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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10057QG

有価証券報告書抜粋 株式会社ファルテック 財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (2015年3月期)


研究開発活動メニュー株式の総数等

文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものであります。

(1)重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたり、見積りが必要な事項につきましては、一定の会計基準の範囲内にて合理的な基準に基づき、会計上の見積りを行っております。
詳細につきましては、「第5 経理の状況、1 連結財務諸表及び財務諸表の作成方法について」に記載のとおりであります。

(2)財政状態に関する分析
① 資産、負債及び純資産の状況
当連結会計年度末における総資産は、60,695百万円となり前連結会計年度末比で7,509百万円の増加となりました。流動資産は31,950百万円となり、現預金の増加、売掛金等の増加、商品及び製品の増加等により5,774百万円増加しました。固定資産は28,744百万円となり、湖北発爾特克汽車零部件有限公司の新規連結もあり、有形固定資産の増加等により1,734百万円増加しました。
負債は、42,285百万円となり前連結会計年度末比で4,068百万円の増加となりました。流動負債は27,798百万円となり、短期借入金の増加等により2,589百万円増加しました。固定負債は14,486百万円となり、長期借入金の増加1,378百万円等により1,478百万円増加しました。
純資産は、18,409百万円となり前連結会計年度末比で3,441百万円の増加となりました。株主資本は、当期利益2,397百万円の計上、退職給付に関する会計基準等の適用による利益剰余金の減少526百万円、剰余金の配当398百万円等により、1,495百万円増加しました。その他の包括利益累計額は、為替換算調整勘定が904百万円増加したこと等により1,044百万円増加しました。

② キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物の残高は4,108百万円となり、前連結会計年度末比で1,348百万円の増加となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動により得られた資金は、2,633百万円(前連結会計年度比1,042百万円減)となりました。
これは主に、税金等調整前当期純利益3,182百万円、減価償却費3,365百万円、売上債権の増加による減少額2,090百万円、たな卸資産の増加による減少額1,038百万円、法人税等の支払額1,596百万円等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動により使用した資金は、3,956百万円(前連結会計年度比778百万円増)となりました。
これは主に、有形及び無形固定資産の取得による支出4,789百万円、事業譲受による支出370百万円、有形及び無形固定資産売却による収入1,174百万円等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動により調達した資金は2,082百万円(前連結会計年度は1,985百万円の支出)となりました。
これは主に、長期借入金の返済による支出2,377百万円、ファイナンス・リース債務の返済による支出1,271百万円、短期借入金の純増による収入1,417百万円、長期借入れによる収入4,193百万円等によるものであります。

当社グループのキャッシュ・フローの指標のトレンドは以下のとおりであります。
2011年
3月期
2012年
3月期
2013年
3月期
2014年
3月期
2015年
3月期
自己資本比率(%)16.416.225.626.727.6
時価ベースの自己資本比率(%)--27.921.924.2
キャッシュ・フロー対有利子負債比率(年)1.41.85.82.75.0
インタレスト・カバレッジ・レシオ(倍)26.023.27.313.110.9
自己資本比率: 自己資本/総資産
時価ベースの自己資本比率: 株式時価総額/総資産
キャッシュ・フロー対有利子負債比率: 有利子負債/営業キャッシュ・フロー
インタレスト・カバレッジ・レシオ: 営業キャッシュ・フロー/利払い
1.各指標は、いずれも連結ベースの財務数値により計算しております。
2.株式時価総額は、期末における株価終値×自己株式を除く発行済株式数により算出しております。
3.2012年3月期以前につきましては当社は非上場のため、時価ベースの自己資本比率は記載しておりません。
4.有利子負債は連結貸借対照表に計上されている負債のうち利子を支払っているすべての負債を対象としております。

(3)経営成績の分析
① 売上高
当連結会計年度の売上高は79,739百万円(前連結会計年度比3.0%増)となりました。セグメント別の売上構成は自動車部品事業51.0%(前連結会計年度51.8%)、自動車用品事業27.2%(同26.6%)、自動車関連機器事業21.9%(同21.7%)となっております。
② 利益
電装事業の増収効果があったものの中国の新設子会社及びタイ子会社の工場立上げに伴う費用増等により、営業利益は3,242百万円(前連結会計年度比2.5%減)、経常利益は3,283百万円(同6.3%減)、法人税等の計上等により当期純利益は2,397百万円(同15.1%増)となりました。

