シェア: facebook でシェア twitter でシェア google+ でシェア

有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1006V7Z

有価証券報告書抜粋 象印マホービン株式会社 業績等の概要 (2015年11月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1) 業績

当連結会計年度におけるわが国経済は、積極的な経済政策や金融政策を背景に企業収益が改善傾向となり、個人消費についても持ち直しの兆しが見られるなど緩やかな回復傾向で推移し、外国人観光客の増加による消費の底上げも見られました。しかしながら、世界経済の減速が景気を押し下げるリスクとなるなど、依然として先行き不透明な状況で推移いたしました。
このような経営環境の中で、当社グループは、中期3ヵ年計画『ZOJIRUSHI NEXT PLAN』の最終年度を迎え、過去2年間で未達成の重点課題の解決に向けて取り組んでまいりました。
まず、ステンレスマホービンの世界的な需要増加に対応するため、タイの関連会社において生産能力増強の準備を進めました。また、圧力IH炊飯ジャーや圧力IHなべの販売店向け勉強会や店頭での実演販売を中心とするキャンペーンを実施するなど、商品販売の拡大に努めました。加えて、新規商品の開発体制を強化することを目的に組織改正を実施いたしました。その他、国内外においてCS体制を強化するなど顧客満足度を高めるための施策を行いました。
中国の販売子会社である「上海象印家用電器有限公司」において、北京に続いて成都に営業所を開設するなど販売体制の充実をはかるとともに象印ブランドの更なる認知度向上のための取り組みを推進いたしました。また、タイに設立いたしました販売子会社「ZOJIRUSHI SE ASIA CORPORATION LTD.」を拠点として、東南アジアにおける販売チャネル・販売店舗の開拓を強化いたしました。
新製品としては、部屋全体の空気を循環させながら衣類を乾燥させる衣類乾燥除湿機や予熱の手間なく本格オーブン料理ができるマルチコンベクションオーブン、豆の挽きからドリップまですべて自動で行うコーヒーメーカー、高い保冷・保温力を発揮するマホービン構造のステンレスタンブラーなどを発売いたしました。
その結果、当連結会計年度の売上高は国内外において炊飯ジャーやステンレスマホービンの売上が好調に推移したことに加えて、為替の影響による海外売上高の円換算額の増加、訪日外国人のインバウンド需要もあり、897億96百万円と前連結会計年度比16.9%増となりました。利益につきましては、売上高の増加に加え、海外での販売好調に伴う海外売上高比率の上昇や国内における炊飯ジャー全体の採算の改善などによる売上総利益率の向上もあり、営業利益は101億71百万円と前連結会計年度比73.0%増となりました。経常利益は109億16百万円と前連結会計年度比59.3%増となり、当期純利益は63億14百万円と前連結会計年度比67.9%増となりました。

製品区分別の業績は次のとおりであります。

① 調理家電製品
炊飯ジャーが国内および中国、北米において売上が増加したことに加えて、インバウンド需要もあり好調に推移いたしました。また、電気ポットも国内や台湾、中国を中心に売上が増加いたしました。その結果、調理家電製品の売上高は612億40百万円と前連結会計年度比14.6%増となりました。
国内においては、圧力IH炊飯ジャーやマイコン炊飯ジャーが新製品を投入した効果もあり好調に推移いたしました。なかでも3合炊きサイズが少人数世帯の増加傾向もあり売上を伸ばしました。また、免税店向けの炊飯ジャーの販売も売上増加に寄与いたしました。電気ポットは省エネタイプのVE電気まほうびんの売上が増加いたしました。電気調理器具ではホットプレートやコーヒーメーカーの売上増加や昨年新規投入した圧力IHなべの売上への寄与もあり、ほぼ前年並みの売上を確保いたしました。海外においては、中国市場では炊飯ジャーキャンペーンなどの店頭イベントを積極的に展開したこともあり圧力IH炊飯ジャーを中心に好調に推移し、電気ポットも売上が増加いたしました。北米市場においてはマイコン炊飯ジャーの売上が伸長し、台湾市場でも電気ポットが前年実績を上回りました。

