変動弁・歯車)
可変動弁につきましては、モデル切り替えによる受注減少により減収となりました。
精密鍛造歯車につきましては、中国・東南アジア向け自動車用製品の受注減により減収となりました。
この結果、当セグメントの売上高は、37億89百万円(前年度比17.7%減)、セグメント利益(営業利益)は、2億25百万円(前年度比17.5%減)となりました。

(その他)
バルブリフターにつきましては、中国向け製品の受注減により減収となりました。
工作機械につきましては、グループ内部での取引が減少し減収となりました。
ロイヤルティーにつきましては、グループ内部での取引が増加し増収となりました。
なお、第1四半期連結会計期間より、当社のグローバル展開のマネジメントを担う子会社であるニッタン・グローバル・テック株式会社を新たに連結しております。
この結果、当セグメントの売上高は、38億12百万円(前年度比4.5%減)、セグメント利益(営業利益)は、1億44百万円(前年度比42.7%減)となりました。なお、当セグメントの売上高は、セグメント間の内部売上高又は振替高を含んでおります。

(2) キャッシュ・フローの状況

当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という)の残高は52億50百万円となり前連結会計年度と比較して2億98百万円増加となりました。
営業活動により得られた資金は、35億68百万円となり前連結会計年度と比較して8億53百万円増加となりました。この主な要因は、税金等調整前当期純利益が11億96百万円増加したことによるものであります。
投資活動に使用した資金は、55億68百万円となり前連結会計年度と比較して6億91百万円減少となりました。この主な要因は、有形及び無形固定資産の取得による支出が9億75百万円減少したことによるものであります。
財務活動により得られた資金は、11億26百万円となり前連結会計年度と比較して33億30百万円減少となりました。この主な要因は、長期借入れによる収入が11億84百万円増加しましたが、短期借入金の増減額が23億82百万円及び社債発行による収入が9億79百万円減少したことによるものであります。


従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E02189] S10053JA)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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