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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10057UH

有価証券報告書抜粋 三国商事株式会社 業績等の概要 (2015年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1) 業績
当連結会計年度における我国経済は、消費税増税の反動影響により個人消費等に弱さが見られたものの、経済対策・金融政策等を背景に株高・円安が継続したことや、原油価格下落の影響等もあり、景気は緩やかな回復基調で推移いたしました。
このような経済環境下にありまして、当社グループは、経営基盤の更なる強化を図るため、成長市場における新規顧客の開拓及び既存顧客の受注シェア拡大に積極的に取り組むとともに、海外子会社との連携により海外取引の拡大・深耕に努めてまいりました。
業績面につきましては、顧客の販売不振による受注の減少や円安による海外輸入品の仕入価格高騰等の影響を受け、売上高は減少いたしましたが、営業利益は粗利率の改善や経費の削減等により、前年同期実績を上回ることができました。
以上の結果、当期の売上高は27,364百万円と前年同期と比べ1,632百万円(5.6%)の減少となりました。一方、利益面では営業利益は113百万円と前年同期と比べ47百万円(73.0%)の増加、経常利益は122百万円と前年同期と比べ38百万円(45.9%)の増加、当期純利益は90百万円と前年同期と比べ30百万円(25.1%)の減少となりました。
セグメントの業績は次のとおりであります。
東京支店
自動車向け巻線は主力車種のモデルチェンジを控えた生産減少により低調に推移いたしました。また、半導体材料も最終顧客の在庫調整等により売上が減少いたしました。しかしながら、遊技機向け配線板材料及びゲーム機・冷蔵庫向け表面処理鋼板が堅調に推移するとともに、柱上トランス向け巻線・電磁鋼板も、顧客の増産計画が継続され売上が増加いたしました。この結果、当支店の売上高は7,734百万円と前年同期と比べ141百万円(1.9%)の増加となり、営業利益は17百万円(前年同期は13百万円の営業損失)となりました。
大阪支店
顧客の海外工場向け電池用鋼板は輸出が好調に推移したことにより、売上が伸長いたしました。また、家電業界向け配線板材料につきましても堅調に推移いたしました。しかしながら、建設業界向けの表面処理鋼板が工事遅延の影響を受けて売上が減少するとともに、輸入にかかわる材料・製品等も長引く円安の影響を受け売上が大幅に減少いたしました。この結果、当支店の売上高は5,024百万円と前年同期と比べ1,199百万円(19.3%)の減少となり、営業利益は9百万円(前年同期は2百万円の営業損失)となりました。
日立支店
LED照明向け輸入機材は円安の影響を受け売上が大きく減少いたしましたが、タッチパネル用部材が好調に推移するとともに、電動工具・空調・医療機器・住宅及びインフラ関連向けも堅調に推移いたしました。この結果、当支店の売上高は2,325百万円(前年同期並み)となり、営業利益は20百万円と前年同期と比べ10百万円(106.4%)の増加となりました。
海外
ゲーム機用部材は堅調に推移いたしましたが、白物家電用部材が消費税増税等に起因する需要減の影響を受けたことから売上が減少いたしました。また、価格競争等の影響を受けてテレビ用液晶パネルやLEDバックライトが大幅に減少いたしました。この結果、売上高は12,279百万円と前年同期と比べ570百万円(4.4%)減少となり、営業利益は47百万円と前年同期と比べ7百万円(13.7%)の減少となりました。

(2) キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、当連結会計年度には1,790百万円となり、前年同期と比べ927百万円(107.4%)が増加いたしました。
各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において営業活動によるキャッシュ・フローは、1,331百万円となりました。主な増加要因は、売上債権の減少であり、主な減少要因は、仕入債務の減少によるものであり、前年同期は△798百万円であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において投資活動によるキャッシュ・フローは、△27百万円となりました。これは主に、無形固定資産の取得による支出であり、前年同期は90百万円であります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において財務活動によるキャッシュ・フローは、△381百万円となりました。主な増加要因は、長期借入金による収入であり、主な減少要因は、短期借入金の減少による支出によるものであり、前年同期は510百万円であります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


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