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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1006032

有価証券報告書抜粋 プレシジョン・システム・サイエンス株式会社 財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (2015年6月期)


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当社グループの当連結会計年度の財政状態及び経営成績の分析・検討内容は、原則として連結財務諸表に基づいて分析した内容であります。
なお、文中の将来に関する事項は、有価証券報告書提出日(2015年9月29日)現在において当社グループが判断したものであります。
(1)重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して作成しております。その作成には、経営者による資産・負債及び収益・費用の報告金額及び開示に影響を与える見積りを必要とします。経営者はこれらの見積りについて、過去の実績等を勘案し、合理的に判断しておりますが、実際の結果は見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。
なお、当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1.連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載のとおりであります。

(2)当連結会計年度の経営成績の分析
① 概要
当連結会計年度は、売上高5,143百万円(前期比31.2%増)、営業損失△320百万円(前連結会計年度は営業損失△891百万円)、経常損失△172百万円(前連結会計年度は経常損失△826百万円)、当期純損失△215百万円(前年同期は当期純利益611百万円)となりました。
② 売上高
DNA自動抽出装置を中心とした既存装置に関しては、キアゲングループ及びナノストリング社向けの販売が好調に推移いたしました。また、アボットグループ向けの新規OEM製品である臨床診断用の検体前処理装置も順調に立ち上がり、エリテックグループからは全自動遺伝子診断装置「geneLEAD(ジーンリード)ⅩⅡ」のOEM契約の締結に伴い、手数料の獲得に成功いたしました。こういった事業活動の結果、売上高5,143百万円(前期比31.2%増)となりました。
③ 売上原価・売上総利益
売上総利益率は、手数料収入を含めた売上増などの影響から、前期比では3.2ポイントの改善となりました。売上原価は3,316百万円(前期比24.9%増)、売上総利益は1,827百万円(前期比44.2%増)となりました。
④ 販売費及び一般管理費
製品化の最終局面を迎えている「geneLEAD ⅩⅡ」の開発費を中心として、前期に引き続き高水準の研究開発投資となりました。その他の経費も、概ね前期並みであったことから、販売費及び一般管理費は2,147百万円(前期比0.5%減)となりました。
⑤ 営業外収益・営業外費用
営業外損益では、為替差益51百万円と助成金収入97百万円などの営業外収益164百万円(前期比99.9%増)を計上した一方、営業外費用15百万円(前期比8.0%減)を計上いたしました。
⑥ 営業損益・経常損益
上記の結果、営業損失△320百万円(前連結会計年度は営業損失△891百万円)、経常損失△172百万円(前連結会計年度は経常損失△826百万円)となりました。
⑦ 当期純損益
少数株主損益や税金等を費用計上し、当期純損失△215百万円(前連結会計年度は当期純利益611百万円)となりました。前連結会計年度においては、多額の投資有価証券売却益を計上しておりました。
なお、1株当たり当期純損失金額は△11.79円(前連結会計年度は1株当たり当期純利益金額33.53円)となりました。

(3)経営成績に重要な影響を与える要因について
当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因については、「第2 事業の状況 4.事業等のリスク」に記載のとおりであります。

(4)経営戦略の現状と見通し
① 会社の経営の基本方針
21世紀のキーテクノロジーとして期待されるバイオテクノロジーは、分子生物学及び先端医療の進歩促進をはじめ、高齢化社会問題、環境・食料問題、エネルギー問題など、様々な問題の解決に重要な役割を果たすものです。当社グループは、「バイオ産業のトータル・システム・インテグレータとして、人類の健康と幸福に貢献していく」ことを企業理念にかかげ、世界のバイオ産業の発展に寄与することを通じて、自らも中長期的な発展・成長を実現し、株主、取引先、従業員等のステークホルダーに貢献していきたいと考えております。
② 目標とする経営指標
2015年8月14日に公表した中期事業計画に従い、2018年6月期を最終年度として、売上高7,920百万円、営業利益910百万円、経常利益895百万円、当期純利益720百万円を達成することを目指します。
③ 中長期的な会社の経営戦略と対処すべき課題
当社グループの中長期的な会社の経営戦略と対処すべき課題については、「第2 事業の状況 3.対処すべき課題」に記載のとおりであります。

(5)当連結会計年度の財政状態の分析
① 資産
当連結会計年度末の資産合計は6,454百万円となり、前連結会計年度末に比べ844百万円の減少となりました。配当金や未払法人税を支払った影響などから、現金及び預金が1,304百万円減少した他、受取手形及び売掛金が112百万円増加、たな卸資産が259百万円増加、その他流動資産が204百万円増加いたしました。また、減価償却などにより、有形固定資産が131百万円減少いたしました。
② 負債
当連結会計年度末の負債合計は2,419百万円となり、前連結会計年度末に比べて554百万円の減少となりました。未払法人税等が654百万円減少した他、短期借入金が370百万円増加、1年内返済予定の長期借入金が126百万円減少、その他流動負債が179百万円減少、長期借入金が70百万円増加いたしました。
③ 純資産
当連結会計年度末の純資産合計は4,035百万円となり、前連結会計年度末に比べて289百万円の減少となりました。当期純損失△215百万円の発生と期末配当136百万円の実施により、利益剰余金が352百万円減少いたしました。

(6) キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの状況につきましては、「第2 事業の状況 1.業績等の概要 (2) キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
なお、キャッシュ・フロー関連指標の推移は、以下のとおりであります。
2011年6月期2012年6月期2013年6月期2014年6月期2015年6月期
(当連結会計年度)
自己資本比率(%)58.853.642.955.157.3
時価ベースの自己資本比率(%)87.860.7205.6170.5259.9
キャッシュ・フロー対有利子負債比率(年)-----
インタレスト・カバレッジ・レシオ
(倍)
-----
自己資本比率:自己資本/総資産
時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産
キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/キャッシュ・フロー
インタレスト・カバレッジ・レシオ:キャッシュ・フロー/利払い
(注)1.株式時価総額は、期末株価終値×期末発行済株式数により算出しております。
2.キャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローを利用しております。
3.有利子負債は、貸借対照表に計上されている負債のうち、利子を支払っている全ての負債を対象としております。
4.利払いは、キャッシュ・フロー計算書の利息の支払額を利用しております。
5.2011年6月期、2012年6月期、2013年6月期、2014年6月期及び2015年6月期のキャッシュ・フロー対有利子負債比率及びインタレスト・カバレッジ・レシオについては、営業キャッシュ・フローがマイナスであるため記載しておりません。

研究開発活動株式の総数等


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E02338] S1006032)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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