株式会社日伝 財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (2015年3月期)

(1) 財政状態

当事業年度末における総資産は、前事業年度末に比べ53億2千万円増加し、782億9百万円となりました。
流動資産は、前事業年度末に比べ43億9千9百万円増加し、591億9千9百万円となりました。これは、現金及び預金が15億1千万円増加、売上高の増加により電子記録債権が9億3千5百万円増加、売掛金が15億4千6百万円増加したこと等によるものであります。
固定資産は、前事業年度末に比べ9億2千万円増加し、190億9百万円となりました。これは、長期預金が9億円減少したものの、有形固定資産が11億1百万円増加、投資有価証券が5億4千5百万円増加したこと等によるものであります。
当事業年度末における負債は、前事業年度末に比べ18億6千9百万円増加し、167億2千万円となりました。
流動負債は、前事業年度末に比べ18億3千5百万円増加し、132億3千3百万円となりました。これは、仕入高の増加により買掛金が16億9千3百万円増加したこと等によるものであります。
固定負債は、前事業年度末に比べ3千3百万円増加し、34億8千6百万円となりました。
純資産は、利益剰余金の増加等により前事業年度末に比べ34億5千1百万円増加し、614億8千9百万円となりました。

(2) 経営成績

売上高については、「1 業績等の概要(1)業績」を参照願います。
売上原価は807億3百万円(前年同期比7.3%増)となりました。これは、主に売上高の増加によるものであります。また原価率は前年同期より0.1%減少し85.5%となりました。
以上の結果、売上総利益は前年同期に比べて9億6千万円増加し、136億3千9百万円となりました。
販売費及び一般管理費は85億7千万円(前年同期比2.3%増)となり、売上高の増加により売上高販管費率は0.4%減少し9.1%となりました。
以上の結果、営業利益は前年同期に比べて7億6千4百万円増加し、50億6千9百万円となりました。
営業外収益は5億1千9百万円(前年同期比9.0%増)となりました。営業外費用は3億4千7百万円(前年同期比3.5%増)となりました。
以上の結果、経常利益は前年同期に比べて7億9千5百万円増加し、52億4千1百万円となりました。特別利益として、建物及び土地を売却したことによる固定資産売却益等が2億9千6百万円計上され、特別損失として、減損損失等が2億1千6百万円計上されました。
以上の結果、税引前当期純利益は前年同期に比べて8億4千9百万円増加し、53億2千万円となりました。

(3) 資本の財源及び資金の流動性についての分析

「1 業績等の概要(2)キャッシュ・フローの状況」を参照願います。