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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1004RQT

有価証券報告書抜粋 マックスバリュ東海株式会社 事業等のリスク (2015年2月期)


対処すべき課題メニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 食品の安全性におけるリスク
当社グループでは、生鮮・デリカ部門においてインストア製造を行なっております。すなわち製造・販売者の責任として、さまざまな食品表示や衛生管理の履行が必要となっており、各種表示や衛生管理については従業員教育の徹底と品質管理体制の強化を図っております。これらの対策を実施していますが、不適切な食材や異物の混入などで予期せぬ事件・事故等が発生した場合は、当社グループの社会的信用の低下を招き、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

(2) 当社グループの出店開発におけるリスク
当社は静岡県、神奈川県、山梨県及び愛知県において食料品を中心とするスーパーマーケット事業を展開しており、また、連結子会社は有価証券報告書提出日現在、中国広東省にて3店舗を経営しております。当社グループの成長戦略として今後も上記地域への新規出店を進める計画であります。
当社グループとしては、当然のことながら計画どおりの店舗開設及び当該店舗からの利益創造を最重要課題に据えておりますが、当社グループの目指すドミナントエリアでの競合の激化や消費マインドの動向等に加え、新設店舗の軌道化が計画どおりに進捗しない場合は、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
また、新店開発については、競合に打ち勝つとともに、お客さまのライフスタイルの変化、外部環境の変化に対応できる店舗フォーマットモデルを設定し、店舗の標準化を目指すと同時に、M&Aによる店舗展開についても検討してまいります。しかしながら、新規出店に伴う人材の確保と育成ができない場合や、法的規制等により計画どおりに進捗しない場合は、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
なお、親会社であるイオン株式会社から出店地域に制約を受けるような契約等はありません。

(3) 法的規制等におけるリスク
当社グループは、国内においては食品衛生法・JAS法・食品安全基本法・独占禁止法・労働関係法令などの法的規制の適用を受けております。当社グループとしては法令遵守を徹底しておりますが、万一、法令に違反する事由や妥当ではないとする事由等が発生し、事業活動等が制限された場合、業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

(4) 個人情報の管理におけるリスク
当社グループは、小売事業の顧客から得た個人情報を保有しております。これらの個人情報の管理につきましては、「個人情報の保護に関する法律」の施行にあわせ、保護方針の制定とともに社内規程・マニュアル等を作成し、厳格な運用と従業員への教育の徹底を図っております。これらの対策を実施していますが、予期せぬ事件・事故等により個人情報の流出等が発生した場合は、社会的信用の低下を招き、業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。


(5) 消費税増税と社会保険料等の負担増による個人消費への影響
当社グループは一般消費者に対し食料品を中心とした生活必需品の小売販売を主要事業としております。さらなる消費税率の引上げや社会保険料の負担増などが実施され、消費マインドの冷込み等が発生した場合、業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

(6) 減損会計の適用におけるリスク
当社グループは、店舗に係る有形固定資産及びのれんなどの固定資産を保有しています。当社グループは、店舗の収益性の低下により各店舗の簿価が回収できない場合、もしくは会計基準の変更がある場合、当該店舗について減損処理を行うことがあります。当社グループの店舗に係る減損損失額は、2014年2月期は6億37百万円、2015年2月期は8億69百万円をそれぞれ計上しており、今後も減損損失を計上する可能性があります。
また、当社グループは、のれん等の経済価値が下落した場合、当該のれん等について減損処理を行うことがあり、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

(7) 税効果会計に伴う繰延税金資産の計上
当連結会計年度末では合計39億63百万円(総資産に対する構成比5.6%)の繰延税金資産を計上しております。
当社グループは、毎期、繰延税金資産の回収可能性の見直しを行っております。その見直しの結果、将来の税金負担額を軽減する効果を有していると見込まれなくなった場合には、繰延税金資産を適時に取り崩すことになり、当期純利益及び自己資本が減少する可能性があります。

(8) 災害等に関するリスク
国内において当社グループが店舗展開する地域は東海地震の発生が予測されており、南海トラフ巨大地震の被害想定では甚大な被害発生が予測されております。店舗施設等の周辺地域において大地震・津波のほか台風等の災害あるいは予期せぬ事故等が発生し、同施設等に物理的に損害が生じ、当社グループの販売活動や流通・仕入活動が阻害された場合、さらに人的被害があった場合、業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
また、新型インフルエンザ等の広域かつ急速なまん延のほか、事故、暴動、テロ活動その他当社の供給業者もしくは仕入・流通ネットワークに影響を及ぼす何らかの事象が発生し、販売活動や流通・仕入活動が阻害された場合、さらに人的被害があった場合、業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

