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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100576X

有価証券報告書抜粋 株式会社アスモ 業績等の概要 (2015年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績
当連結会計年度におけるわが国経済は、政府による経済対策や日本銀行による金融緩和などの効果により円安・株高が進行し、企業収益の改善や個人消費の持ち直し傾向が見られるなど、設備投資の拡大や雇用環境の改善が鮮明となってきております。しかしその一方で、消費税増税や物価上昇に伴う、個人消費の低迷が長引いていることに加えて、欧州債務問題や新興国経済の成長鈍化、海外経済を巡る不確実性は高まっており、景気の先行きにつきましては、依然として不透明な状況下で推移しました。
このような状況の下、フード業界におきましては、食の安全性を確保するため、特に現場の衛生面に重点を置き、食材の選定、調理、盛り付けなど、お客様に十分ご満足いただけるよう常に徹底したサービスの提供を心がけ、お客様の日常生活に欠くことのできない食の供給会社として、お客様のことを常に考え、日々成長し続けてまいりました。
介護業界におきましては、高齢化率が年々上昇し、介護サービスの需要が益々高まりつつあります。介護職員については、有効求人倍率が高い数値で推移し続け、人材の確保が困難な状況が継続しております。そうした状況において、介護報酬の改定による影響は避けられないものと捉えております。
このような環境下において、当社グループは、お客様の利便性等を追求することで購買機会の増加・シェアの拡大を図り、また、2014年9月に株式会社ベストライフとフランチャイズ契約を結び、介護事業の基盤強化を図り、お客様の支援に心から接しサービスの向上に努めてまいります。
以上の結果、当連結会計年度の業績は、売上高16,919百万円(前年同期比15.3%増)、営業利益882百万円(前年同期比53.5%減)、経常利益903百万円(前年同期比52.8%減)、当期純利益478百万円(前年同期比44.8%減)となりました。
主な事業別の状況は次のとおりであります。

セグメント名称
(セグメントに該当する会社)
主要な事業の内容
アスモ事業
(株式会社アスモ)
グループ会社の統制・管理、不動産賃貸
アスモトレーディング事業
(株式会社アスモトレーディング)
食肉の輸出入、食肉及び食肉加工品の販売
アスモフードサービス事業
(株式会社アスモフードサービス)
高齢者介護施設等における給食の提供
アスモ介護サービス事業
(株式会社アスモ介護サービス)
訪問・居宅介護事業所の運営、有料老人ホームの運営
ASMO CATERING (HK) 事業
(ASMO CATERING (HK) COMPANY LIMITED)
香港における外食店舗の運営
そ の 他(サーバントラスト信託株式会社)信託商品の販売
(アスモ少額短期保険株式会社)保険商品の販売
(ASMO CATERING(TAIWAN)
COMPANY LIMITED)
台湾における外食店舗の運営

