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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10051G7

有価証券報告書抜粋 株式会社フレンドリー 業績等の概要 (2015年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

当社において開示対象となる報告セグメントは、フードサービス事業の単一事業であるため、主に業態区分別に記載しております。

(1) 業績

当事業年度におけるわが国経済は、消費税増税後の景気落ち込みがあったものの、政府や日銀による経済対策や金融政策等の各種政策の効果により、円安・株高を背景に企業収益や個人消費に改善が見られ、景気は緩やかな回復基調が続いております。その一方で、円安による輸入品価格の上昇が消費動向を低調に推移させるなど、依然として、景気の下振れ懸念が拭えない状況が続いており、先行き不透明な状況で推移しております。
当社を取り巻く経営環境におきましても、外食業界は、急激な円安による原材料価格の高騰や、人手不足による人件費の高騰に加えて、品質管理に対する不安感、業種・業態の垣根を越えた企業間競争が激化するなど、依然として厳しい経営環境が続いております。
このような環境のもと、当社におきましては黒字体質への転換を早期に果たすべく、2010年10月に策定した「経営構造改革計画」を着実に実行してまいりました。しかしながら、当時の財政状況・損益状況では十分な資金調達が行えず、また、収益力に比して過大な有利子負債を負担しており、さらに自己資本が脆弱である状況においては、資本の毀損を伴う抜本的な改革を行うことができない事態に陥っておりました。かかる事態を打開するため、当社は主力銀行である株式会社りそな銀行(以下「りそな銀行」といいます。)と協議し、2014年8月1日付でりそな銀行と連名にて、株式会社地域経済活性化支援機構(以下「機構」といいます。)に再生支援の申し込みを行い、同日付で機構より再生支援決定の通知を受け、諸施策を実行しております。当社は機構の再生支援手続の中で、取引金融機関に対する2014年8月1日から2019年9月末までの間における金融債権元本の弁済猶予、りそな銀行に対する4億円の債務の株式化、機構を引受先とする新株予約権付社債及び新株予約権の第三者割当による約10億円の資金調達を、2014年10月30日付けで実行しており、さらにりそな銀行による総額5億円のコミットメントライン契約を2014年10月3日付で締結し、必要な運転資金を確保しております。また機構より役員等の人的支援も受け、新たに策定した事業再生計画(以下「本事業再生計画」といいます。)に基づき、早期の再生を目指して全力で邁進しております。
本事業再生計画における当社事業再生の基本方針は、①既存店舗の改装による集客力の改善、②改善されたハード(店舗設備)を最大限に活かす店舗オペレーションの改善、③業態転換による業態の絞り込みと集中、④売上改善への取組み強化、以上の事業整理に伴う⑤本社管理機能の効率化及び追加のコスト削減、⑥戦略的な店舗撤退であります。
上記本事業再生計画の6つの基本方針を掲げて、2014年度下期より業績回復に取組んだ結果、下期には来店客数の回復が顕著になってまいりました。2014年度の全社平均来店客数前年比を上期と下期で比較すると、上期は93.9%でありましたが、下期は100.2%となっております(通期全社平均来店客数前年比96.8%)。また売上高につきましても、既存店については、上期は前年比95.8%、下期は103.1%と回復傾向にあり、客単価も回復傾向にあります。
店舗展開につきましては、「源ぺい」は、1店舗を閉店するとともに、22店舗を改装いたしました。「フレンドリー」は、4店舗を閉店するとともに、4店舗を「源ぺい」に転換(内1店舗は改装中であります)、また8店舗を改装いたしました。「香の川製麺」は、3店舗を閉店いたしました。「つくしんぼう」は、6店舗を改装いたしました。「ボンズ」は、2店舗を閉店するとともに、1店舗を「源ぺい」に転換いたしました。「ハッピーコング」は、残っていた1店舗を閉店いたしました。よって当期末の店舗数は、前期末比11店舗減少し、85店舗となりました。
業態別には、「産直鮮魚と寿司・炉端 源ぺい」31店舗、「おいしい・たのしい・ここちいい」をコンセプトとする洋食の「ファミリーレストラン フレンドリー」18店舗(内1店舗 源ぺいに改装中)、「釜揚げ讃岐うどん 香の川製麺」14店舗、「日本の原風景“里山”」をコンセプトとする居酒屋「和み料理と味わいの酒 つくしんぼう」12店舗、「和・洋・中の料理と団欒」をコンセプトとする「団欒れすとらん ボンズ」8店舗、「フレッシュフレンドリー 」1店舗、「新・酒場 なじみ野」1店舗となっております。

