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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1004TAQ

有価証券報告書抜粋 株式会社井筒屋 業績等の概要 (2015年2月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1) 業績

当期におけるわが国経済は、政府や日銀による経済・金融政策等の効果により、株価の上昇や円安傾向が一段と進み、輸出企業を中心とした企業収益や雇用環境が改善されるなど、緩やかな回復基調で推移いたしました。その一方で、円安による原材料価格の上昇や消費税増税後の消費マインドの低迷等の影響もあり、個人消費に弱さが見られるなど、景気の先行きは不透明な状況が続いております。
百貨店業界におきましては、消費税増税前の駆込み需要を背景に、高額商材を中心に、前回増税時を上回る高い伸びを示しましたが、増税後の4月以降は、反動減に加え不安定な天候の影響もあり、訪日外国人売上高が大幅に増加した大都市の一部店舗を除き、地方都市の店舗は総じて厳しい商況となりました。
このような状況の下、当社グループにおきましては、安定的に利益を計上できる収益構造を維持・推進するとともに、効率的な百貨店経営を目指して、昨年度より「井筒屋グループ 中期3ヵ年経営計画(2013年度~2015年度)」を推進いたしております。計画2年目となる当期は、当社グループの収益の柱である本店および黒崎店に重点的に投資をおこない、婦人服売場等の大規模改装を実施するなど、収益力の強化を図ってまいりました。
また、昨年5月駐車場経営の持分法適用関連会社である株式会社エビスの全株式を、追加取得して完全子会社化したのち、同社の吸収合併をおこない、店舗収益の向上、サービス強化に努めてまいりました。
当期における当社グループの業績につきましては、売上高は852億59百万円(前期比97.7%)、営業利益は19億74百万円(前期比89.4%)、経常利益は13億84百万円(前期比70.0%)、当期純利益は、持分法適用関連会社である株式会社エビスの全株式を追加取得して完全子会社化したのち、同社を吸収合併したことによる「抱合せ株式消滅差損」41億20百万円、固定資産の「減損損失」12億1百万円等を特別損失に計上したことにより、47億72百万円の当期純損失(前期は19億1百万円の当期純利益)となりました。
セグメントの業績を示すと、次のとおりであります。
① 百貨店業
当社グループの主要な事業であります百貨店業におきましては、「お客様第一主義」を基本とし、品揃えの強化を進め、販売サービスの向上を図るとともに、ライフスタイルや商環境の変化への対応力強化に取組んでおります。
本店におきましては、昨年3月の婦人靴・バッグ売場のリニューアルオープンを皮切りに、10月には、1998年の新館オープン以来16年振りとなる大規模リニューアルを実施し、本館3階、4階および新館2階、3階、4階の婦人服フロアをグランドオープンいたしました。
新規ブランドの導入やレストスペースの充実など、品揃えの強化と売場環境の改善をおこなってまいりました。また、本年1月より、お客様の利便性向上のため、毎週金曜日、土曜日の営業時間を1時間延長し、閉店時間を20時といたしました。
コレットにおきましては、雑貨を中心としたセレクトショップや、新たなカジュアルブランドを導入するなど、20代、30代のお客様をターゲットとした品揃えの強化に取組んでまいりました。
黒崎店におきましては、昨年6月に、4階フロアに ABCマートメガステージを導入するなど、ファミリー層に対応する品揃えの強化を図ってまいりました。また、11月には、7階フロアに大型書店ブックセンタークエストを移転オープンし、店舗の魅力と集客力の向上に取組んでまいりました。さらに、黒崎地区の店舗運営を効率化すべく、アネックス-1の閉店を本年2月に決議いたしました。
店外ショップにおきましては、昨年10月に北九州市若松区の大型商業施設内に二島ショップをオープンし、地域のお客様の利便性向上に努めてまいりました。
業績につきましては、売上高は852億59百万円(前期比97.7%)となり、営業利益は21億58百万円(前期比89.6%)となりました。
② 友の会事業
株式会社井筒屋友の会が前払式の商品販売の取次をおこなっており、外部顧客に対する売上高はなく、業績につきましては、7百万円の営業損失(前期は5百万円の営業利益)となりました。

(2) キャッシュ・フローの状況

当連結会計年度の現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べて1億31百万円減少し、66億3百万円となりました。(前連結会計年度は67億34百万円)。これらの要因は以下のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、抱合せ株式消滅差損、減損損失及び減価償却費等により34億67百万円の資金収入(前連結会計年度は34億63百万円の資金収入)となりました。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、主に有形固定資産の取得により17億50百万円の資金支出(前連結会計年度は45百万円の資金支出)となりました。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、主に借入金の返済により18億48百万円の資金支出(前連結会計年度は16億52百万円の資金支出)となりました。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E03032] S1004TAQ)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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