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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10055PO

有価証券報告書抜粋 タカノ株式会社 業績等の概要 (2015年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1) 業績
当連結会計年度におけるわが国経済は、政府等による経済・金融政策を背景に、株価の堅調な推移や企業収益の改善が見られ、また、雇用情勢の改善により個人消費も底堅い動きとなるなど、景気は緩やかな回復基調で推移いたしました。
当社グループの主力製品が関係するオフィス家具業界におきましては、企業収益の改善および主に首都圏における大規模ビル竣工にともなうオフィス床面積の拡大を背景にオフィス家具需要は増加傾向に推移いたしました。
また、当社グループのもう一つの主力製品である検査計測装置に関連する液晶をはじめとするFPD(フラット・パネル・ディスプレイ)製造装置業界におきましては、高精細パネル需要の拡大および活発な中国液晶パネルメーカーにおける設備投資を受け、需要は堅調に推移いたしました。
このような環境のもとで、当社グループは中期経営計画「Grow up 63」の達成に向け、計画の2年目にあたる当年度は、計画の基本方針である「中期的な事業の成長を確保するため、新しい分野に対する『攻め』を徹底的に行う」を推進すべく、引き続き、重点的かつ積極的な経営資源の投入により、成長施策を推進してまいりました。
具体的には、医療関連分野向け新製品の開発および生産立ち上げに注力するとともに、生産性向上および合理化推進のための活動を推進してまいりました。
その結果、住生活関連機器事業オフィス用椅子の販売の増加および検査計測機器の販売の回復により、当連結会計年度の売上高は18,378百万円で、前連結会計年度比2,874百万円、18.5%の大幅な増収となりました。
また、利益面につきましては、資材価格の上昇、検査計測装置販売価格の低下等の影響はあったものの、積極的な合理化の推進、販売拡大による粗利益率の改善等により、営業利益280百万円(前連結会計年度は営業損失219百万円)、経常利益453百万円(前連結会計年度は経常損失99百万円)、当期純利益339百万円(前連結会計年度は当期純損失218百万円)となりました。
セグメント別の業績は次のとおりであります。
当連結会計年度より、従来「その他」の区分に含まれていた「機械・工具」にかかる事業について、その量的重要性が増したため、新たに報告セグメント「機械・工具」の区分として記載しております。
なお、前連結会計年度のセグメント情報については、当連結会計年度の区分に基づき作成したものを開示しております。
(住生活関連機器)
当セグメントは、当社、連結子会社上海鷹野商貿有限公司で構成され、主にオフィス用、福祉・医療施設用の椅子等の製造販売を行っております。
当セグメントにつきましては、国内および中国オフィス市場向け新製品開発および新製品の生産立ち上げに積極的に取り組むとともに、引き続き、中国製造委託体制の強化・拡充等グローバル化に対応した施策を進めてまいりました。また、立位手術術者体位保持機器等、医療・診療空間で使用される新製品開発に注力してまいりました。
この結果、首都圏オフィスビルの供給増加にともなうオフィス家具需要の拡大等により、売上高は8,858百万円で前連結会計年度比399百万円、4.7%の増収となりました。利益面では、市場競争の激化にともなう販売単価の低下および資材価格上昇の影響はあったものの、販売数量の増加にともなう稼働率の向上により、セグメント利益は299百万円で、前連結会計年度比82百万円、37.7%の増益となりました。
(検査計測機器)
当セグメントは、当社、連結子会社タカノ機械株式会社および台湾鷹野股份有限公司で構成され、主に液晶等の検査計測装置等を製造販売しております。
当セグメントにつきましては、中国市場向け液晶検査装置および高精細中小型液晶向け検査装置ならびに燃料電池部材等の新用途市場向け検査装置の販売活動に注力してまいりました。また、製品の競争力強化に向け、製品の標準化の推進と高速光学センサーおよび高速画像処理装置の開発に取り組んでまいりました。
この結果、主に中国液晶パネルメーカーにおける設備投資の拡大を受け、売上高は5,274百万円で前連結会計年度比2,302百万円、77.4%の大幅な増収となりました。また、利益面では、積極的な原価低減および経費の徹底的な削減に努めたものの、装置販売価格の低下の影響により、セグメント損失は151百万円(前連結会計年度はセグメント損失491百万円)となりました。
