有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10057SV
ニチハ株式会社 研究開発活動 (2015年3月期)
経営上の重要な契約等メニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析
当社グループは、「素晴らしい人間環境づくり」のスローガンのもと、循環型社会の実現に貢献する創造開発型企業として、新しい建築材料の可能性を探る基礎研究から高品質・低コストを両立するための生産技術、さらには施工技術の開発に至るまで、時代を先取りする新商品の開発を目指して研究開発活動を行っております。
当社グループにおける研究開発活動は、主として当社並びに子会社(株)チューオー及び子会社(株)FPコーポレーションが行っております。
当連結会計年度には、当社は中期経営計画の目標である「世界で通用する建物の壁材専業メーカー」を目指し、商品構成の充実を図るとともに、従来にない新タイプの外装材を追求する開発にも積極的に取り組みました。(株)チューオーにおいては金属を素材とする壁と屋根の外装材の総合メーカーを目指して、また、(株)FPコーポレーションにおいては生産技術面を主体として、それぞれ活発な研究開発活動を展開しております。
なお、当連結会計年度末現在の研究開発人員は159名、当連結会計年度の研究開発費は20億30百万円であります。
当連結会計年度におけるセグメント別の研究開発活動の状況及び研究開発費は次のとおりであります。
(1) 外装材事業
窯業系外装材については、これまで継続してきた環境負荷軽減と住宅性能のさらなる向上に係る活動に加え、建物の長寿命化の推進と工期短縮に繋がる省力化を重要課題と位置づけ、様々なテーマに取り組みました。
2014年7月に発売した新世代外装材「Fu-ge(フュージェ)」は、超高耐候塗料を使用した「プラチナコート」仕様を先行採用するとともに、上下左右の外壁材の接合部にシーリング目地が入らない「四方合決り施工」と新工法の「ドライジョイント工法」を特長とし、これまでにないハイスペックに加え、大幅なメンテナンスコスト削減を期待できる高付加価値商品であります。
さらに、2015年1月に超高耐候塗装「プラチナコート」仕様について16mm厚以上商品の61柄に幅広く採用を広げ、新たに15年保証仕様を開発し、再デビューした超高耐候シーリング「プラチナシール」と組み合わせ、従来品と比較して驚異的なロングメンテナンス化を実現いたしました。「Fu-ge(フュージェ)」については、その機能性及び意匠性が高く評価され、一昨年の「キャスティングウッド」、昨年の「オフセットサイディング」に引き続き、3年連続でグッドデザイン賞を受賞いたしました。
また、14mm厚商品については2015年1月以降、全商品を防汚仕様に一本化し、住宅性能のさらなる向上に貢献すべく、普及品カテゴリー全体のスペックをアップさせました。さらには現状の外壁材施工に係る工程について、細部にまでこだわって再検証し、省施工化と外観意匠向上をコンセプトにニチハ純正付属部材を一新し、純正部材を使用することで施工時間短縮に寄与する新商品を2015年度に順次発売予定であります。
その他、市場ニーズの高級化・多様化に合わせ、今年度も様々な商品を発売いたしました。まず、2014年7月に押出し成型のモエンS16mm厚商品にて、商業施設や店舗等の不燃材指定物件をターゲットに、フラット柄・木目柄・石積柄の3柄を発売いたしました。2014年10月には準耐火60分対応のモエンエクセラードの新シリーズ「グランスペック60」を発売し、高い意匠性を必要とする高級住宅から今後需要が見込める木造3階建校舎など、耐火4等級が求められる非住宅市場において幅広く対応できる商品構成といたしました。また、鉄骨造向けにモエンエクセラードとセンチュリー耐火野地板を組み合わせた外壁1時間耐火構造を新たに開発いたしました。従来のモエン耐火構造で認められていなかった内装用鋼製下地材の使用と外壁下地材としてのセンチュリー耐火野地板の使用を可能としたことで、大手建設会社などが手がける非住宅大型物件での市場ニーズに対応いたしました。
一方、金属系外装材については、FB型の新商品として凹凸感のある細石積調のサイディングを発売いたしました。艶消しの質感が外観を包み込むデザインとし、戸建の新築はもとよりリフォーム市場への拡販を狙い、ラインアップの拡大を図りました。また、2枚梱包対応商品を5品種から11品種に拡充し、お客様目線に合わせた少ロット対応により現場でのロスを少なくしました。
以上の外装材事業に係る研究開発費は19億95百万円であります。
(2) その他
当社グループは、その他の事業においても研究開発に積極的に取り組んでおります。FP事業においては、ニチハ断熱パネル「パネルα」の30mmと60mm厚品について、昨年新たに防火構造外壁の認定を取得し、幅広く新築物件に対応できるだけでなく、大規模なリフォーム物件にも提案可能な商品となりました。
