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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1004QXA

有価証券報告書抜粋 株式会社 山陽百貨店 業績等の概要 (2015年2月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績
当連結会計年度における国内経済は、期首においては、政府の景気対策による下支えや消費税率引き上げに伴う駆け込み需要により、企業業績や個人消費に改善傾向がみられ、景気は緩やかな回復基調にありましたが、2014年4月の消費税率引き上げや原材料などの輸入価格上昇に伴う物価高などの消費の押し下げ要因により、景気の先行きは、引き続き楽観視できない状況で推移いたしました。
百貨店業界におきましては、消費税率引き上げに伴う駆け込み需要により、宝飾品・美術工芸品などの高額商品や化粧品・ファッション商材などの身回品のまとめ買いによる大幅な売上増がありましたが、増税後はその反動から、一転して売上が大きく前年を下回る厳しい商況となりました。また、東京・大阪を中心とした大都市圏の店舗では、円安やビザの緩和で増加した訪日外国人旅行者(インバウンド)特需により、売上の落ち込みを最小限に抑えることができたのと対照的に、多くの地方都市の店舗におきましては、個人消費の低迷も相まって厳しい情勢が続き、商圏や立地による業界の二極化が顕著に現れました。姫路地区では、JR姫路駅周辺の再開発工事に伴う中心市街地への歩行者・自動車アクセスの悪化に加え、2013年に開業した駅前大型商業施設との競合激化が、当社の営業面で少なからず影響を及ぼす結果となりました。
このような状況のなか、当社グループは当連結会計年度よりスタートする新たな中期経営計画(2014年度~2016年度)を策定し、そのビジョンに掲げる「日本一生き生きとした百貨店」の実現に向け、さらなる取り組みの強化に努めるべく、各種の営業施策を展開してまいりました。
営業面では、姫路商圏におけるオーバーストア状態のなかで差別化を図るべく、引き続き商品力の強化と店舗環境の整備に注力してまいりました。具体的な取り組みといたしましては、地階食品フロアには、県内初出店となる京都の名店銘茶「中村藤吉本店」、お吸物・茶漬専門店「京洛辻が花」を、4階婦人服フロアには、英国の上品でエレガントな婦人服「バラ色の暮し」をオープンするとともに、5階生活雑貨フロアには、第二催事会場として「ギャラリー山陽」を開設し、美術・雑貨アイテムを中心に週替わりで人気催事を開催して集客に努めました。また、隣接する山陽姫路駅高架下「モルティひめじ」内に売場を拡張し、「西別館」として特設催事会場などに利用しました。そして、2014年8月からは本館1階婦人雑貨フロアを中心に、実に23年ぶりの店舗拡張を伴う大幅な改装工事を実施しており、すでに完成した化粧品売場では、「地域一番店の品揃え」を確固たるものにすべく、姫路初ブランド「ロクシタン」や「RMK」、その他海外有名ブランドを多数導入することにより、「新たなお客様」を獲得しました。また、アクセサリー売場を2階へ移設して、お客様が買い回りしやすい環境を整えるとともに、品揃えの充実に努め、他店との差別化を図りました。美術催事といたしましては、洋画の巨匠「アイズピリ展」、幅広い年齢層からの支持を集める「松本零士の世界展」など有名作家の作品展を開催するとともに、増税前の高額品購入の駆け込み需要を取り込むため、店内外で各種催事を行い、大きな成果をあげることができました。
一方、経費面では、徹底した節減を実行し、引き続き限られた経営資源のなかで効率的な運用に努めました。
以上のような取り組みの結果、当連結会計年度の売上高は、増税後の消費の低迷や近隣商業施設との競争激化等が影響したものの、営業強化策実施による下支えもあり19,492百万円(前年同期比1.9%減)となり、営業利益は、電力コストアップによる水道光熱費の増加や、改装関連諸経費が増加したこともあり162百万円(前年同期比41.4%減)、経常利益は238百万円(前年同期比30.8%減)、当期純利益は162百万円(前年同期比35.7%減)となりました。

(2)キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度の現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は前連結会計年度末に比べ120百万円増加し、1,805百万円(前年同期比7.2%増)となりました。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は409百万円となりました。これは主として、税金等調整前当期純利益204百万円、減価償却費302百万円等による収入に対し、法人税等の支払額100百万円等による支出によるものであり、前連結会計年度に比べ134百万円の収入増となりました。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は124百万円となりました。これは主として、有形固定資産の取得による支出116百万円等によるものであり、前連結会計年度に比べ173百万円支出減となりました。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は164百万円(前連結会計年度は102百万円の収入)となりました。これは主として、長期借入金の借入れ1,700百万円による収入に対し、短期借入金の純減180百万円、長期借入金の返済1,670百万円等による支出によるものであります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E03024] S1004QXA)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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