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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1004SL8

有価証券報告書抜粋 スター精密株式会社 業績等の概要 (2015年2月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績
当連結会計年度における経済情勢は、米国経済は、個人消費が底堅く推移するなど総じて景気回復が続きました。欧州においては、国ごとにばらつきはあるものの景気は緩やかながら回復傾向にありました。アジアにおいては、中国で景気が減速気味に推移したほか東南アジアでは景気は鈍化傾向となりました。一方、わが国経済は、消費税増税に伴う駆け込み需要の反動減から持ち直しつつあるものの、その動きは緩慢なものにとどまりました。
当社グループの主要関連市場におきましては、工作機械市場では、国内、海外ともに需要は前期を上回る水準で推移しました。特機事業におけるPOS関連市場では、米国と国内を中心に需要は好調に推移しました。精密部品に関連する市場では、腕時計関連が、完成品およびムーブメントともに需要は好調に推移したほか、自動車関連などの需要も増加しました。
なお、当連結会計年度における為替レートは、米ドルおよびユーロともに前期に比べ円安水準で推移しました。
このような状況のなか、当社グループでは、工作機械を中心に全事業で販売が大幅に増加したことに加え、円安の効果もあり、当連結会計年度の売上高は509億5千7百万円(前期比17.2%増)となりました。利益につきましては、営業利益は54億7千6百万円(同110.1%増)、経常利益は61億5千万円(同91.1%増)、当期純利益は46億9千5百万円(同310.7%増)と大幅な増益となりました。
セグメントの業績は、次のとおりであります。

(特機事業)
小型プリンターでは、米国および国内市場は、スマートフォンやタブレット端末を利用した決済システム(モバイルPOS)向けなどで販売が好調に推移し、欧州市場も緩やかな景気回復傾向のなか売上は増加しました。また、アジア市場は、中国でドットインパクト製品の販売が伸びるなど、全地域において売上は増加しました。
以上の結果、当事業の売上高は115億5千5百万円(前期比22.2%増)、営業利益は17億3千9百万円(同78.2%増)と大幅な増収増益となりました。
(工作機械事業)
CNC自動旋盤では、欧州市場は、受注の回復傾向が続くなか自動車関連などの販売が好調で売上は大幅に増加しましたが、米国市場は、主力の医療関連の販売の回復が遅れたことから、売上は前期並みにとどまりました。アジア市場は、東アジアを中心に自動車、通信、医療関連の販売が好調に推移し、売上は大幅に増加しました。国内市場は、自動車関連を中心に販売が好調に推移し、売上は大幅に増加しました。
以上の結果、当事業の売上高は345億7千8百万円(前期比28.2%増)、営業利益は53億9千8百万円(同50.1%増)と大幅な増収増益となりました。
なお、タイの生産拠点は、昨年6月までに部品加工から最終組立までの一貫生産体制が整いました。
(精密部品事業)
時計部品は、腕時計メーカーの販売好調を受け、売上は大幅に増加しました。非時計部品は、海外において自動車関連部品や医療関連部品などの販売が堅調に推移したため、売上は増加しました。
以上の結果、当事業の売上高は48億2千4百万円(前期比24.0%増)、営業利益は6億9千2百万円(同394.2%増)と大幅な増収増益となりました。

(2)キャッシュ・フローの状況
当期末の現金及び現金同等物の残高は、営業活動による収入が43億2千6百万円となりましたが、投資活動では25億円の支出、財務活動では15億6千8百万円の支出となり、これらに現金及び現金同等物に係る換算差額を加え、前期末に比べ12億3千2百万円増加の153億1千3百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動では、税金等調整前当期純利益や減価償却費などにより、たな卸資産の増加などがあったものの、43億2千6百万円の収入(前期は25億9千6百万円の収入)となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動では、有形固定資産の取得による支出などにより、25億円の支出(前期は24億5千5百万円の支出)となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動では、配当金の支払いなどにより、15億6千8百万円の支出(前期は13億9千4百万円の支出)となりました。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


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