(産業機器)
当セグメントは、当社、連結子会社香港鷹野国際有限公司で構成され、主に電磁アクチュエータ・ユニット(ばね)製品等を製造販売しております。
当セグメントにつきましては、前年度に引き続き、中国をはじめとするアジア地域での製造委託体制の拡充、海外市場への積極的な営業活動及び医療関係分野向け電磁アクチュエータの量産化と生産性向上を目的とした生産ライン現場の徹底した改善活動等に取り組んでまいりました。
この結果、売上高は2,137百万円で前連結会計年度比45百万円、2.1%の減収となる一方、セグメント利益は156百万円で、前連結会計年度比30百万円、24.3%の増益となりました。
(エクステリア)
当セグメントは、当社が主に跳ね上げ式門扉、カーポート、テラス、オーニング、ガーデンファニチャー等のエクステリア製品を製造販売しております。
当セグメントにつきましては、オーニング等の業務用途の物件受注に向けた販売促進のための環境整備、物件受注体制・販売施工体制の拡充に取り組んでまいりました。
この結果、売上高は864百万円で前連結会計年度比8百万円、1.0%の減収となる一方、セグメント損失は93百万円(前連結会計年度はセグメント損失107百万円)となりました。
(機械・工具)
当セグメントは、株式会社ニッコーによる機械・工具等の仕入販売に関する事業であります。
当セグメントにつきましては、営業エリアにおける企業設備投資環境が改善するなか、機械等の販売促進活動に努めた結果、売上高は1,242百万円で前連結会計年度比226百万円、22.3%の増収となりました。利益面では、採算性のよい製品分野の販売が増加したこと等により、セグメント利益は72百万円で、前連結会計年度比27百万円、59.2%の増益となりました。
(2) キャッシュ・フロー
当連結会計年度における連結ベースの現金および現金同等物(以下「資金」という)は、主に営業活動の結果得られた資金および投資活動の結果得られた資金が増加したこと等により、前連結会計年度末に比べ495百万円増加し、9,468百万円(前連結会計年度比5.5%増)となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は、前連結会計年度と比較して902百万円増加の395百万円となりました。これは主に前受金の増加額が前連結会計年度の1,513百万円から当連結会計年度は188百万円と1,325百万円の収入減となる一方、前連結会計年度と比較して税金等調整前当期純利益が547百万円増加したこと、たな卸資産の増加額が前連結会計年度の1,613百万円から当連結会計年度は474百万円と1,139百万円の支出減となったこと、仕入債務の増減額が前連結会計年度の101百万円の減少から当連結会計年度は389百万円の増加と491百万円の収入増となったこと等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果得られた資金は、前連結会計年度と比較して2,228百万円増加し、249百万円となりました。これは主に定期預金の預入と払戻に係る収支が前連結会計年度の220百万円の支出から当連結会計年度においては520百万円の収入と740百万円の収入増となったこと、投資有価証券の取得による支出が前連結会計年度の1,304百万円から当連結会計年度は801百万円と503百万円の支出減となったこと、当連結会計年度に投資有価証券の売却による収入1,213百万円が生じたこと等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動により支出した資金は、前連結会計年度と比較して37百万円減少し、227百万円となりました。これは主にリース債務の返済による支出が前連結会計年度比17百万円増加する一方、当連結会計年度において50百万円の長期借入を行い、長期借入金に関する収支が前連結会計年度の115百万円の支出から当連結会計年度は60百万円の支出と55百万円の支出減となったこと等によるものであります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E02435] S10055PO)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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