(4)経営成績に重要な影響を与える要因について
当社グループの業績は、販売先である自動車メーカーの自動車生産台数、販売台数、販売車種及び販売・生産地域の変動の影響を受けております。
セグメント別では、自動車部品事業は自動車生産台数の影響を大きく受け、自動車用品事業は自動車販売台数の影響を大きく受けております。また、自動車関連機器事業は自動車メーカー、自動車販売会社及び整備会社の設備投資の動向の影響を大きく受けております。

(5)経営戦略の現状と見通し
当社グループは、当社グループが達成すべき目標等を含む「FY17中期経営計画」を2015年5月に策定しております。概要は以下の通りです。

① 中長期ビジョン
『業界トップレベルの収益力と高品質を目指す』

②中長期ビジョン達成に向けて強化する重点戦略
・グローバル事業の伸展
・売上収益構造変革
・コスト構造変革

③重点戦略に基づいた主要方策
・ファルテック標準のグローバル拠点への浸透
・グローバル最高品質の実現(技術・モノづくりのグローバルへの転写)
・グローバル人材育成とFALTEC WAYの浸透
・当社独自のビジネスモデルLCP提案(※1)の推進
・No.1を目指す商品(※2)の売上拡大
・新商品・新技術開発(他社より一歩先を行く先行開発)
・FD1/2(※3)モノづくり原価低減活動(モノづくり生産体制強化)
・源流からの原価企画活動の強化
・グローバル最適調達の強化

※1 LCP(Life Cycle Plan)提案
自動車部品事業で培った技術と自動車用品事業で培った企画・デザインを融合して、量産部品・コンバージョ
ン・アクセサリーの全てをクルマのライフサイクルプランとして一括提案するビジネスモデルです。
※2 No.1を目指す商品
当社ではお客様にとって魅力ある高付加価値商品であるコンバージョン、ルーフレール、ウインドウモール、
電装品、ミリ波レーダーカバーを「No.1を目指す商品」と設定し、リソースを集中的に投入しています。
※3 FALTEC DASH 1/2 活動
スペース半分・リードタイム半分で取り組んでいる当社グループの活動です。スペースとリードタイムを効率
的に活用することで経費削減につなげ収益力を強化します。
FD1/2活動の第2ステージとして「モノづくり原価低減活動」を全社活動としてスタートさせており、生産効率アップおよび原価低減をスピードアップさせます。

④「FY17中期経営計画」の目標数値
2017年度に「連結売上高 900億円」「連結経常利益率 6.0%」を計画しております。

(6)資本の財源及び資金の流動性についての分析
当連結会計年度における営業活動によるキャッシュ・フローは、2,633百万円(前連結会計年度比1,042百万円減)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益3,182百万円、減価償却費3,365百万円等の増加要因と、売上債権の増加による減少額2,090百万円、法人税等の支払額1,596百万円、たな卸資産の増加による減少額1,038百万円等の減少要因によるものであります。一方、有形及び無形固定資産の取得による支出4,789百万円、売却による収入1,174百万円等により投資活動によるキャッシュ・フローは3,956百万円の支出超過となり、また、長期借入金による収入4,193百万円、長期借入金の返済による支出2,377百万円等により財務活動によるキャッシュ・フローは2,082百万円の収入超過となりました。
これらの結果、現金及び現金同等物の期末残高は前連結会計年度末に比して1,348百万円増加しております。

(7)経営者の問題認識と今後の方針について
当社グループの経営陣は、現在の事業環境及び入手可能な情報に基づき最善の経営方針を立案するよう努めております。
当社グループは、新興国に負けないコスト競争力の強化・国内自動車市場の縮小への対応・自動車メーカーのグローバル化への対応等の課題を抱えています。
このような環境の中で当社グループは、徹底した固定費の削減を永続的に追求するとともに、中長期的には
『業界トップレベルの収益力と高品質を目指す』
を掲げ、当社グループの強みを更に活かすべく、諸施策を実行していきます。
特に将来の成長に向けた拡販活動として自動車メーカーのグローバル展開への積極的な対応やアライアンスによるビジネス拡大、当社強みを活かしたNo.1を目指す商品の売り込み強化を実施して参ります。
また、同期生産活動を主体とした改善により生産性向上を図り、グローバルで競争力のある生産体制の構築を推進していきます。生産に関わるモノづくりの仕組がGlobal拠点で全て同じである事、「同一設備、同一工程、同一品質、同一改善、同一管理」を徹底、グローバル供給の体制を更に充実・強化していきます。
顧客から必要とされ信頼されるパートナーとしての位置付けを確固たるものにするため、「FY17中期経営計画」を着実に遂行していく所存であります。

研究開発活動株式の総数等


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E02246] S10057QG)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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