アスモトレーディング事業
アスモトレーディング事業におきましては、主に牛肉・豚肉・鶏肉の輸出入事業を営んでおり、当連結会計年度における食肉業界は、牛肉ではアメリカにおける飼養頭数の減少と世界規模での需要増加による価格上昇、豚肉では特にチルド商品においてアメリカの港湾ストの影響による在庫不足による販売機会の減少、食肉全体では円安の影響による輸入価格の上昇と非常に厳しい状況で推移いたしました。
このような状況の下、アスモトレーディング事業の特徴でありますメキシコ産牛肉について、米国では米国内の牛肉生産量の低下により、また中国においては米国産の代替品として需要が高まったことから商品価格がメキシコ現地高となり、更には円安の影響も受け、原料価格が大幅に上昇しましたが、他の品種の販売量の増加や新規販売先の開拓に尽力し、売上高は計画を上回るペースで順調に推移したものの、前述のコストアップが主な要因となり、利益の確保が想定通りに進捗いたしませんでした。
一方で、新たな販売チャンネルとしての通信販売では、主に、いわゆるブランド牛等の国産商材を取り扱っており、今後は当該事業にも、より一層注力することで高利益商材の販売増に努めてまいります。また、諸経費の見直しによる費用負担軽減を図り、安定的な収益確保に取り組んでまいります。
以上の結果、当連結会計年度の売上高は、2,893百万円(前年同期比 25.9%増)、セグメント損失(営業損失)は、19百万円(前年同期は、セグメント利益2百万円)となりました。
アスモフードサービス事業
アスモフードサービス事業におきましては、従来の高齢者介護施設を中心として、給食の提供先を拡大してまいりましたが、そのほかの医療機関、学生寮等といった高齢者介護施設以外から幅広い分野においても受注先を増加させるとともに、収益向上のための不採算受託施設の契約解除を並行して行ったことにより、当連結会計年度末時点における受託施設数は276施設(前連結会計年度末は268施設)となっております。
今後においても、売上拡大のための新規受託施設の獲得と収益向上のために、より積極的に幅広い分野に対しての営業活動を行うとともに、企業理念でもあります『食文化への貢献』、『お客様第一主義の徹底』、『積極経営』、『活力ある企業風土の育成』に基づき、常に安全、安心でおいしい、お客様のニーズにあった食事提供を心掛け、よりお客様にご満足いただけるように努めてまいります。
また、年間行事やイベント食(マグロ解体ショー・握り寿司イベント・蕎麦打ちイベント・パティシエイベント)の企画にも注力し、季節に合わせた新商品の研究や試作に取り組む事により、常にお客様に喜んでいただける企画をご提案するとともに、給食提供の質の向上を図ってまいります。
以上の結果、当連結会計年度の売上高は、6,958百万円(前年同期比 4.5%増)、セグメント利益(営業利益)は、165百万円(前年同期比 23.1%減)となりました。
アスモ介護サービス事業
アスモ介護サービス事業におきましては、訪問介護事業所および居宅支援事業所の設置・運営事業を営んでおり、当連結会計年度における介護業界は、恒常的な人手不足に伴う人件費の上昇、来年度に予定されている介護保険法の改正による介護報酬の見直しなど、足元・先行きとも非常に厳しい状況で推移しております。
このような状況の中、ご利用いただける機会を増やすことを目的に積極的に事業所の開設を進めてまいりましたことにより、当連結会計年度末現在、訪問介護事業所35事業所(前連結会計年度末は32事業所)、居宅支援事業所12事業所(前連結会計年度末は11事業所)となり、支援させていただいておりますご契約者様は1,577名(前連結会計年度末点は1,361名)となりました。また、新たな事業として株式会社ベストライフとのフランチャイズ契約による有料老人ホーム運営事業を開始いたしましたことで介護業界への関わりを深め知名度向上に努めてまいります。
さらに、介護人材育成を最重要課題の一つと認識し注力実践していくことで、より良い人材の確保と定着率向上に努め、介護サービスの質の向上を図ってまいります。
以上の結果、当連結会計年度の売上高は、4,245百万円(前年同期比 14.4%増)、セグメント利益(営業利益)は、708百万円(前年同期比 41.1%減)となりました。
ASMO CATERING (HK) 事業
ASMO CATERING (HK) 事業におきましては、香港においては、中国本土の景気の減速や昨年末の民主化デモをきっかけに中国人の香港への往来がより厳格になり、香港経済にとって最も大事ないわゆる「チャイナマネー」が入りにくくなったこともあり、香港の景気の先行きに若干の不安が出てきております。
当社にもその影響が出始めておりますが、16店舗中9店舗を占める低価格業態のファストフードを提供する各店において業績は安定しており、高価格帯でありますレストラン7店舗の不振をある程度カバーできている状況であります。
厳しい契約社会である香港において、好調であった店舗でもデベロッパーの意向により退店を余儀なくされることも多々あり、当社においても3月末をもって沙田今助店が退店となりましたが、既に4月末に香港の繁華街のひとつでもあるモンコック地区に「匠工房秀吉」、上期中のオープンを予定している「日本料理今助」の2店舗の出店が決まっております。
また、その他セグメントに含めておりますASMO CATERING (TAIWAN) COMPANY LIMITEDにおいては、台北市内にて「日本料理今助」を昨年の4月にオープンして以来当連結会計年度末まで好調に推移してきており、会社設立の一年目から黒字化が達成することができました。引き続き「今助」はもちろん、好調なファストフード各店や「秀吉」或いは「北の坂」などの他業態のオープンも視野に入れ物件開発も行ってまいります。
以上の結果、当連結会計年度の売上高は、2,103百万円(前年同期比 17.3%増)、セグメント利益(営業利益)は、52百万円(前年同期比 42.4%減)となりました。

その他の事業
a.サーバントラスト信託株式会社
その他セグメントに含めておりますサーバントラスト信託株式会社は、管理型信託事業を営んでおり、「特定贈与信託」「ペットライフ信託」「老い支度サポート信託」「葬儀費用安心お預かりサービス信託」などの個人向けの信託商品のほか、「葬儀費用管理信託」「顧客分別金管理信託」「不動産証券化信託」「エスクロー信託」などの法人向けの信託商品を取り扱っております。現時点においては、顧客の信託に関する認知・知識の不足等を原因として、潜在的な需要を喚起するのに時間を要する状況にあります。しかしながら、継続的な営業活動によって目に見えない成果は着実に積み上がって来ている状況にあり、近い将来、利益体質の会社へと転換できるとの手応えを感じております。今後につきましても、従来の営業活動をさらに強化していくとともに、グループ主要事業である介護事業とのシナジーを図りながら、新規契約の獲得並びに売上増加に努めてまいります。
以上の結果、当連結会計年度の売上高は、47百万円(前年同期比 5.7%減)、セグメント損失(営業損失)は、29百万円(前年同期は、52百万円)となりました。
b.アスモ少額短期保険株式会社
その他セグメントに含めておりますアスモ少額短期保険株式会社は、少額短期保険事業を営んでおり、「生命定期保険」「入院保障付生命定期保険」「無選択型生命定期保険」など生命・医療系の保険商品の引受・販売を行っており、業績は順調に推移しております。当連結会計年度は前期に新設した代理店11店の稼働及び既存代理店の活性化に向けて積極的に情報提供や研修を行ってきたことにより、新たな顧客の開拓が進んでいます。また、次年度に向けて、グループが得意とするシニア層に向けて複数の新商品の開発や販売準備も進めてまいりました。新商品の投入により、新たなマーケットや代理店の開拓が期待できることから、引き続き、積極的な販路の拡大を進めてまいります。
以上の結果、当連結会計年度の売上高は、473百万円(前年同期比 220.0%増)、セグメント利益(営業利益)は、3百万円(前年同期比 94.0%減)となりました。
(2)キャッシュ・フローの状況
「第2 事業の状況 7 財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (3)資本の財源及び資金の流動性についての分析」をご参照下さい。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E02917] S100576X)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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