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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10052HT

有価証券報告書抜粋 株式会社 島津製作所 業績等の概要 (2015年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1) 業績
当連結会計年度の日本経済は、経済対策・金融政策の効果などを背景に企業収益・雇用情勢の改善が見られ、緩やかな回復基調が続きました。海外においては、米国では景気の安定した回復が続きましたが、欧州では景気は足
踏み状態で、また中国では経済成長のペースの緩やかな状態が続きました。
このような情勢のもとで当社グループは、2014年4月から新たな3ヵ年の中期経営計画をスタートさせ、グローバル戦略商品の投入、アプリケーション開発と顧客サポート機能の強化、新興国市場での事業基盤の拡充、アフター
マーケット事業の強化など、成長に向けた施策を積極的に進めています。
この結果、当期の業績につきましては、売上高は3,147億2百万円(前期比2.3%増)となり、営業利益は271億8千9百万円(同13.2%増)、経常利益は283億7千7百万円(同14.4%増)、当期純利益は184億4千5百万円(同89.7%増)と
なりました。

セグメントの業績は、つぎのとおりです。

①計測機器事業
日本では、大学などの政府補正予算関連の需要が減少し、全体の売上は減少しました。このような中でも、官庁や製薬分野向けなどで質量分析計が好調に推移し、輸送機・電機などの分野で非破壊検査装置が増加しまし
た。
海外では、質量分析計や液体クロマトグラフなどの新製品が好調に推移すると共に、円安効果も加わり、全体の売上は増加しました。北米では食品安全や臨床検査機関向けなどで質量分析計が、またヘルスケア分野で液体クロマトグラフが、それぞれ好調でした。欧州では環境や食品安全などの幅広い分野で質量分析計が好調でし
た。中国では官公需の入札手続きが長期化している影響はあったものの、製薬分野などで液体クロマトグラフ、ガスクロマトグラフが好調に推移しました。市況が回復してきたインドでは、製薬分野で一体型液体クロマトグ
ラフが好調に推移しました。
この結果、当事業の売上高は1,926億7百万円(前期比5.7%増)、営業利益は267億9千5百万円(同15.3%増)とな
りました。

②医用機器事業
日本では、新開発の画像処理エンジンが好評で血管撮影システムは増加しましたが、消費税増税前の駆け込み需要の反動で全体の売上は減少しました。
海外では、北米では新製品のデジタル式回診用X線撮影装置とX線テレビシステムが好調でした。また中南米では一般撮影装置、東南アジアでは血管撮影システムの売上がそれぞれ増加しました。しかしながら、中国での
入札手続きの長期化が影響し厳しく推移したことなどもあり、全体の売上は微減となりました。
この結果、当事業の売上高は594億1千1百万円(前期比5.3%減)、営業利益は14億3千8百万円(同42.5%減)とな
りました。

③航空機器事業
日本では、大型案件があった前年に比べ防衛省向けの売上が減少しました。北米では、ボーイング社向けの旅客機用搭載機器が堅調で売上は増加しました。
この結果、当事業の売上高は248億4千8百万円(前期比6.5%減)、営業損失は22億8千9百万円となりました。

④産業機器事業
ターボ分子ポンプは、中国でのガラスコーティング装置向けは減少したものの、日本・北米・韓国における半導体市況の回復を背景とした半導体製造装置向けが好調に推移しました。油圧機器は、産業車両(フォークリフ
ト)・特装車両向けなどの分野で好調に推移し、売上は増加しました。
この結果、当事業の売上高は309億6千6百万円(前期比5.0%増)、営業利益は19億6千6百万円(同3.4%減)とな
りました。

⑤その他の事業
当事業の売上高は、68億6千8百万円(前期比6.3%増)、営業利益は13億1千6百万円(同27.1%減)となりまし
た。

(注) セグメントの売上高には、セグメント間の内部売上高を含んでいません。

(2) キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末の現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ55億6百万円減少し、384億2千2百万円とな
りました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況はつぎのとおりです。

①営業活動によるキャッシュ・フロー
営業活動によるキャッシュ・フローは、402億4千5百万円の収入となり、前連結会計年度に比べ461億1千6百万円増加しました。その主なものは、売上債権の増減による増加345億6千3百万円および税金等調整前当期純利益
の増加131億1千8百万円であります。

②投資活動によるキャッシュ・フロー
投資活動によるキャッシュ・フローは、前連結会計年度に比べ160億6千9百万円減少し、156億7千8百万円の支出となりました。その主なものは、設備投資による支出144億8千9百万円および投資有価証券の取得による支出
12億2千3百万円であります。

③財務活動によるキャッシュ・フロー
財務活動によるキャッシュ・フローは、前連結会計年度に比べ485億6千1百万円減少し、331億9千7百万円の支出となりました。その主なものは、借入金の返済による支出(純額)282億7千5百万円、コマーシャル・ペーパーの償還による支出(純額)160億円、配当金の支払額28億2百万円、社債の発行による収入149億2千万円でありま
す。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E02265] S10052HT)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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