商品政策につきましては、“健康・安全・おいしさ”の見地から食材を厳選し、お値打ちな商品の提供と同時にテーブル上でのライブ感を味わっていただけるように努めました。食の安全・衛生管理につきましては、引続き「フレンドリー品質基準」の構築と衛生管理・検査体制を確立し、厳格に運用しております。
業績につきましては、本事業再生計画に則り、徹底して再建を行ってまいりました。その結果、下期は来店客数・売上高・客単価が回復傾向にありましたが、上期の計画未達を補うには至りませんでした。また、特に下期より、原材料関係及び人件費関係の高騰があったこと、さらに「源ぺい」への転換4店舗及び「源ぺい」を中心に36店舗の内外装工事を行ったことにより、黒字化は果たせませんでした。その他、資産内容健全化の観点から減損損失を162百万円計上しております。
以上の結果、当期の売上高は 8,690百万円(前期比439百万円減、4.8%減)、営業損失は599百万円(前年同期は営業損失326百万円)、経常損失は595百万円(前年同期は経常損失281百万円)、当期純損失は837百万円(前年同期は当期純損失410百万円)となりました。
(部門別の状況)
「産直鮮魚と寿司・炉端 源ぺい」
旬の魚と寿司、炉端のお店です。厳選された海鮮食材にこだわり、長崎佐世保港より産地直送の天然魚を店舗で下ろし、鮮度の高い刺身の提供に取組んでおります。1月より販売を開始いたしました「厚切り牛たん」は、好評でお昼の主力商品となっております。また、お寿司は新鮮な魚をデカネタにて提供しており、集客の柱となっております。宴会メニューや会席メニューも用途ごとに取り揃えております。業態転換は、古市店・河内長野店・新大阪店・高槻松川店・神戸元町店(業態転換工事中)の5店舗を実施、一方で針中野店の閉店を行いました。当部門の店舗数は、前期末比3店舗増加し31店舗となり、部門売上は3,428百万円(前期比267百万円増、8.5%増)となりました。
「ファミリーレストラン フレンドリー」
「おいしい・たのしい・ここちいい」をコンセプトとする地域に根ざしたカジュアルな洋食のレストランです。こだわりのバイキング料理(「サラダバー」「ランチバイキング」)や、2月より販売いたしました厳選ビーフ・ポークを原料とした「黄金ハンバーグ」は好評を博しております。また、3月より販売いたしました「黄金ハンバーグと どでか海老フライ」は好調な売れ行きを示しております。当部門の店舗数は、4店舗の業態転換(内1店舗、業態転換改装中)と4店舗の閉店により、前期末比7店舗減少し18店舗となり、部門売上は1,950百万円(前期比391百万円減、16.7%減)となりました。
「釜揚げ讃岐うどん 香の川製麺」
国産小麦を使った自家製麺をセルフスタイルで楽しめる、うどん専門店です。お子様からお年寄りまで、男女を問わず幅広い人気のうどんを280円から提供いたしております。低価格でも“打ちたて・ゆでたて”の本格うどんを、各種天ぷら・おにぎりと組み合わせてお楽しみいただけます。3月より販売いたしました「桜海老のかき揚げおろしぶっかけうどん」は、ヒット商品となっております。当部門の店舗数は、3店舗の閉店により14店舗となり、部門売上は1,117百万円(前期比56百万円減、4.8%減)となりました。
「和み料理と味わいの酒 つくしんぼう」
「日本の原風景“里山”」をテーマにした都市型居酒屋です。古民家造りの旅館をイメージし、日本の四季や自然の中での懐かしい記憶を呼び起こす事のできるノスタルジックな雰囲気と素材にこだわった季節ごとのメニューは、充実したドリンクメニューとともにお客様からご好評を頂いております。また、1月より販売いたしました阿波の地鶏と旬野菜をテーマにした新商品は、人気商品となっております。当部門の店舗数は、前期末と変わらず12店舗で、部門売上は1,109百万円(前期比60百万円減、5.2%減)となりました。
「団欒れすとらん ボンズ」
食を通じた団欒とふれあいの絆づくりをテーマにしたレストランとして和・洋・中の料理を提供しております。素材と彩にこだわったメニューで、お友達やご家族連れの方々に“団欒のひととき”を楽しんでいただいております。特にお昼の“選べる日替わりランチ”や“季節の旬メニュー”は好評を頂いております。当部門の店舗数は、2店舗閉店と1店舗源ぺいに業態転換したことにより、前期末比3店舗減少し8店舗となり、部門売上は815百万円(前期比157百万円減、16.2%減)となりました。

「フレッシュフレンドリー」
商品の美味しさと美しさを追求した高級感を感じさせるカジュアルレストランです。清潔感ある雰囲気で心地よい時間を提供するとともに、大人のカップルやファミリーが過ごしやすい高品質な接客と商品を提供いたしております。店舗数は1店舗で、部門売上は98百万円(前期比40百万円増、69.1%増)となりました。
「新・酒場 なじみ野」
元気で楽しい酒場、仕事帰りに気軽に立ち寄れる酒場、“安くて旨い毎日でも通いたくなる居心地の良い新時代の酒場”をコンセプトとし、現在高槻市で好評営業中です。2015年6月には、2号店を大阪駅前第2ビル地下1Fに新たにオープンいたします。部門売上は95百万円(前期比5百万円増、5.7%増)となりました。

(2) キャッシュ・フローの状況

当事業年度末における現金及び現金同等物の残高は、前期末比21百万円増加して836百万円となりました。その要因は、営業活動により334百万円減少、投資活動により631百万円減少、財務活動により987百万円増加したことによるものであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、前期比245百万円減少して△334百万円となりました。主な増加要因は、減価償却費230百万円、減損損失162百万円に対し、主な減少要因は、税引前当期純損失810百万円等であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、前期比452百万円減少して△631百万円となりました。主な要因は、有形固定資産の取得による支出661百万円、差入保証金の回収による収入64百万円、資産除去債務の履行による支出18百万円等であります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、前期比1,038百万円増加して987百万円となりました。主な要因は、社債の発行による収入1,000百万円、リース債務の返済による支出6百万円、借入金の返済による支出5百万円等であります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E03110] S10051G7)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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