株式会社ナンシン 研究開発活動 (2015年3月期)

当社グループの研究開発活動は、主に日本で行っており、車輪、キャスター、台車他物流機器について、国内外の市場に向けて、既存品の性能向上、ラインアップ強化、今までに無い新製品の開発を積極的に行っております。当社グループの研究開発費の総額は、84,957千円であります。当連結会計年度の主な成果は、次のとおりであります。

(1) キャスター
1) 医療用キャスター
より安全で静かで耐久性に優れた快適なキャスターを目指し、性能の向上に取組むと同時に、ベッド用、カート用等医療現場で幅広い用途に対応すべく、ラインアップの更なる充実に努めました。
また、国内のみならず海外医療機器メーカー向け規キャスターの開発にも力を入れております。

2) 特殊ウレタン車輪
始動抵抗の軽さを追及し、回転性能を向上させた車輪の開発を進めております。

3) ゴム、エラストマー車輪
回転旋回性能の向上はもとより、床への汚れが付きにくいなどのあらゆる面での品質の向上を目指し、材料の研究開発に取組んでおります。

(2) 物流機器
軽量、コンパクトな小型樹脂製平台車を開発。特徴は強度を維持しながらキャスターの取り付けをボルトレスにし、天板は大胆に肉抜きして徹底した軽量化を行うと同時に、いままでにない優れたスタッキング性能を持たせました。既に量産準備を進めており、夏には大手コンビニエンスストア向けの大口納品が開始される予定です。
他にも優れた特徴を持つ台車他の開発を幅広く進めております。