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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1005103

有価証券報告書抜粋 株式会社ジェイ・エム・エス(称号 株式会社 JMS) 業績等の概要 (2015年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1) 業績

当社グループを取り巻く環境は、海外においては、新興国を中心に医療市場の成長が続き、現地及び各国メーカーによる競争も激化しています。また、国内においては、医薬品医療機器等法が制定され、異業種からの新規市場参入が加速するとともに医療機器に対する安全性や品質等への要求が一層強まる一方で、少子高齢化の進展、国家財政及び医療保険財政の深刻化を背景に、薬価・材料価格を引き下げ、医療費全体の伸びを抑える医療政策が継続しています。
このような環境の中、当社グループは、「かけがえのない生命のために」という創業精神に基づき、「医療の安全」、「医療の効率化」、「再生医療」、「医療を必要とする方のQOL(クオリティ・オブ・ライフ)の向上」というテーマに、販売品目を4つのシステム群に分類し、輸液輸血群及び一般用品群では、医療の安全に貢献する輸液及び経腸栄養関連製品を、透析群では、医療の効率化に資する血液透析及び腹膜透析の両分野の製品を、循環器群では、膜型人工肺、人工心肺回路等の高付加価値製品を中心に、製品の開発・生産・販売を進め収益拡大に努めて参りました。
以上の結果、当連結会計年度の売上高は、円安による為替換算の影響も加わり、前連結会計年度に比べ15億40百万円増加の554億1百万円(前連結会計年度比2.9%増)となりました。
利益につきましては、増産対応のための自動化設備の増設等に伴う償却負担に加え、円安に伴う仕入コストの上昇等により、営業利益は3億78百万円(前連結会計年度比57.9%減)となりました。また、為替差損を計上したことにより、経常利益は3億73百万円(前連結会計年度比68.6%減)となり、投資有価証券売却益や税金費用等を加減した結果、当期純利益は1億39百万円(前連結会計年度比32.9%減)となりました。

セグメントの業績を示すと、次のとおりであります。
①日本
海外向けの個人用血液透析装置の販売が増加したものの、国内においては、消費税増税前の駆け込み需要の反動や償還価格引下げの影響を受け、売上高は404億12百万円(前連結会計年度比1.6%減)となりました。また、セグメント利益については、減収の影響に加え、円安による輸入金額の増加等により1億5百万円(前連結会計年度比88.7%減)となりました。

②東南アジア
欧米向けのAVF針(血液透析用針)の販売が増加したため、売上高は187億66百万円(前連結会計年度比12.2%増)となりました。また、セグメント利益については、労務費の増加があるものの、増収の効果により黒字となり、前連結会計年度に比べ3億67百万円増加の63百万円となりました。

③中国
欧米向け及び中国国内向けのAVF針の販売が引き続き伸長したため、売上高は38億96百万円(前連結会計年度比3.3%増)となりました。また、セグメント利益については、増収の効果により31百万円(前連結会計年度比56.1%増)となりました。

④ドイツ
EU圏におけるAVF針の販売が好調に推移したため、売上高は33億98百万円(前連結会計年度比12.1%増)となりました。また、セグメント利益については、増収の効果に加え、為替による円建ての仕入金額減少により3億73百万円(前連結会計年度比12.9%増)となりました。


⑤アメリカ
中南米向けの血液バッグの販売が減少したものの、円貨換算額の増加により売上高は28億30百万円(前連結会計年度比4.6%増)となりました。また、セグメント損益については、貸倒引当金繰入額の計上や前年同期における所有株式の配当金受取が当連結会計年度になかったため、前連結会計年度に比べ1億92百万円減少の3百万円の損失となりました。

⑥その他
売上高は18億43百万円(前連結会計年度比14.4%増)、セグメント損益は前連結会計年度に比べ81百万円減少の17百万円の損失となりました。

なお、上記の金額には消費税等は含まれておりません。

(2) キャッシュ・フローの状況

キャッシュ・フローの状況につきましては、現金及び現金同等物(以下「資金」という)の当連結会計年度末残高は47億9百万円となり、前連結会計年度末に比べ27億13百万円(136.0%)増加しました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次の通りであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動により得られた資金は、前連結会計年度に比べ16億95百万円増加の29億1百万円となりました。この主な要因は、売上債権の減少によるものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動により支出した資金は、前連結会計年度に比べ8億95百万円減少の38億56百万円となりました。この主な要因は、有形固定資産の取得にかかる支出の減少によるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動により得られた資金は、前連結会計年度に比べ22億64百万円増加の34億84百万円となりました。この主な要因は、長期借入金の増加によるものであります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E02303] S1005103)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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