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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1005881

有価証券報告書抜粋 日本ハム株式会社 研究開発活動 (2015年3月期)


経営上の重要な契約等メニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

当社グループの事業を支える基礎研究から、応用研究、商品開発に及ぶ研究開発活動は、中央研究所、商品開発研究所及び関連企業の開発部門によって進展されております。その活動は中央研究所を中核に「食の安全・安心」、「食肉・食品の高付加価値化」、「食と健康」をキーワードとして、グループ事業における技術革新及び新規事業へ繋がる研究開発を展開しています。
当連結会計年度の取組みは以下のとおりです。
(1) グループ品質保証を支える検査技術と食品検査用試薬の研究開発
中央研究所では食品の安全性を確認するための検査キットを研究開発し、当社グループの品質保証に活用するとともに、社外への販売を行い、多くの検査機関や食品会社でご活用頂いております。当連結会計年度は中央研究所が製造販売する食中毒菌検査キット「NHイムノクロマト」が米国の評価機関(AOAC)から国際的な性能認証を受けました。これにより当社の原料、商品の安全確保を一層進めるとともに、国内外での検査キットの販売展開を進めてまいります。また、グループ商品の安全性を確保するための検査技術の向上を継続するとともに、検査精度の管理のためにISO17025ではヒスタミンと食物アレルゲンの認定を追加しました。
(2) グループ事業を支援する研究開発
食肉生産事業領域では農場と連携した定期的な家畜の健康診断を実施し、健康な家畜の飼育技術の向上に取り組んでおります。国内での疾病の流行にも迅速に予防・対応できる体制を構築するため、さらに検査技術の開発、国際競争力を高めるための育種や優位性あるブランド肉の創出、国内飼料を活用した循環型養豚の研究開発を継続しました。また、北海道日本ハムファイターズの選手への栄養サポートの知見を活かし、中央研究所の管理栄養士による様々な食育活動や情報発信を行っております。当連結会計年度では新たにレシピ本「北海道日本ハムファイターズの応援ごはん」を出版しました。当レシピを活用し、健康社会への食肉の寄与を進めるための料理の普及を進めてまいります。
これまで当社グループでは食物アレルギー関連商品の拡大及び当分野の研究開発やCSR活動に取り組んでまいりましたが、当連結会計年度では食物アレルギー分野でのCSR活動を推進するため「一般財団法人ニッポンハム食の未来財団」を設立しました。当財団にて食物アレルギーの研究や環境改善のための支援、及び情報発信を行ってまいります。
(3) 健康に役立つ機能性素材の研究開発
当社グループの豊富な畜水産資源を活用した機能性素材の事業性検証を継続して取り組んでおります。当連結会計年度では、当社グループが製造販売するイミダゾールジペプチドの健康機能の研究では、中央研究所が東京大学、九州大学、国立精神医療センターと共同で取り組んだ結果、脳老化を改善する効果があることを見出しました。この研究成果は農林水産技術会議の2014年農林水産研究10大トピックスに採択され、鶏肉の認知症発症予防効果の普及に期待されています。また、これまでの運動パフォーマンスに対する研究成果を活用し、健康食品としてイミダゾールジペプチドを高濃度配合した飲料「イミダの力」の販売を開始しました。今後これらの研究および商品開発を発展させるとともに、食肉の価値向上に繋げてまいります。

当連結会計年度の当社グループ全体の研究開発費は、3,354百万円です。

なお、当社グループの研究開発活動は、主として食品事業活動に必要な基礎研究から商品開発に及ぶさまざまな研究開発を推進しており、特定のセグメントに関連付けることが困難であります。

経営上の重要な契約等財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00334] S1005881)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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