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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10057YT

有価証券報告書抜粋 シチズン時計株式会社 研究開発活動 (2015年3月期)


事業等のリスクメニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

当社グループの研究開発活動は、グループ経営の一環としてグループ成長戦略に基づき、質の高い開発体制の構築と、開発テーマの選択とリソースの集中を図り、新製品・新事業の開拓を行っております。
研究開発体制としては、シチズンホールディングス㈱が中央開発機能を持ち、経営方針にリンクしたグループを俯瞰する研究開発体制をとっております。またそれぞれの事業に関わる製品開発、生産技術開発等は、各事業会社が担っております。
なお、研究開発費につきましては、各事業に配分できない基礎研究費用1,392百万円が含まれており、当連結会計年度中に投下した研究開発費は、8,169百万円であります。

主な研究開発活動
①シチズンホールディングス㈱における研究開発活動
シチズンホールディングス㈱においては、当社のもつ基盤技術(金属材料・脆性材料とその加工技術、光学設計、コンピューターシミュレーションなど)をより深化させるとともに、グループの成長戦略に沿って将来を見据えた中長期の要素技術開発や、新規市場を見据えた研究開発を行っております。また、グループ各社から材料解析依頼や、各種技術相談に応じることでグループ研究開発活動の支援も行っております。
②時計事業
シチズン時計㈱では、要素部品の小型化、高性能化により、小型化・薄型のムーブメントを実現し、シチズンブランドの主力商品である光発電エコ・ドライブ電波時計、人工衛星から時刻情報を受信する光発電エコ・ドライブ衛星電波時計のラインアップの強化を推し進めています。
2014年6月に発売開始したダイバーウオッチ「プロマスター エコ・ドライブ アクアランド」は、水深計測機能を70mへ向上、ISO/JIS規格に対応し、レクリエーショナルダイビングをはじめ本格派にも満足できる仕様としました。
高級品ラインとしては、『CAMPANOLA(カンパノラ)』ブランドより、スイス機械式時計メーカー「ラ・ジュー・ペレ社(La Joux-Perret SA)」の自動巻き機械式ムーブメントを搭載したモデルを2014年8月より発売しました。
さらに世界最薄、世界最速受信となる「エコ・ドライブ サテライト ウエーブ F100」を2014年10月より発売し、好評を得ております。
今後も、腕時計としての美しさと精度を追求し、グローバル展開を目指した環境に優しい「エコ・ドライブ」、「エコ・ドライブ電波腕時計」と、マニュファクチュール(自社一貫生産)としての実力を発揮した機械式時計の拡販に向け、表面処理・外装技術、精密加工技術、低消費電力技術、高感度受信技術、高密度実装技術、エネルギー源、通信技術の開発を継続し、「技術と美の融合」を実現していきます。
当事業に係わる研究開発費は2,171百万円であります。
③工作機械事業
シチズンマシナリーミヤノ㈱では、グローバル化による顧客志向の多様化に対応する新たなモノづくりの姿「個の量産」を提唱し、事業を推進しています。
製品ブランドとして、主軸台移動形自動旋盤では「Cincom」と、主軸台固定形自動旋盤では、高精度仕上げ加工の「Ocean Cincom」を統合した「Miyano」の2つの工作機械商品群を展開しています。加えて難削材加工や、自動盤の高効率性を素形材領域において実現する「新・自動盤」シリーズも、新たな商品を追加し拡充しています。
また、当社の革新的な技術とソリューションを表現する「MultiStationMachiningCell」、「LFV technology」、「Ocean technology」の3つの技術ブランドと 、サービスブランド「alkapplysolution」を新たに設定し、2つの製品ブランドとの組み合わせによって各製品の特長をより明確にし、差別化を図りながら、お客様価値の最大化に努めています。
当事業に係わる研究開発費は690百万円であります。
④デバイス事業
シチズン電子㈱では、主にLED、小型スイッチ等電子部品の開発を中心に行っております。
白熱電球の撤廃による省エネ化の推進や水銀撤廃を目指した水俣条約など照明分野における地球環境保護への取り組みは一段と深化しています。また、2020年の東京オリンピック開催による社会インフラの再編などを受け、照明用LEDに対する市場ニーズの広がりは今後更に進むと考えられます。このような市場ニーズを受け、当社では、2011年に「COBシリーズver1」を開発しその後も性能向上品の市場投入を継続しております。当期においては素子などの適用部材の見直しや改良を行う事で性能向上を図り、世界トップクラスの発光効率を実現した「COBシリーズver3」を開発致しました。高効率タイプの製品では、発光効率と光量を維持しつつ、演色性を向上しました。省エネだけでなく「光の質」にも拘った製品開発を行うなど、今後もますます多様化する市場ニーズに対応してまいります。
その他スマートフォン市場や車載市場においてもスイッチやLED製品、バックライトなど当社の小型・薄型技術を生かした製品を開発してまいります。
シチズンセイミツ㈱では、金属部品加工分野で主に自動車部品を中心とした切削加工開発に取り組んでおります。切削加工分野以外では、塑性加工、表面処理といった加工も行っており、金属部品加工分野における拡大に向けた動きを展開しています。これらについては、既に量産を開始しており、生産体制が軌道にのりつつあります。また昨年度からプローブ事業の取り組みを開始しました。今年度に入りこれらに関連する各種開発プロジェクト活動を開始し、金属加工分野の更なる拡大を目指しております。
シチズンファインテックミヨタ㈱では、水晶デバイスとして超小型水晶片の開発を行っております。表示デバイスでは強誘電液晶パネルを使用した高精細電子ビューファインダーの開発および製造技術の開発に取り組んでおり、2013年にリリースし量産を開始したQuad-VGA(0.4インチ・約369万画素相当)より、解像度を1.5倍高めたUXGA(0.5インチ・576万画素相当)を開発しました。さらに、小型720p(0.24インチ・276万画素相当)をビューファインダーやウェアラブル用途向けに開発しました。
このほか燃焼圧センサなどの自動車関連部品、DVDや光通信用のLD及び照明用のLEDに使用される薄膜サブマウントなどの光学関連部品、各種用途向けの小型構造用セラミックス部品などの開発を継続しております。
また、新中期経営計画に沿った研究開発を遂行できるよう開発テーマの選択と集中を行い、事業化促進に向けた体制構築を進めております。
当事業に係わる研究開発費は2,887百万円であります。
⑤電子機器事業
シチズン・システムズ㈱では、業務用プリンター製品及び健康機器製品を中心に開発を行っております。
プリンター関連のうち、POSプリンター、モバイルプリンターなどの小型プリンターは、モバイル端末普及により多様化する使用環境への対応を進めております。ラベルプリンターは、需要が見込まれる新興国での用途に適した開発を進めております。フォトプリンターは、高付加価値製品のシリーズ化と多様化する市場要求に対応した新製品の開発に取り組んでおります。大型ドットプリンターは、使用環境の厳しい中国市場向けに対応した高信頼性機器の開発に取り組んでおります。健康機器関連のうち、主力の体温計、血圧計は基本的機能の向上と操作性改善への取組みに加え、他社にない差別化された製品の実現に向けた開発に取り組んでおります。
当事業に係わる研究開発費は968百万円であります。
⑥その他の事業
シルバー電研㈱では球機用機器の開発を行っております。
当事業に係わる研究開発費は59百万円であります。

事業等のリスク財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E02281] S10057YT)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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