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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1004TCA

有価証券報告書抜粋 株式会社近鉄百貨店 業績等の概要 (2015年2月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績
当連結会計年度のわが国経済は、日銀による大幅な金融緩和などにより円安が進み、企業収益の拡大や雇用情勢の改善が見られましたが、消費税率引上げの影響もあり、個人消費は総じて低調に推移いたしました。
百貨店業界におきましては、昨年3月は消費税率引上げ前の駆け込み需要により高額品を中心に売上高が増加しましたものの、4月以降はその反動減に加え、夏場などの天候不順もあり減収基調が続きました。
このような状況の下、当社グループでは、昨年3月7日にあべのハルカス近鉄本店をグランドオープンするとともに、各事業にわたり収益力の向上に懸命の努力を傾けました。
この結果、当連結会計年度の売上高は279,904百万円(前期比1.0%増)、営業利益は3,851百万円(同24.7%増)、経常利益は2,635百万円(同5.7%増)となりましたが、和歌山店の収支状況の悪化に伴う減損損失など特別損失3,055百万円に加え、繰延税金資産取崩しに伴う法人税等調整額1,324百万円を計上したこともあり、当期純損益は、誠に遺憾ながら2,051百万円の損失(前期は969百万円の当期純利益)となりました。

セグメントの業績は、次のとおりであります。


百貨店業におきましては、あべのハルカス近鉄本店をグランドオープンし、フルライン・フルターゲットの品揃えと時間消費型施設の充実した新しい旗艦店を始動いたしました。同店では、あべのハルカスの展望台「ハルカス300」、「大阪マリオット都ホテル」などと連携して様々な催しを行ったほか、ウイング館2階のヤングレディス専門店街「solaha(ソラハ)」への導線整備やタワー館地下2階の食料品売場の改装等を実施したこともあり、広範な地域から、幅広いお客様にお越しいただきました。
また、地域中核店におきましては、競合する商業施設に対し百貨店としての差別化を図るため、奈良店で1階特選洋品売場のルイ・ヴィトン ブティックを全面リニューアルいたしました。郊外店においては、生駒店ではデイリー性の高い生鮮食品の強化を中心に1階及び2階の食料品売場の改装を行いましたが、桃山店については、業績回復の見通しが立たないため昨年9月30日をもって営業を終了いたしました。
専門店ビル事業につきましては、あべのハルカス近鉄本店に隣接するHoopで、1階に若い女性に人気のスイーツショップや関西初出店のセレクトショップを導入する改装を実施し、2012年以来本店のグランドオープンに照準を定めて進めてきた全館改装工事を完成いたしました。
このほか、増加を続ける訪日外国人の買物需要に対応するため、各店で翻訳や免税手続きなど受入態勢の充実に努めるとともに、当社のホームページを英語、中国語、韓国語、タイ語の4カ国語対応に刷新し、海外への情報発信を強化いたしました。加えて、海外の現地旅行会社へのセールスに取り組むなどインバウンドのお客様の増加に向け、積極的な誘致活動を展開いたしました。
さらに、将来を見据えたeコマース(電子商取引)展開の一環として、昨年12月、新たにファッション通販サイト「HARUKASTYLE」を開設いたしております。
しかしながら、これらの諸施策を鋭意実施いたしましたものの、主力のあべのハルカス近鉄本店において、新たな顧客として販売拡大を目指した若年層や子育てファミリー層などへの商品、サービス面の訴求が十分浸透できず、また、食料品売場等における買回りの不便さなど施設面の課題もあり、同店の売上高は目標を大幅に下回る結果となりました。加えて、周辺地域に大型ショッピングセンターが開業した和歌山店の売上高が大きく減少したこともあり、売上高は、259,803百万円(前期比1.2%増)に止まりました。一方、営業利益については、諸経費の節減に努めた結果、2,967百万円(同19.2%増)となりました。


卸・小売業におきましては、株式会社シュテルン近鉄の輸入新車の販売及び株式会社ジャパンフーズクリエイトの鮮魚販売が好調に推移いたしましたため、売上高は12,124百万円(前期比11.3%増)、営業利益は356百万円(同88.7%増)となりました。


その他事業におきましては、株式譲渡によりミディ総合管理株式会社及び株式会社くらし科学研究所を前第1四半期連結会計期間末で連結の範囲から除外したのに加え、株式会社近創の大口工事受注の減少により、売上高は7,976百万円(前期比16.1%減)、営業利益は374百万円(同25.2%減)となりました。
(2)キャッシュ・フロー
当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ1,158百万円増加し3,995百万円となりました。
「営業活動によるキャッシュ・フロー」は、税金等調整前当期純損失の主な要因が特別損失に計上した減損損失でありましたため、減価償却などもあり、10,919百万円の収入(前期は10,637百万円の収入)となりました。
「投資活動によるキャッシュ・フロー」は、主にあべのハルカス近鉄本店に係る工事代金の支払により、9,039百万円の支出(前期は11,116百万円の支出)となりました。
「財務活動によるキャッシュ・フロー」は、借入金の返済などにより722百万円の支出(前期は402百万円の収入)となりました。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


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