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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1005AF8

有価証券報告書抜粋 興和株式会社 研究開発活動 (2015年3月期)


事業等のリスクメニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

当社グループは、独創技術の開発を基本理念として、新素材の開発から製品の開発、さらに生産技術の開発に至るまで積極的な研究開発活動を行っております。医薬事業においては当社を中心に興和創薬株式会社及び興和新薬株式会社との連携により、その他の事業においては当社及び連結子会社が連携、協力し先進技術の研究開発を進めております。
当連結会計年度におけるグループ全体の研究開発費は168億1千2百万円であります。
[医薬事業]
当社グループは、「医療用医薬品」、「OTC医薬品(一般用医薬品)・ヘルスケア品」を中心とした医薬品、医療機器、衛生雑貨など健康・医療に関わるさまざまな事業に幅広く取り組んでおり、柔軟な発想と高度な技術をもとに各事業が相互に連携して研究開発を進めております。
(医療用医薬品)
医療用医薬品分野では、長年の研究開発で得られてきた知見とニーズを踏まえ、研究開発戦略分野として「生活習慣病領域」、「免疫・炎症領域」、「感覚器領域」の3つの分野に焦点をあてて研究開発に取り組んでいます。
医療用医薬品の研究開発状況は以下のとおりです。

領域[適応]
「製品名」又は開発コード
(一般名)
状況
生活習慣病[脂質異常症]
「リバロ」
NK-104
(ピタバスタチンカルシウム)

日本、米国、メキシコ、スペイン、ポルトガル、スイス、中国、韓国、タイ、レバノン、インドネシア、台湾、コロンビア、ブラジル、ウクライナ、ヨルダン、UAE
[当期に上市した国]
ベネズエラ(2014年5月)、ギリシャ(2014年6月)、クウェート(2014年9月)、サウジアラビア(2014年12月)

アルゼンチン、チリ、コスタリカ、オランダ、イギリス、フランス、フィンランド、アイルランド、ベルギー、スウェーデン、ドイツ、ノルウェー、オーストリア、オーストラリア、ポーランド、キプロス、イタリア、グルジア、カザフスタン、パナマ、エクアドル、ドミニカ共和国
[当期に承認を取得した国]
トルコ(2014年6月)

モロッコ、ペルー、ロシア

日本 小児家族性高コレステロール血症を適応追加する申請中
(2014年8月)
欧州 小児高コレステロール血症への適応追加を目的に申請準備中
[脂質異常症]
NK-104-CR
(ピタバスタチンカルシウム)
日本 第Ⅱ相試験
米国 第Ⅲ相試験準備中
[2型糖尿病]
「スイニー」
(アナグリプチン)
日本 株式会社三和化学研究所と共同販売中
糖尿病治療薬の併用制限をなくす申請中(2015年2月)
中国 第Ⅲ相試験
欧米 第Ⅱ相試験
[2型糖尿病]
「デベルザ」
(トホグリフロジン水和物)
日本 上市(2014年5月)
(共同開発会社:中外製薬株式会社、サノフィ株式会社)
[脂質異常症]
K-877
日本 第Ⅲ相試験
欧米 第Ⅱ相試験
[閉塞性動脈硬化症]
K-134
日本 第Ⅱ相試験
米国 第Ⅱ相試験
[脂質異常症]
K-312
米国 第Ⅰ相試験

領域[適応]
「製品名」又は開発コード
(一般名)
状況
免疫・炎症[肝がん再発抑制]
NIK-333/K-333
(ペレチノイン)
日本 第Ⅲ相試験
亜州 第Ⅲ相試験
欧米 第Ⅰ相試験
[固形がん]
K-912
日本 第Ⅰ相試験
(共同開発会社:ナノキャリア株式会社)
[抗炎症・鎮痛]
K-103-IP
米国 第Ⅲ相試験
感覚器[緑内障、高眼圧症]
「グラナテック」
(リパスジル塩酸塩水和物)
日本 上市(2014年12月)
[糖尿病網膜症]
K-115-R
(リパスジル塩酸塩水和物)
日本 第Ⅱ相試験
その他[精神疾患]
K-163-SZ
開発準備中