② リビング製品
ステンレスマホービンが国内および中国、北米において売上が増加したことに加えて、インバウンド需要もあり好調に推移いたしました。その結果、リビング製品の売上高は231億98百万円と前連結会計年度比25.6%増となりました。
国内においては、ステンレスマグが好調に推移し、保冷専用のステンレスクールボトルも新製品投入や需要期である夏場に店頭キャンペーンを展開した効果もあり売上が増加いたしました。ステンレスフードジャーは健康志向の高まりや更なる需要喚起のためレシピ提案を強化したこともあり前年実績を上回りました。海外においては、中国市場では販売数量が増加したステンレスポットやステンレスマグが好調に推移いたしました。北米市場においては、ステンレスマグの売上が増加し、台湾市場でも環境保護マーク取得モデルのステンレスフードジャーを中心に前年実績を上回りました。

③ 生活家電製品
加湿器は新製品の投入効果や簡単にお手入れできることが支持を得て好調に推移し、マットとホースを使わないふとん乾燥機は市場の拡大もあり前年実績を上回りました。加えて、新規投入した衣類乾燥除湿機の売上への寄与もありました。その結果、生活家電製品の売上高は37億44百万円と前連結会計年度比5.6%増となりました。

④ その他製品
グループ会社である「象印ラコルト株式会社」による玄米保冷庫事業が好調に推移し、その他製品の売上高は16億12百万円と前連結会計年度比18.2%増となりました。


所在地別の業績は次のとおりであります。
①日本
炊飯ジャーやステンレスマグの販売が好調に推移したことにより、売上高は643億21百万円(前連結会計年度比10.3%増)となりました。営業利益は69億97百万円(前連結会計年度比96.2%増)となりました。

②アジア
炊飯ジャーやステンレスフードジャーなどの販売が好調に推移したことにより、売上高は189億14百万円(前連結会計年度比42.4%増)、営業利益は30億51百万円(前連結会計年度比59.2%増)となりました。

③北米
炊飯ジャーやステンレスマグの販売が好調に推移したことにより、売上高は65億60百万円(前連結会計年度比25.9%増)となりました。営業利益は5億78百万円(前連結会計年度比102.2%増)となりました。


(参考情報)

・所在地別業績

当連結会計年度(自 2014年11月21日 至 2015年11月20日)
(単位:百万円)
日本アジア北米その他合計
売上高
外部顧客への売上高64,32118,9146,56089,796-89,796
所在地間の内部売上高
又は振替高
14,6407,047021,688(21,688)-
78,96225,9616,561111,485(21,688)89,796
営業利益6,9973,05157810,626(455)10,171


・海外売上高

当連結会計年度(自 2014年11月21日 至 2015年11月20日)

アジア北米欧州中近東その他
Ⅰ 海外売上高(百万円)20,1796,50611547310227,376
Ⅱ 連結売上高(百万円)89,796
Ⅲ 連結売上高に占める
海外売上高の割合(%)
22.5%7.2%0.1%0.5%0.1%30.5%


(2) キャッシュ・フローの状況

当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ56億81百万円増加し、210億18百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は、前連結会計年度に比べ3億27百万円増加し、67億2百万円となりました。これは主にたな卸資産の増加26億86百万円、法人税等の支払額29億74百万円により資金が減少したものの、税金等調整前当期純利益103億82百万円、仕入債務の増加15億6百万円により資金が増加したことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、前連結会計年度に比べ14億33百万円減少し、5億30百万円となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出12億65百万円により資金が減少したものの、定期預金の払戻による収入12億24百万円により資金が増加したものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は、前連結会計年度に比べ1億3百万円増加し、8億24百万円となりました。これは主に配当金の支払い9億45百万円により資金が減少したことによるものであります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E02395] S1006V7Z)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。