有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10059LF
株式会社キムラタン 財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (2015年3月期)
文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社が判断したものであります。
(1)財政状態の分析
(流動資産)当連結会計年度末における流動資産は、前連結会計年度末と比べ、2億47百万円増加し23億56百万円となりました。主な要因としては、ショップ業態の店舗数を拡大したことによる商品及び製品の増加3億11百万円と、これに伴う現金及び預金の減少1億6百万円です。
(固定資産)
当連結会計年度末における固定資産は前連結会計年度末に比べ67万円増加し、2億8百万円となりました。これは主として前掲の店舗数拡大に伴うBOBSONショップの店舗設備の取得とネット通販のシステム投資によるものです。
(流動負債)
当連結会計年度末における流動負債は前連結会計年度末に比べ53百万円増加し、7億94百万円となりました。主な減少は支払手形及び買掛金50百万円、経費等の未払金30百万円です。主な増加は、借入金1億25百万円であり、新規出店に伴う設備資金及び増加運転資金として借入れたものであります。
(固定負債)
当連結会計年度末における固定負債は前連結会計年度末に比べ2億43百万円増加し、6億27百万円となりました。主な要因としては長期借入金の増加2億44百万円、リース債務の減少1百万円であります。
(純資産)
当連結会計年度末における純資産は前連結会計年度末に比べ17百万円増加し11億42百万円となりました。これは当期純利益及びその他包括利益によるものです。
(2)キャッシュ・フローの分析
キャッシュ・フローの分析については、第2 事業の状況 1 業績等の概要 (2)キャッシュ・フローの項目をご参照下さい。(3)経営成績の分析
(概要)
当連結会計年度における業績に関する概要につきましては、第2「事業の状況」1「業績等の概要」(1)業績 に記載の通りであります。(売上高)
当連結会計年度における売上高につきましては、前年同期比2.4%減の46億59百万円となりました。販路政策の見直しにより、昨年3月で総合スーパー卸取引を休止したことと、専門店夏物受注の低迷、海外事業の不調が主な減少要因であります。一方、ショップ業態は店舗数の拡大により売上を伸ばし、さらに、ネット通販が前期に引き続き好調に推移、専門量販店卸も大幅増となりました。(売上総利益)
当連結会計年度における売上総利益につきましては、前年同期比3.6%増の22億95百万円となりました。円安による押下げ要因があるものの、コスト抑制の成果に加え、売上総利益率の高いショップ業態の売上構成比が高まったことによります。(販売費及び一般管理費)
当連結会計年度における販売費及び一般管理費につきましては、総合スーパー、専門店卸の売上減に伴う費用の減少がありましたが、新規出店に伴う人件費、家賃等の店舗経費の増加、広告宣伝・販売促進費の増加、ネット通販の売上増に伴う費用の増加等により、前年同期比3.8%増の22億68百万円となりました。(営業利益)
以上のとおり、売上総利益は増加したものの、出店経費・販促費の増加等により、営業利益は27百万円(前年同期比7.9%減)となりました。(経常利益)
当連結会計年度における営業外収益は2百万円(前連結会計年度は3百万円)、営業外費用は14百万円(前連結会計年度は17百万円)となり、経常利益は16百万円(前年同期比5.4%増)となりました。(特別損益)
当連結会計年度において特別利益はありません。なお、特別損失は、一部店舗閉店に伴う売場什器の除却損の計上(1百万円)と、直営店1店舗の閉店及び東京営業所の閉鎖決定に伴い減損損失2百万円を計上致しました。(当期純利益)
以上の結果、当連結会計年度における当期純利益は前連結会計年度に比べ1百万円減少し、4百万円となりました。(4)事業等のリスクに記載した重要事象等についての分析・検討内容及び当該事象等を解消し、又は改善するための対応策
当社では、当期において新たな収益獲得を目指して、BOBSONショップの積極展開を実施し、期末までに44店舗開設いたしました。主にこの新規出店に伴うBOBSONブランドの新規商品在庫の増加により、商品及び製品在庫が前期末に対し3億11百万円増加し、営業活動によるキャッシュ・フローは3億89百万円のマイナスとなりました。その結果、営業キャッシュ・フローが2期連続してマイナスとなっております。当該状況により、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況が存在しております。前期におけるマイナスのキャッシュ・フローは、海外メーカーとの直接貿易比率を、全体の約50%まで引き上げたことに伴い、仕入債務が1億16百万円減少し、前渡金が13百万円増加したことが主な要因であります。これはコスト削減を目的とした政策的な取組みによるものであり、当期において概ね解消されております。
当期のマイナスのキャッシュ・フローにつきましては、BOBSONショップの店舗数の増加に伴う在庫の増加2億41百万円、売上債権の増加60百万円が主な要因でありますが、あらかじめ必要な資金を確保して取り組んだものであります。
次期は、BOBSONショップの販売強化と商品消化率の向上を通じて、在庫の削減とキャッシュ・フローの改善を図ってまいります。
すなわち、BOBSONショップの新規出店を一時見合わせるとともに、既設店舗の販売計画の見直しと仕入調整により在庫の増加を抑制いたします。さらに、価格設定の見直しにより競争力を高めるほか、品揃えの強化、オペレーションの改善、販売員教育の強化等に注力し、既設店舗の売上増強を実現してまいります。
季越在庫につきましては、ネット通販を中心とするアウトレット販売を一層強化し、早期売り切りに努めてまいります。
資金面につきましては、当期末においても次期に向けた資金調達を一部開始しており、また、複数金融機関との当座貸越契約に基づき必要資金は調達済みであり、機動的かつ安定的な資金調達が実現できております。
上記の対応策を着実に推し進めるとともに、今後の運転資金は確保できていることから、継続企業の前提に関する重要な不確実性は認められないものと判断しております。
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このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E02628] S10059LF)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。
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