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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1004SL8

有価証券報告書抜粋 スター精密株式会社 研究開発活動 (2015年2月期)


経営上の重要な契約等メニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

当社グループの研究開発体制は、新規事業分野の開拓や全社の技術レベル向上を総合的に行う研究開発部門と、現行の事業品目に直結した製品開発・技術開発を担当する各事業の開発部門から構成されております。
当連結会計年度の主な研究開発の成果は次のとおりであり、研究開発費の総額は19億4千7百万円であります。
(R&Dセンター)
R&Dセンターでは、事業化を目指した新規事業分野の開拓と、各事業の技術支援活動に取り組んでおります。
新規事業分野の開拓は、今後成長が期待される環境発電分野と介護分野への展開を視野に入れ、長年培ってきた小型化技術、電磁誘導技術、音響関連技術を生かしたデバイスに回路やソフトウエアの応用技術を加えた高付加価値製品の開発を目指しております。
当期は、微弱な振動を電力に変換する小型振動発電ユニットにセンサーと無線通信回路を組み合わせた「電池レス無線センサーユニット」を展示会に参考出展し、ワイヤレスセンサーネットワークという新たな市場のマーケティング活動に着手しました。また、大学との共同研究や他企業とのアライアンス強化を行いつつ、独自の技術を活用した小型精密アクチュエーター等、今後成長が期待される新分野の製品開発活動に取り組んでおります。
各事業に対しては、物理化学分析、CAE、新規生産技術導入で技術支援を行うほか、製品品質を確保するための試験や評価等、品質技術面からの支援も行うなど、全社の技術および品質レベル向上を推進する役割を果たしております。
当事業部門に係わる研究開発費の金額は6億7千6百万円であります。
(特機事業)
当期は、従来では実現困難であったWebアプリケーションからBluetooth経由でプリンターへの直接印刷を可能とするソフトウエア「Star WebPRNT Browser」の開発を行い、市場での提供を開始しました。これは、マークアップ言語(HTML/XML)をプリンターコマンドに変換する機能を搭載しており、WebベースのPOSレジアプリケーションなどを設計するユーザーは、スマートフォンやタブレット端末の機種やOSバージョンに依存することなく、マークアップ言語(HTML/XML)をそのまま用いて、印刷部のプログラミングを容易に行うことができます。インターネットにつながっているタブレット端末などがそのままレジシステムとして利用できる革新的なソリューションであり、今後も「Star WebPRNT」をさらに進化させ、Webアプリケーションのメリットを最大限に生かした印字システムを提供してまいります。
また、ネイティブソフトウエア開発環境の提供においても、iPhone、iPad、Android端末に搭載されている最新OSに対応すべく「Star-I/O SDK」(ソフトウエア開発キット)をさらに進化させております。
当事業部門に係わる研究開発費の金額は6億6千3百万円であります。
(工作機械事業)
当期は、ミドルレンジの普及機では、自動車、医療、家電、通信関連等での部品加工をターゲットに「SB-16/20R typeG」および「SB-12R typeG」を開発しました。この製品は、ガイドブッシュ仕様とノンガイドブッシュ仕様の切り替え機能により、ナットやベアリングケース等の全長寸法が短い場合はガイドブッシュ装置を取り外して部品加工を行い、残材を短くすることで材料費の削減が可能です。また、当社独自のスラント型すべり案内面構造の刃物台は機械剛性が高く、安定した精度での連続加工が可能で、高生産性を実現しております。
ミドルレンジの高機能機では、自動車、医療関連等での小径部品加工をターゲットに「SW-12RⅡ」を開発しました。この製品は、直線制御軸8軸、回転制御軸2軸の合計10軸制御で、各々の刃物台を独立制御し、旋削、穴明け、ミリングなどの加工を同時に行うことで、加工時間を最大20%短縮しました。背面加工専用の刃物台には、Y軸制御付き8軸型ユニットを搭載し、背面側での複合加工能力を充実させました。また、正面と背面での効率的な工程分割および同時加工が可能になっています。さらに、当社独自の制御方式であるスターモーションコントロールシステムを搭載することで、制御系統間の切り替え時間や工具交換時間などの非切削時間を徹底的に短縮しました。
ハイエンドクラスでは、医療、航空機、自動車分野での複雑形状部品加工をターゲットに「ST-20」を開発しました。この製品は、メイン加工用の対向8面タレット型刃物台と背面加工専用の8面タレット型刃物台の計3基のタレット型刃物台を搭載しています。また、従来機以上に複雑な形状部品に対応するため、モータ出力、加工能力を向上させたほか、メイン主軸とサブ主軸によるオーバーラップ加工やスターモーションコントロールシステムの改良により、複雑形状部品の高生産性を追求しております。
ソフトウエアの開発では、市場ニーズをくみ取りながら操作性の改善や機能面や安全面での改良を加えるなど、継続的な改良を主体とした開発を行っております。
また、環境対応への取り組みとして、独自のスター環境適合基準を設け、基準を満足した機種には「ECO」マークを貼り付けているほか、使用部品のRoHS対応率向上や、板金部品の粉体塗装化を積極的に推進しております。
当事業部門に係わる研究開発費の金額は6億7百万円であります。

経営上の重要な契約等財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E02302] S1004SL8)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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