(9) 親会社イオン株式会社との関係について
① 当社グループの親会社はイオン株式会社であり、当連結会計年度末現在、当社の発行済株式の69.3%を所有し ております。
当有価証券報告書提出日現在、当社が店舗展開をしている静岡県、神奈川県、山梨県、愛知県では、イオングループ他社がGMS(総合スーパー)、食品スーパーマーケット等を展開しております。
会 社 名静岡県神奈川県山梨県愛知県店舗計
イオンリテール株式会社71922553
マックスバリュ関東株式会社-3--3
マックスバリュ中部株式会社---4646
イオンマーケット株式会社-6--6
株式会社ダイエー-291535
株式会社マルエツ-47--47
店 舗 計7104376190
今後の食品スーパー等の事業戦略は静岡県、山梨県、愛知県東三河地区の新規出店については当社が進める戦略であり、競合する可能性は低く、また神奈川県においては、当社は神奈川県中西部を中心に店舗展開しており、イオングループ他社は主に北東部を中心に店舗展開していること、さらには同県の全体のマーケット規模から判断して競合となりうる状況には至っておりません。
しかしながら、親会社グループのグループ戦略に変更が生じた場合や親会社グループ各社の事業展開によっては競合が発生する可能性は否定できず、この場合は、当社グループの事業展開及び業績等に影響を及ぼす可能性があります。
② 当社とイオングループ(当社子会社を除く)との取引
ア.2015年2月期において当社はイオングループ37社と取引があり、その取引の内容及び金額は下記のとおりであります。
(ア)商品仕入
イオントップバリュ株式会社、イオン商品調達株式会社をはじめとする企業から各種商品を仕入れており、これらの総額は363億81百万円であります。
(イ)業務委託契約等
イオングローバルSCM株式会社への物流業務の委託や、イオンビッグ株式会社へのDS事業開発業務委託、イオンアイビス株式会社をはじめとする企業の情報処理等のサービスを利用しており、これらの総額は20億63百万円であります。

(ウ)クレジット、商品券等の取扱い
イオンクレジットサービス株式会社をはじめとする企業の発行するクレジットカード、WAON及びイオン商品券の利用の総額は1,080億20百万円であります。また、WAONカード及びイオン商品券の販売総額は10億27百万円であります。このほか、WAONのチャージ(入金)の取扱いをしております。これらの利用時の支払手数料等は15億99百万円、販売等に係る受取手数料は3億80百万円であります。
(エ)ロイヤルティ
イオン株式会社に対し、グループ経営ノウハウ利用、ブランド使用の対価としてのロイヤルティ2億72百万円を支払っております。
(オ)その他の取引
イオンタウン株式会社、株式会社CFSコーポレーション及びイオンリテール株式会社から店舗を賃借しており、これらにかかる賃借料の総額は10億93百万円であります。また、イオンディライト株式会社をはじめとする企業から店舗等で使用する資材備品等を購入しており、これらの総額は8億27百万円であります。

上記のほか、物流収入など当社の収益にかかる取引は6億76百万円、店舗維持管理などの費用に係る取引は20億78百万円であります。

イ.2015年2月期における当社とイオングループに係る主な取引は、以下のとおりであります。

会社名事業の内容取引の内容取引金額
(百万円)
イオン株式会社純粋持株会社ロイヤルティ契約272
セミナー参加費等12
イオンリテール株式会社総合小売業商品仕入235
資材備品等購入25
イオン商品券利用支払手数料26
店舗賃借42
店舗等維持管理費14
イオン商品調達株式会社商品の一括調達及び供給商品仕入14,920
イオントップバリュ株式会社プライベートブランド
商品開発
商品仕入16,583
物流収入420
業務委託収入20
イオンフードサプライ株式会社生鮮食品製造加工及び配送事業商品仕入3,668
物流収入55
株式会社未来屋書店書籍類販売事業商品仕入290
イオンリカー株式会社リカー専門店、商品供給事業商品仕入146
イオングローバルSCM株式会社物流センター運営物流業務委託費等1,635
商品仕入31
機材等賃借13
情報システム利用等14
イオンビッグ株式会社ディスカウントストア事業DS事業開発業務委託18
イオンアイビス株式会社シェアードサービス及びITサービス事業間接部門業務委託19
情報システム利用等354
資材備品等購入19
店舗等維持管理費85
イオンクレジットサービス株式会社金融サービス業クレジット等取扱支払手数料1,599
WAONカード発行業務委託等受取手数料380
電子マネーシステム利用料12
イオンタウン株式会社ディベロッパー事業店舗賃借693
店舗等維持管理費28
イオンディライト株式会社総合メンテナンス事業商品仕入492
物流収入51
資材備品等購入773
店舗等維持管理費467


会社名事業の内容取引の内容取引金額
(百万円)
株式会社CFSコーポレーションドラッグストア地代家賃等249
店舗賃貸67
店舗等維持管理費98
イオンコンパス株式会社旅行代理店事業旅費交通費等28
株式会社生活品質科学研究所商品検査事業衛生調査費用等53
イオン保険サービス株式会社保険商品販売事業店舗総合保険等159
イオンリンク株式会社Eコマース事業ネットスーパー運営業務15
株式会社エスオーレジ等店舗運営業務店舗賃借89
店舗等維持管理費14
(注)1.上記の取引には消費税等は含まれておりません。
2.ロイヤルティについては当社の営業収益に対し、第三者評価により算定された一定の料率を乗じて決定しております。
3.商品仕入、資材備品等購入、店舗維持管理に係る取引などにつきましては、一般的な取引条件を参考に、交渉の上決定しております。
4.地代家賃等の取引につきましては、近隣の取引実績等を参考に、交渉の上決定しております。

③ 人的関係
当有価証券報告書提出日現在、当社社外監査役である松岡洋幸氏(常勤監査役)、足立憲昭氏、小林将人氏はイオングループの役員を兼任しております。
また、2015年2月28日現在、イオングループからの当社受入出向者は9名、イオングループへの当社派遣出向者は20名であります。

当社とイオングループとの関係は以上のとおりですが、いずれも当社の経営判断や営業活動に影響を与えるものではなく、当社が独立して主体的に事業運営を行っております。

(10)中国への事業展開
当社グループは、当有価証券報告書提出日現在、中国広東省にてスーパーマーケット3店舗を経営しております。今後の事業拡大にあたっては充分な調査を行なった上で実施いたしますが、中国行政当局や現地マーケット状況の予期せぬ変化が生じた場合、また為替相場の変動等により業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

対処すべき課題財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


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