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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10054HI

有価証券報告書抜粋 東映アニメーション株式会社 業績等の概要 (2015年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1) 業績

当連結会計年度におけるわが国経済は、底堅さのみられる個人消費に加え、輸出・生産の持ち直しにより企業部門に改善の兆しがみられるなど、緩やかな回復傾向が続いております。一方、米国の金融緩和縮小による影響、欧州や中国をはじめとする新興国経済の先行きに対する懸念等、海外景気の下振れリスクも抱え推移しました。
当社グループを取り巻く事業環境におきましても、依然として少子化やテレビ用アニメーションの視聴率低下傾向、娯楽の多様化等により厳しい状況が続いておりますが、一方では劇場用アニメーションの活況や定額課金の普及による映像配信の伸張、フルCGアニメーションの台頭、スマートフォンやタブレット型端末向けアプリ等の新たなメディアやサービスの拡大の他、政府によるコンテンツ支援策の下、持ち直しが期待される海外市場等、アニメーションビジネスの成長機会が見込まれる分野も数多くあります。
こうしたなか、当社グループは、国内で「ワンピース」、「ハピネスチャージプリキュア!」、「聖闘士星矢」シリーズ、海外で「ワンピース」、「ドラゴンボール」シリーズ、「聖闘士星矢」シリーズを主とした、テレビ・映画・ブルーレイ・DVD・携帯端末・インターネット等への映像製作・販売事業や、キャラクターライセンス等の版権事業、キャラクター商品の開発や販売等を行う商品販売事業、キャラクターショー等を行うその他事業を展開いたしました。
この結果、当連結会計年度における売上高は303億13百万円(前連結会計年度比2.3%減)、営業利益は39億96百万円(同10.9%増)、経常利益は39億78百万円(同1.0%増)、当期純利益は24億37百万円(同4.5%増)となりました。

セグメントの業績を示すと、次のとおりであります(セグメント間取引金額を含む)。
なお、セグメント損益は、営業利益ベースの数値であります。

[映像製作・販売事業]
劇場アニメ部門では、2014年3月に「映画プリキュアオールスターズNewStage3」、6月に映画「聖闘士星矢 LEGEND of SANCTUARY」、10月に「映画ハピネスチャージプリキュア!」、11月に「楽園追放」、3月に「映画プリキュアオールスターズ 春のカーニバル♪」を公開しました。「楽園追放」がヒットし、2015年4月公開の『ドラゴンボールZ 復活の「F」』の製作収入を計上したものの、前連結会計年度にあった「キャプテンハーロック」、「手塚治虫のブッダ2」の製作収入や、「ドラゴンボールZ 神と神」のヒットに相当するものがなかったことから、前連結会計年度と比較して大幅な減収となりました。
テレビアニメ部門では、「ワンピース」、「ハピネスチャージプリキュア!」(2015年2月より「Go!プリンセスプリキュア」)、「暴れん坊力士!!松太郎」、「ドラゴンボール改」、「マジンボーン」、「金田一少年の事件簿R」、「ワールドトリガー」、「ディスク・ウォーズ:アベンジャーズ」、「美少女戦士セーラームーン Crystal」の9作品の放映・配信を行い、新作の本数が増えたことから、大幅な増収となりました。
パッケージソフト部門では、前連結会計年度にあった映画「ワンピースフィルム Z」や「ドラゴンボール」シリーズのブルーレイ・DVDに相当するものがなく、映像パッケージの関連収入は軟調だったこと等から、減収となりました。
海外部門では、複数作品の中国向け映像配信権の販売が大幅に拡大したことに加え、「ドラゴンボール」シリーズや「ワンピース」の映像配信権の販売が北米向けで、またテレビ放映権の販売がアジア向けでそれぞれ好調に稼動したことから、大幅な増収となりました。
その他部門では、ソーシャルゲーム『聖闘士星矢 ギャラクシーカードバトル』に加え、新たにブラウザゲーム『聖闘士星矢 ビッグバンコスモ』、『ロボットガールズZ ONLINE』を展開した結果、ほぼ横ばいとなりました。
この結果、売上高は141億55百万円(前連結会計年度比1.7%増)、セグメント利益は15億31百万円(同194.2%増)となりました。


[版権事業]
国内部門では、「ワンピース」でアプリゲームが堅調に推移したものの、全体としては軟調な展開となったことに加え、前連結会計年度にあったライブラリー作品の遊技機の大口契約に相当するものがなかったことから、前連結会計年度と比較して減収となりました。
海外部門では、「ワンピース」や「ドラゴンボール」シリーズをはじめとする複数作品の中国向けアプリゲーム化権の販売が好調だったこと等から、大幅な増収となりました。
この結果、売上高は102億50百万円(前連結会計年度比2.3%減)、セグメント利益は41億4百万円(同4.5%減)となりました。

[商品販売事業]
商品販売部門では、「ワンピース」や「プリキュア」シリーズの店舗販売は堅調に推移したものの、「ワンピース」の催事向け商品や販促用商品の販売が減少したこと等から、前連結会計年度と比較して大幅な減収となりました。
この結果、売上高は46億28百万円(前連結会計年度比15.1%減)、セグメント利益は93百万円(同15.0%減)となりました。

[その他事業]
その他部門では、「ワンピース」の催事イベントや「ハピネスチャージプリキュア!」のキャラクターショー等を展開しました。台湾での「ワンピース展」が好調に稼動したこと等から、前連結会計年度と比較して若干の増収となりました。
この結果、売上高は14億37百万円(前連結会計年度比1.6%増)、セグメント利益は1億38百万円(同27.9%減)となりました。

(2) キャッシュ・フローの状況

当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末に比べ8億22百万円増加し、当連結会計年度末には114億44百万円となりました。
その要因は次のとおりであります。
なお、連結貸借対照表に掲記されている現金及び預金勘定181億44百万円との差異は、預入期間3ヶ月超の定期預金67億円であります。

[営業活動によるキャッシュ・フロー]
営業活動の結果得られた資金は、39億65百万円(前連結会計年度は17億9百万円の獲得)となりました。資金の増加の主な内訳は、税金等調整前当期純利益39億78百万円、仕入債務の増加9億42百万円、営業活動によるキャッシュ・フローのその他の増加5億32百万円、資金の減少の主な内訳は、売上債権の増加8億77百万円、法人税等の支払額16億3百万円であります。なお、減価償却費7億29百万円及び持分法による投資損失1億3百万円は、それぞれ資金の発生しない費用及び損失であるため、キャッシュ・フロー計算書では資金増の要因となっております。


[投資活動によるキャッシュ・フロー]
投資活動の結果使用した資金は、26億93百万円(前連結会計年度は27億19百万円の使用)となりました。資金の増加の主な内訳は、投資有価証券の償還による収入12億円、貸付金の回収による収入30億72百万円、定期預金の払戻による収入17億円、資金の減少の主な内訳は、貸付けによる支出30億6百万円、定期預金の預入による支出52億円であります。

[財務活動によるキャッシュ・フロー]
財務活動の結果使用した資金は、7億29百万円(前連結会計年度は9億24百万円の使用)となりました。これは、主に配当の支払によるものであります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E02458] S10054HI)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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