これらに続くパイプライン創製のため、東京創薬研究所及び富士研究所での創薬・創剤活動に加えて、当社研究本部 とハーバード大学Brigham and Women's Hospital (BWH) との米国共同研究施設Center for Interdisciplinary Cardiovascular Scineces (CICS)での最先端医学研究を進めることで、当社の技術基盤及びネットワークの拡充と研究推進を図っております。
また、眼内レンズ分野では、3ピース眼内レンズアバンシィプリセットの新製品である小切開タイプを、日本と欧州で上市しました。今後も高品質で安全性の高い眼内レンズを提供できよう進めてまいります。
(OTC医薬品(一般用医薬品)・ヘルスケア品)
OTC医薬品では、ウナコーワエースL、同G(外用湿疹・虫さされ用薬)、コルゲンコーワIB透明カプセルα(総合感冒薬)、コルゲンコーワIB2(総合感冒薬)、ケラチナミンコーワヒビエイド(ひび・あかぎれ治療薬)、キューピーコーワコンドロイザー(ビタミン剤)、バンテリンコーワパップホット(外用消炎鎮痛薬)、コルゲンコーワ鼻炎フィルムクール(鼻炎用薬)、キャベジンコーワα(胃腸薬)の8品目を発売しました。
また、ヘルスケア品では、ディープセラム(ドラッグストア用)、L-Laboレディス体温計、メイクがおちにくいマスク×フランシュリッペ(花柄等)、マスクケース×フランシュリッペ(花柄等)、使いすてカイロ、バンテリンサポーター腰用しっかり加圧ワイドタイプ、ウイルス当番(およそ1ヵ月用)、三次元さらさら快適マスク(ふつうサイズ等)の13品目を発売しました。
サプリメント・飲料関係では、コーワパワードコーヒー(ブラック・レギュラー・カフェオレ・微糖)、プレミアムクラスプロポリス 100粒、ディフェンスアップコーワ、黒麹発酵植物性グルコサミン、極上抹茶青汁の5品目を発売しました。
第110期上期に上市予定のものとして、ウナコーワクールパンチ(外用湿疹・虫さされ用薬)、リビメックスコーワH(ステロイド外用薬)、キューピーコーワiプラス(ビタミン剤)、キューピーコーワゴールドα-プラス大容量品(ビタミン剤)、コルゲンコーワ鎮痛解熱LXα(解熱鎮痛薬)、バンテリンコーワ液/ゲル/クリーム/クリーミィーゲル/エアロゲルEX(外用消炎鎮痛薬)、キャベジンコーワフレッシュ(胃腸薬)の11品目、また、ヘルスケア品としてはウイルス当番(およそ2ヵ月用、およそ3ヵ月用)、マシュパフUV&アロマ50+(F,T,C,S,H)の8品目を予定しております。サプリメント・飲料関係では、ビルベリー処方改良品(仮称)、青汁寒天ゼリー(仮称)、青汁+納豆菌(仮称)を予定しております。
海外関係におきましては、中国、韓国、台湾、タイ、シンガポール、アメリカ、トルコでOTC医薬品、ヘルスケア品の品目追加を準備中です。
(ジェネリック医薬品)
ジェネリック医薬品では、新規後発品3成分を含む5成分(バルサルタン錠、ロサルヒド配合錠LD(※)、シロスタゾールOD錠、カンデサルタン錠、レボフロキサシン錠)を上市しました。その他、3成分について製造販売承認申請中です。(※ただし、ロサルヒド配合錠LDの有効成分は、ロサルタンカリウム・ヒドロクロロチアジドを1成分としてカウントしています。)

当社グループは、保有する技術や新たに探求した知見を基に、新規医薬品の創出のみならず、既存医薬品の新たな可能性の追求、セルフメディケーションの推進により、日本を含めた世界の医療ニーズと皆様の健康に応えるよう努めてまいります。
以上の結果、当事業に係る研究開発費は、162億9千7百万円となりました。

[ライフサイエンス、環境・省エネ事業]
(医療関連機器)
第109期は、手持ちスリットランプSL-15のモデルチェンジとして光源をLED化したSL-15Lを開発し、製品として上市しました。また大型眼底カメラVX-20の後継機として内蔵カメラの変更によるVX-20αを上市しました。
現在ドライアイ観察装置、無散瞳眼底カメラ、視覚検査機器、ファイリングソフトの後継機を開発しております。
(環境・省エネ機器)
第109期上期は、一体型ベースライトEM8シリーズのラインナップ追加、中型スタンドEK310、直管LED各種を、また下期は、一体型ベースライトEM9シリーズ、大型スタンドEK263、電源内蔵型直管FG8Mを上市しました。
また下期には平板照明EA3Pの開発を行いました。
第110期上期以降の上市を予定して、一体型ベースライトEM9シリーズのラインナップ追加、植物栽培用照明などの開発を進めてまいります。
(光学機器、業務用映像機器)
光学機器につきましては、1インチ f25~30mmズームレンズ、1インチ 固定焦点レンズ f25mm・35mm、FA用耐振動固定焦点レンズ6機種、FA用2/3インチ テレセントリックレンズ6機種、FA用4/3インチ テレセントリックレンズ2機種、1/1.8インチ f10~360mm・f14~500mmズームレンズ、4/3インチフォーマットデジカメ用交換レンズ f835mm・12mm・25mm、双眼鏡GENESISミニ及び外部企業向け次機種レンズ一体型カメラ・CoaXPressカメラの開発を行っております。
業務用映像機器につきましては、HDMIマルチスイッチャー及びスロット型スイッチャーの開発を行っております。
以上の結果、当事業に係る研究開発費は、5億1千4百万円となりました。


事業等のリスク財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E02819] S1005AF8)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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