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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1005U6G

有価証券報告書抜粋 株式会社IGポート 業績等の概要 (2015年5月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1) 業績
当連結会計年度におけるわが国経済は、政府や日銀による経済・金融政策を背景に、円安や株価が堅調に推移し輸出企業を中心に企業業績が回復しました。国内景気は消費増税後、回復は遅れていましたが、雇用や所得環境の改善により底堅い動きとなりました。一方、米国では経済回復が続き、金融緩和政策からの脱却も視野に入っております。欧州ではユーロ安により経済は底堅く推移しておりますが、ギリシャでの債務問題が再燃し、また、新興国では経済成長が鈍化しており、先行きに懸念材料を残す状況にあります。
当社グループを取り巻く事業環境について、アニメーション産業は、依然として少子化や娯楽の多様化により厳しい状況が続いておりますが、モバイル端末の拡充で、映像コンテンツの視聴環境は大きく変わってきております。また、大手キャリア3社で定額見放題の動画配信サービスにより、スマートフォン向けのアニメ有料配信の市場が大きく成長しております。さらに、ヒット作品の舞台化やイベント等の開催により収益の多様化が進んでおり、日本のアニメ市場は徐々に回復をしております。出版産業は、出版物(書籍・雑誌等)の販売額・発行部数は減少傾向にあり、市場規模の縮小により厳しい状況が続いていますが、スマートフォンやタブレット向けの電子出版が急拡大しております。無料で公開されたマンガが読者の評価を得て単行本化し、販売部数を伸ばすビジネスモデルが動き出し期待されております。
このような情勢のもと当社グループは、劇場用アニメーション5タイトル、テレビアニメシリーズ12タイトル、ビデオ用アニメ7タイトル、その他ゲーム用・CM用アニメーション等の映像制作事業、コミック誌(13点刊行)・限定版14点を含むコミックス、ノベルス、画集を含む書籍(150点刊行)の企画、製造、販売の出版事業、作品へ出資することによる二次利用から生じる収益分配を主とする版権事業を中心に行い、前期に比べ増収減益となりました。
これらの結果、当連結会計年度の売上高は8,765,525千円(前期比25.5%増)、経常利益は308,584千円(前期比51.3%減)、固定資産の減損損失を計上したことにより、当期純損失は105,037千円(前期は459,923千円の当期純利益)となりました。
セグメントの業績は次のとおりであります。
① 映像制作事業
映像制作事業におきましては、劇場用アニメーション「GARM WARS The Last Druid」「劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス」「宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟」「進撃の巨人 総集編前編」「百日紅~Miss HOKUSAI~」(第39回アヌシー国際アニメーション映画祭で長編コンペティション部門審査員賞 受賞)、テレビ用アニメーション「黒子のバスケ 第3期」「ハイキュー!!」「アオハライド」「フューチャーカード バディファイト」「蒼穹のファフナー EXODUS」「ローリング☆ガールズ」等、ビデオ用アニメーション「攻殻機動隊ARISE border:4 Ghost Stands Alone」「新テニスの王子様 OVA vs Genius10」「翠星のガルガンティア」等、その他、ゲーム用やCM用等のアニメーションを制作いたしました。
以上により、当事業の売上高は5,917,140千円(前期比47.9%増)、企画費用が増えたことや一部の作品に制作期間が長期化したこと、デジタル化に向け人材育成を行ったこと、また、広告宣伝費が増えたことにより、営業損失は293,136千円(前期は104,387千円の営業利益)となりました。
② 出版事業
出版事業におきましては、コミック誌の定期刊行物は「月刊コミックブレイド」(2点)、「月刊コミックアヴァルス」(2点)、2誌を統合した「月刊コミックガーデン」(9点)を9月より毎月刊行いたしました。書籍(コミックス、ノベルス、画集を含む)は「魔法使いの嫁」「あまんちゅ!」「PEACEMAKER 鐵」等の最新刊、子会社が制作するテレビ用アニメーションを題材とした画集である「宇宙戦艦ヤマト2199 加藤直之 ARTWORKS」等、限定版14点を含む150点を刊行しました。特に「魔法使いの嫁」は、現在3巻まで刊行され、累計150万部を突破したほか、2014年秋にテレビアニメが放送された既刊の「曇天に笑う」シリーズの販売が好調でした。また、利益率の高い電子書籍での収入が前期比40%増となっており、収益の改善に貢献しました。
以上により、当事業の売上高は1,644,766千円(前期比26.9%増)、営業利益は254,840千円(前期比204.3%増)となりました。
③ 版権事業
版権事業におきましては、「進撃の巨人」「宇宙戦艦ヤマト2199」「ハイキュー!!」「攻殻機動隊ARISE 及び SAC シリーズ」「黒子のバスケ シリーズ」「サイコパス シリーズ」等の二次利用による収益分配を計上しました。
前期で爆発的にヒットしました「進撃の巨人」「宇宙戦艦ヤマト2199」の版権収入も落ち着き、それを上回るヒット作品の版権収入がなかったことにより減収減益となりました。
以上により、当事業の売上高は867,434千円(前期比38.5%減)、営業利益は362,387千円(前期比36.7%減)となりました。
④ その他事業
その他事業におきましては、雑誌のイラスト書きやキャラクターの商品化、ゲームや iPhone/iPod Touch 向けアプリ等により当事業の売上高は336,183千円(前期比20.8%増)となり、営業利益は25,532千円(前期比2,662.3%増)となりました。

(2) キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物は2,562,372千円となり、前期と比べ145,345千円(6.0%)の増加となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における営業活動による資金の増加は、611,108千円(前期は839,072千円の増加)となりました。これは主にたな卸資産の減少が502,467千円、減価償却費が404,116千円、減損損失が205,485千円、仕入債務の増加が151,782千円となり、一方、法人税等の支払額が359,191千円、前受金の減少が400,808千円等があったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における投資活動による資金の減少は、485,853千円(前期は316,947千円の減少)となりました。これは主に投資有価証券の償還による収入が50,000千円となり、一方、映像マスター他有形固定資産の取得による支出が483,715千円、出資金の払込による支出が73,050千円等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における財務活動による資金の増加は、17,769千円(前期は340,327千円の減少)となりました。これは主に長期借入れによる収入が200,000千円、株式の発行による収入が90,000千円、一方、短期借入金の減少が200,000千円、長期借入の返済による支出が39,996千円等によるものであります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E02480] S1005U6G)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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