有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100559O
伯東株式会社 研究開発活動 (2015年3月期)
経営上の重要な契約等メニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析
当社グループにおける研究開発活動は工業薬品事業が行っており、当連結会計年度における活動状況は以下のとおりであります。
(1)方針および目的
当社は、石油・石油化学工業、紙・パルプ工業、自動車工場などの各種産業プロセスにおける生産性向上と、資源、省エネルギー、環境改善を目的とするスペシャリティーケミカルズを提供しております。オリジナル原料の開発力、及び自社生産による製造技術力を強みとして収益性向上を図ると共に、既存技術を応用した製品開発で新規分野への参入を目指してまいります。
また、化粧品関連においてはオリジナル原料であるアルカシーランの販売とアルカシーランをベースにした処方によるODMビジネスに注力しており、2014年10月に化粧品開発部を設立し、伯東ブランド化粧品の上市を目指した活動を開始いたしました。
(2)主な研究・技術開発の内容
①工業用薬品関係
石油化学工業分野におきましては、モノマープロセス用重合禁止剤への需要が堅調であることから、他用途への応用についても調査・検討を開始いたしました。
石油精製分野におきましては、省資源対策として展開しております酸性ガス吸収用アミンの再生工事をサポートすべくプロセス管理方法の検討を行い、再生状態を即日で確認できる分析方法を確立いたしました。これにより的確な終点管理が可能となりました。
水処理分野におきましては、前期において開発に成功したシリカスケール対策品が実機適用で高い効果を示しました。この製品は従来実績がなかった紙パルプ分野においても適用が開始され、また、既存技術の応用として電子産業分野の水処理へも新規参入を果たしました。今後も引き続き新規分野への応用に挑戦してまいります。
紙パルプ工業分野におきましては、自社製造のポリマーを活用したクラフトパルプ用スケール防止剤と、クラフトパルプ製造の操業効率向上に寄与する操業安定化剤を完成させました。前期において開発に成功したパルプ収率向上剤と共に実機適用を拡大してまいります。
②化粧品関連
薬事法の改定に伴ってUVA防止基準の最大値がPA++++まで拡大した新基準への対処として、紫外線吸収剤を配合しない酸化チタンのみの配合による、安全性を重視したSPF50+、PA++++のプロトタイプ処方を完成させました。
塩に強い特性を持つ当社オリジナル原料であるアルカシーランを利用することにより、塩強度の高さにより困難であったアスコルビン酸グルコシド2%(部外品)を配合したジェルとクリーム処方を完成させ、原料のプロモート処方として紹介しております。
希釈等で濃度が変化しても乳化が安定である三相乳化の特性を利用し、希釈するだけで乳液やクリームの製造を可能とする中間原料処方を完成させました。大がかりな乳化装置が不要となり、撹拌により乳化製剤が製造可能となるため、小ロットの需要に対する販路拡大が期待されております。
③新規分野開発
建材製造における濾水向上剤において高い効果が判明したことから、既存分野で開発したカチオンポリマーの化学構造を基にした新製品を開発しました。生産性向上、エネルギー削減に大きく寄与することが予想され、今後の展開が期待されております。
消泡剤における既存技術を応用して、建材用、ゴム用の新製品開発に成功いたしました。今後も新たな分野への展開を積極的に行ってまいります。
(3)研究開発費
当連結会計年度の研究開発費の総額は136百万円(消費税等は含まれておりません)であります。
(1)方針および目的
当社は、石油・石油化学工業、紙・パルプ工業、自動車工場などの各種産業プロセスにおける生産性向上と、資源、省エネルギー、環境改善を目的とするスペシャリティーケミカルズを提供しております。オリジナル原料の開発力、及び自社生産による製造技術力を強みとして収益性向上を図ると共に、既存技術を応用した製品開発で新規分野への参入を目指してまいります。
また、化粧品関連においてはオリジナル原料であるアルカシーランの販売とアルカシーランをベースにした処方によるODMビジネスに注力しており、2014年10月に化粧品開発部を設立し、伯東ブランド化粧品の上市を目指した活動を開始いたしました。
(2)主な研究・技術開発の内容
①工業用薬品関係
石油化学工業分野におきましては、モノマープロセス用重合禁止剤への需要が堅調であることから、他用途への応用についても調査・検討を開始いたしました。
石油精製分野におきましては、省資源対策として展開しております酸性ガス吸収用アミンの再生工事をサポートすべくプロセス管理方法の検討を行い、再生状態を即日で確認できる分析方法を確立いたしました。これにより的確な終点管理が可能となりました。
水処理分野におきましては、前期において開発に成功したシリカスケール対策品が実機適用で高い効果を示しました。この製品は従来実績がなかった紙パルプ分野においても適用が開始され、また、既存技術の応用として電子産業分野の水処理へも新規参入を果たしました。今後も引き続き新規分野への応用に挑戦してまいります。
紙パルプ工業分野におきましては、自社製造のポリマーを活用したクラフトパルプ用スケール防止剤と、クラフトパルプ製造の操業効率向上に寄与する操業安定化剤を完成させました。前期において開発に成功したパルプ収率向上剤と共に実機適用を拡大してまいります。
②化粧品関連
薬事法の改定に伴ってUVA防止基準の最大値がPA++++まで拡大した新基準への対処として、紫外線吸収剤を配合しない酸化チタンのみの配合による、安全性を重視したSPF50+、PA++++のプロトタイプ処方を完成させました。
塩に強い特性を持つ当社オリジナル原料であるアルカシーランを利用することにより、塩強度の高さにより困難であったアスコルビン酸グルコシド2%(部外品)を配合したジェルとクリーム処方を完成させ、原料のプロモート処方として紹介しております。
希釈等で濃度が変化しても乳化が安定である三相乳化の特性を利用し、希釈するだけで乳液やクリームの製造を可能とする中間原料処方を完成させました。大がかりな乳化装置が不要となり、撹拌により乳化製剤が製造可能となるため、小ロットの需要に対する販路拡大が期待されております。
③新規分野開発
建材製造における濾水向上剤において高い効果が判明したことから、既存分野で開発したカチオンポリマーの化学構造を基にした新製品を開発しました。生産性向上、エネルギー削減に大きく寄与することが予想され、今後の展開が期待されております。
消泡剤における既存技術を応用して、建材用、ゴム用の新製品開発に成功いたしました。今後も新たな分野への展開を積極的に行ってまいります。
(3)研究開発費
当連結会計年度の研究開発費の総額は136百万円(消費税等は含まれておりません)であります。
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このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E02802] S100559O)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。
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