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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10059LF

有価証券報告書抜粋 株式会社キムラタン 業績等の概要 (2015年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1) 業績

当連結会計年度(2014年4月1日から2015年3月31日まで)におけるわが国経済は、金融政策等を背景とした企業収益や雇用情勢の改善など、緩やかな景気の回復傾向が見られました。
一方、国内消費動向につきましては、所得環境は改善しているものの、生活必需品などの物価上昇に追いついておらず、実収入の減少が消費マインドを低下させ、個人消費は低調に推移しました。

このような状況にありますが、当社は「売上拡大による収益性の回復」を目指して、「新規売上の創出」「新規顧客の獲得」「新規取り組みの強化」の3点に重点的に取り組んでまいりました。
当期におきましては、新たな売上の創出を目指して、新ブランド「BOBSON」ショップを展開、積極的店舗開発に取り組み、昨年9月より出店を開始、当期末までに44店舗を開設いたしました。
また、好調なネット通販をさらに拡大するべく、新規顧客の獲得と囲い込みを重点施策として、キャンペーン等による顧客数の拡大を図るとともに、システム強化によるお客様の買い求め易さ・利便性の向上にも努めてまいりました。
さらに、専門量販店卸につきましては、当秋物よりオリジナル・ブランドのアイテム数を大幅に増加させ、一層の取り組み強化による売上の拡大を図ってまいりました。
海外事業においては、「安心・安全」を切り口に、日本製の製品をラインアップに加え、中国、その他アジア地域における得意先数の拡大を目指してまいりました。

当期の業績は、さらなる円安の進行と長引く個人消費の低迷という厳しい環境下、減収・減益を余儀なくされましたが、前掲の重点施策に全力で取り組み、最終黒字を確保いたしました。

売上高は、前年同期比2.4%減の46億59百万円となりました。販路政策の見直しにより、昨年3月で総合スーパー卸取引を休止したことと、専門店夏物受注の低迷、海外事業の不調が主な減少要因であります。一方、ショップ業態は店舗数の拡大により売上を伸ばし、さらに、ネット通販が前期に引き続き好調に推移、専門量販店卸も大幅増となりました。
売上総利益につきましては、円安による押下げ要因があるものの、コスト抑制の成果に加え、リテール事業の売上構成比が高まった結果、前期から2.9ポイント増の49.3%となり、売上総利益額は、前年同期比3.6%増の22億95百万円となりました。
販売費及び一般管理費につきましては、総合スーパー、専門店卸の売上減に伴う費用の減少がありましたが、新規出店に伴う人件費、家賃等の店舗経費の増加、広告宣伝・販売促進費の増加、ネット通販の売上増に伴う費用の増加等により、前年同期比3.8%増の22億68百万円となりました。
以上の結果、営業利益は27百万円(前年同期比7.9%減)、経常利益は16百万円(同5.4%増)、当期純利益は4百万円(同29.2%減)となりました。


ショップ業態では、既存店ベースの売上高は、前年同期比4.8%減と厳しい状況となりました。上期はほぼ前期なみとなりましたが、下期以降は、消費マインドの冷え込みが顕著に見られ、大型台風や豪雪などの天候要因も加わって、低調に推移しました。出退店につきましては当期においてインショップ21店舗、BOBSONショップ44店舗を新規出店、一方5店舗の閉店を実施し、当期末の店舗数は235店舗となりました。
以上の結果、ショップ業態の全店ベースの売上高は、前年同期比5.0%増の29億67百万円となりました。
ネット通販では、顧客獲得キャンペーンの効果もあり、会員数は順調に増加いたしました。また、前期に引き続きアウトレット販売が好調な推移となり、売上高は前年同期比13.0%増の5億57百万円となりました。
以上の結果、リテール事業全体の売上高は前年同期比5.9%増の35億25百万円となりました。セグメント利益は主として円安の影響により売上総利益率が低下したことにより、前年同期比5.9%減の2億97百万円となりました。



ホールセール事業では、専門量販店でのオリジナル商品の提案アイテム数強化と、専門店における秋物以降の受注拡大を目指して得意先数の拡大に取り組んでまいりました。
通期の売上高は、前年同期比15.9%減の10億88百万円となりました。価格・販路政策見直しにより総合スーパー卸取引を休止したことと、専門店での夏物受注の低迷が減少要因であります。一方で、専門量販店については、2014年秋物よりオリジナル商品比率を拡充させたことに伴い、大幅に拡大いたしました。
セグメント利益につきましては、販路政策の転換が利益改善に寄与するところとなり、前年同期比95.1%増の75百万円となりました。


海外事業では、中国子会社の取り扱いブランドに、日本製の「愛情設計」を加え、「安心・安全」を切り口として、得意先の開拓に勤め、数社と取引を開始いたしましたが、全体を押し上げるまでには至りませんでした。
一方、中国の既存主力得意先における販売不調の影響で、当社卸販売も大きく落ち込む結果となりました。
以上の結果、売上高は前年同期比69.5%減の45百万円、セグメント損益は、売上高の大幅減により固定費をカバーすることができず、17百万円の損失となりました。

(2) キャッシュ・フロー

当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、1億6百万円減少(前連結会計年度は1億72百万円の減少)し、期末残高は4億91百万円となりました。

(営業活動によるキャッシュ・フロ-)
当連結会計年度における営業活動によるキャッシュ・フローは3億89百万円の支出(前連結会計年度は1億51百万円の支出)となりました。主な増加要因は、税金等調整前当期純利益11百万円、減価償却費30百万円であります。主な減少要因は、たな卸資産の増加3億25百万円、仕入債務の減少51百万円、売上債権の増加28百万円です。

(投資活動によるキャッシュ・フロ-)
当連結会計年度における投資活動によるキャッシュ・フローは91百万円の支出(前連結会計年度は16百万円の支出)となりました。有形固定資産の取得84百万円は、主にBOBSONショップの店舗設備取得であり、無形固定資産の取得14百万円は、主にネット通販システムの購入によるものです。

(財務活動によるキャッシュ・フロ-)
当連結会計年度における財務活動によるキャッシュ・フローは3億69百万円の収入(前連結会計年度は12百万円の支出)となりました。これは主に借入金の増減によるものです。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E02628] S10059LF)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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