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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1005HS4

有価証券報告書抜粋 インスペック株式会社 業績等の概要 (2015年4月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績
当連結会計年度における世界経済は、米国では消費や設備投資の増加により景気は拡大基調が続いており、欧州で
は、英国やドイツで回復傾向はみられるものの、景気低迷が続いております。中国では、成長が鈍化しているものの
景気は底堅く推移しており、新興国では現地通貨の下落など、景気低迷が続いておりますが、世界経済全体では総じ
て穏やかな回復基調が続きました。わが国経済では、個人消費が消費増税後の落ち込みから持ち直し、企業業績や雇
用環境が改善し、設備投資の増加など景気は堅調に推移いたしました。
当社が属する半導体関連業界におきましては、先進国から新興国まで普及が拡大しているスマートフォン関連デバ
イスの生産が拡大を続けていることに加え、ウェアラブル機器の普及などを背景に、小型で高密度を要求される精密
プリント基板の需要が拡大しております。これらの精密プリント基板は、品質保証のため出荷前に全数の最終外観検
査を行っていますが、高精度化と生産量の拡大で目視検査では対応が難しくなっており、AVI(自動最終外観検査
装置)を導入する企業が増加し、当社の売上増加につながっております。この傾向は今後も継続するものと予想して
おります。一方、有力な国内メーカーでは、最先端の半導体デバイスに対応した次世代の半導体パッケージの開発に
取り組んでおり、これらの超精密パッケージ基板の検査に対応した最先端のAOI(プリント基板のパターン検査装
置)のニーズが増加しております。これに対して当社ではいち早く最先端のスペックを持つAOIの開発を進め、す
でに納入実績を重ねてきており、当社の売上増加に寄与しております。この最先端AOIのスペックは、現在当社の
み対応可能となっており、引き続きユーザーのロードマップに対応した製品開発を進めて、この分野のトップシェア
を維持し、ユーザーとの信頼関係の強化に努めてまいります。
このような経営環境のもと、当社は既存事業の深耕と拡充に努めるとともに、今まで培ってきたコア技術をベース
とし、協業によるシナジーで新たな技術・新たな製品を生み出し、異分野も含めた新しい市場をグローバルマーケ
ットに求め、将来に渡る持続的な成長と強固な経営体質を実現するため、スイス・ジュネーブにあるFirst EIE SAを
株式取得により子会社化し、テラ株式会社を設立して、新たな事業分野への参画を果たしました。
なお、テラ株式会社は当連結会計年度が設立初年度であり、本格的な事業活動は第3四半期以降であったため、当
連結会計年度の経営成績に与える影響は軽微であり、一方、First EIE SAはみなし取得日を2015年3月31日として
いることから、貸借対照表のみを連結しているため、当連結会計年度の経営成績には含まれておりません。
売上高につきましては、前事業年度に引き続き、国内のユーザーが積極的に投資に取り組んでおり、国内向け主力
製品の基板AOI及び基板AVIは好調に推移しました。一方、海外向けについては、台湾市場をターゲットに受注
活動に注力しましたが、当初の計画が達成できず、当社個別では大幅に増収となったものの、当初計画を若干下回り
ました。
利益面につきましては、売上高増加に伴う売上総利益の絶対額を確保し、徹底した経費の見直し・削減に努めるこ
とで当社個別では増益となり、当初計画を上回りました。
この結果、売上高16億8百万円、営業利益1億6百万円、経常利益93百万円となり、当期純利益は93百万円となり
ました。



(2)キャッシュ・フロー
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、287百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果使用した資金は104百万円となりました。収入は主に、税金等調整前当期純利益93百万円、支出は主
に、売上債権の増加額235百万円及び仕入債務の減少額58百万円であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は492百万円となりました。これは主に、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得に
よる支出422百万円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果獲得した資金は516百万円となりました。これは、長期借入金の借入による収入650百万円と長
期借入金の返済による支出133百万円によるものであります。
なお、当社グループでは、当期が連結初年度であるため、前期は連結キャッシュ・フロー計算書を作成しておりま
せんので、前期との比較は行っておりません。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E02356] S1005HS4)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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