以上のその他に係る研究開発費は34百万円であります。
当社グループにおける研究開発活動は、主として当社並びに子会社(株)チューオー及び子会社(株)FPコーポレーションが行っております。
当連結会計年度には、当社は中期経営計画の目標である「世界で通用する建物の壁材専業メーカー」を目指し、商品構成の充実を図るとともに、従来にない新タイプの外装材を追求する開発にも積極的に取り組みました。(株)チューオーにおいては金属を素材とする壁と屋根の外装材の総合メーカーを目指して、また、(株)FPコーポレーションにおいては生産技術面を主体として、それぞれ活発な研究開発活動を展開しております。
なお、当連結会計年度末現在の研究開発人員は159名、当連結会計年度の研究開発費は20億30百万円であります。
当連結会計年度におけるセグメント別の研究開発活動の状況及び研究開発費は次のとおりであります。
(1) 外装材事業
窯業系外装材については、これまで継続してきた環境負荷軽減と住宅性能のさらなる向上に係る活動に加え、建物の長寿命化の推進と工期短縮に繋がる省力化を重要課題と位置づけ、様々なテーマに取り組みました。
2014年7月に発売した新世代外装材「Fu-ge(フュージェ)」は、超高耐候塗料を使用した「プラチナコート」仕様を先行採用するとともに、上下左右の外壁材の接合部にシーリング目地が入らない「四方合決り施工」と新工法の「ドライジョイント工法」を特長とし、これまでにないハイスペックに加え、大幅なメンテナンスコスト削減を期待できる高付加価値商品であります。
さらに、2015年1月に超高耐候塗装「プラチナコート」仕様について16mm厚以上商品の61柄に幅広く採用を広げ、新たに15年保証仕様を開発し、再デビューした超高耐候シーリング「プラチナシール」と組み合わせ、従来品と比較して驚異的なロングメンテナンス化を実現いたしました。「Fu-ge(フュージェ)」については、その機能性及び意匠性が高く評価され、一昨年の「キャスティングウッド」、昨年の「オフセットサイディング」に引き続き、3年連続でグッドデザイン賞を受賞いたしました。
また、14mm厚商品については2015年1月以降、全商品を防汚仕様に一本化し、住宅性能のさらなる向上に貢献すべく、普及品カテゴリー全体のスペックをアップさせました。さらには現状の外壁材施工に係る工程について、細部にまでこだわって再検証し、省施工化と外観意匠向上をコンセプトにニチハ純正付属部材を一新し、純正部材を使用することで施工時間短縮に寄与する新商品を2015年度に順次発売予定であります。
その他、市場ニーズの高級化・多様化に合わせ、今年度も様々な商品を発売いたしました。まず、2014年7月に押出し成型のモエンS16mm厚商品にて、商業施設や店舗等の不燃材指定物件をターゲットに、フラット柄・木目柄・石積柄の3柄を発売いたしました。2014年10月には準耐火60分対応のモエンエクセラードの新シリーズ「グランスペック60」を発売し、高い意匠性を必要とする高級住宅から今後需要が見込める木造3階建校舎など、耐火4等級が求められる非住宅市場において幅広く対応できる商品構成といたしました。また、鉄骨造向けにモエンエクセラードとセンチュリー耐火野地板を組み合わせた外壁1時間耐火構造を新たに開発いたしました。従来のモエン耐火構造で認められていなかった内装用鋼製下地材の使用と外壁下地材としてのセンチュリー耐火野地板の使用を可能としたことで、大手建設会社などが手がける非住宅大型物件での市場ニーズに対応いたしました。
一方、金属系外装材については、FB型の新商品として凹凸感のある細石積調のサイディングを発売いたしました。艶消しの質感が外観を包み込むデザインとし、戸建の新築はもとよりリフォーム市場への拡販を狙い、ラインアップの拡大を図りました。また、2枚梱包対応商品を5品種から11品種に拡充し、お客様目線に合わせた少ロット対応により現場でのロスを少なくしました。
以上の外装材事業に係る研究開発費は19億95百万円であります。
(2) その他
当社グループは、その他の事業においても研究開発に積極的に取り組んでおります。FP事業においては、ニチハ断熱パネル「パネルα」の30mmと60mm厚品について、昨年新たに防火構造外壁の認定を取得し、幅広く新築物件に対応できるだけでなく、大規模なリフォーム物件にも提案可能な商品となりました。
以上のその他に係る研究開発費は34百万円であります。
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ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。
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