株式会社東京ソワール 財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (2014年12月期)

(1) 財政状態の分析

(資産の部)

流動資産は前期に比べ2億8百万円減少しました。これは主に売上債権が1億82百万円増加しましたが、現金・預金の減少4億41百万円によるものであります。
固定資産は前期に比べ1億58百万円増加しました。これは主に建物(純額)が64百万円減少しましたが、工具、器具及び備品(純額)の増加94百万円や敷金及び保証金の増加76百万円、無形リース資産の増加64百万円によるものであります。
(負債の部)
流動負債は前期に比べ68百万円減少しました。これは主に仕入債務が1億45百万円減少しましたが、未払金の増加2億8百万円によるものであります。
固定負債は前期に比べ50百万円増加しました。これは主に退職給付引当金が53百万円減少しましたが、リース債務の増加39百万円や資産除去債務の増加34百万円、役員退職慰労引当金の増加24百万円によるものであります。

(純資産の部)

純資産は前期に比べ31百万円減少しました。これは主にその他有価証券評価差額金が23百万円増加しましたが、繰越利益剰余金の減少51百万円によるものであります。

(2) 経営成績の分析

当期の売上高は、181億90百万円(前期比0.7%増)で前期に比べ1億28百万円の増収となりました。
商品別では、ブラックフォーマルが116億94百万円で23百万円の増収、カラーフォーマルが31億96百万円で26百万円の増収、アクセサリー類が32億99百万円で78百万円の増収となりました。

当期の売上原価は、前期に比べ1億10百万円増加し95億30百万円(前期比1.2%増)となりました。売上原価率は直接原価が増加したことにより、前期に比べ0.2ポイント悪化し52.4%となりました。
販売費及び一般管理費につきましては、主に支払手数料や販売促進費、人件費などの増加により前期に比べ3億14百万円増加し85億59百万円となりました。

当期の営業外収益は前期に比べ26百万円増加し2億9百万円になりました。これは主に雑収入の増加11百万円や受取配当金の増加7百万円によるものであります。また営業外費用は前期に比べ1百万円増加し51百万円となりました。これは主に雑損失が2百万円減少しましたが、賃貸費用の増加3百万円によるものであります。
特別損失は、前期に減損損失6百万円がありましたが、当期は特別損失が発生していないため6百万円の減少となりました。

(3) キャッシュ・フローの状況の分析

当期におけるキャッシュ・フローの状況については、「第2 事業の状況 の 1 業績等の概要の(2) キャッシュ・フローの状況」に記載の通りであります。