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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10052I4

有価証券報告書抜粋 株式会社 木曽路 業績等の概要 (2015年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績
当事業年度におけるわが国経済は、政府による経済政策や日銀の金融緩和により企業収益や雇用環境の改善など明るい兆しがみられました。その一方で消費税率引上げ以降個人消費の回復に時間を要するなか、先行する物価上昇に伴う実質所得の低下や海外経済動向など依然先行きは不透明な状況で推移しました。
外食業界におきましては、期初、消費税率引上げの影響は総じて限定的であったものの、夏場の天候不順や円安の影響による原材料価格の上昇、人材の確保、異業種との競争など依然として厳しい経営環境で推移しました。
このような経営環境のなかで当社は、1店舗の新規出店、4店舗の改装、1店舗の業態転換(素材屋からじゃんじゃん亭)、1店舗の退店を実施し、その結果、当事業年度末の店舗数は169店舗となりました。
営業面では、旬の料理の提供やお客様ニーズに合わせたメニューの投入など料理・サービスの充実に努めるとともに、季節毎のイベントを中心に販売促進活動を実施した結果、消費税率引上げから直接的に受ける大きな影響もなく、既存店において増収基調で推移しておりました。しかしながら、昨年8月に発覚した一部の店舗におけるメニュー表示と異なった食材使用の問題(以下、メニュー不正表示問題と表現します。)が大きく影響し、売上高が前事業年度と比べ5.0%の減少となりました。
費用面では、一部の食材の値上がりや厳しい採用環境のなか人件費の増加並びに店舗改装、設備の更新を政策的に進めたため修繕費が増加しました。また、メニュー不正表示問題への直接的な対策費用として64百万円を計上しました。
この結果、当事業年度の売上高は434億30百万円(前事業年度比5.0%減少)、営業利益は2億34百万円(同83.1%減少)、経常利益は2億75百万円(同80.6%減少)となりました。また、特別損失として、固定資産除却損45百万円、減損損失6億14百万円、合計6億60百万円(前事業年度は1億10百万円)を計上しました。
以上の結果、当期純損失は6億1百万円(前事業年度は当期純利益6億12百万円)となりました。また、1株当たり当期純損失は23.27円(前事業年度は1株当たり当期純利益23.70円)となりました。

当事業年度におけるセグメント別の概況については、当社の事業は単一セグメントでありますので、その概況を部門別に示すと次のとおりであります。

木曽路部門
しゃぶしゃぶ・日本料理の「木曽路」部門は、旗艦店である瓦町店の全面改装を含む2店舗の改装を実施し、当事業年度末店舗数は118店舗となりました。
営業面では、季節毎のイベントを実施するとともに旬のメニューや幅広いお客様のニーズに合わせたメニューなどの充実に努めました。しかしながら、メニュー不正表示問題の影響や秋の「しゃぶしゃぶ祭り」を中止したことなどにより、売上高は363億57百万円(前事業年度比5.1%減少)となりました。

素材屋部門
居酒屋の「素材屋」部門は、1店舗の退店(じゃんじゃん亭への業態転換)により、当事業年度末店舗数は18店舗となりました。
営業面では、コアメニューの串焼きの拡販、旬メニューや焼酎のお値打ち販売並びに平日限定フェアの実施により来店客数の増加に努めましたが、既存店の売上高は前事業年度を下回りました。また、前事業年度中の7店舗の退店が響き、売上高は27億33百万円(同17.0%減少)となりました。

鈴のれん部門
和食レストランの「鈴のれん」部門は、店舗の異動はなく、当事業年度末店舗数は9店舗であります。
営業面では、季節メニューを充実するとともにグランドメニューの内容、接客サービス、販売促進活動の見直しを行い営業体制の強化に努めました。当事業年度の売上高は14億25百万円(同2.3%減少)となりました。

とりかく部門
鶏料理の「とりかく」部門は、店舗の異動はなく、当事業年度末店舗数は10店舗であります。
営業面では、歓送迎会、忘年会など宴会メニューをより充実させ、また、こだわりの旬の一品提供などを行いました。その結果、売上高は10億60百万円(同2.2%増加)となりました。

じゃんじゃん亭部門
焼肉の「じゃんじゃん亭」部門は、1店舗の業態転換(事業年度末日現在、改装中)と1店舗の退店により、当事業年度末店舗数は8店舗であります。
営業面では、法人や学生のイベント等に合わせた予約獲得活動を強化し、また、全店で食べ放題メニューの拡販、タッチパネルによる注文システムを導入するなどスピード提供に取り組み来店客数の増加に努めました。その結果、売上高は10億30百万円(同8.3%増加)となりました。

ウノ部門
ワイン食堂の「ウノ」部門は、1店舗の新規出店により、当事業年度末店舗数は6店舗となりました。
営業面では、豊富な種類のワインを取り揃え、また、季節毎のフェアの実施やパーティーコースの充実などに努めました。その結果、売上高は7億39百万円(同31.9%増加)となりました。

その他部門
その他部門は、外販(しぐれ煮、胡麻だれ類)、不動産賃貸等であります。
その売上高は83百万円(同4.6%減少)であります。

(2)キャッシュ・フロー
当事業年度のキャッシュ・フローは、営業活動から得られたキャッシュ・フローは、15億37百万円の流入超過(前事業年度比2億54百万円の減少)となりました。主な内容は、減価償却費13億70百万円、減損損失6億14百万円、未払消費税等の増加4億91百万円などに対し、法人税等の支出6億21百万円及び税引前当期純損失3億85百万円などであります。
投資活動に使用されたキャッシュ・フローは6億42百万円の流出超過(前事業年度比5億1百万円の減少)となりました。主な内容は、店舗などの有形固定資産の取得による支出8億33百万円に対し、差入保証金の回収(差入と回収の純額)が2億34百万円であります。
財務活動に使用されたキャッシュ・フローは、5億3百万円の流出超過(前事業年度比48百万円の減少)となりました。主な内容は、リース債務の返済1億39百万円と配当金の支払い3億61百万円であります。
以上の結果、当事業年度末の現金及び現金同等物の残高は、前事業年度末に比べ3億91百万円増加し、135億54百万円となりました。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E03121] S10052I4)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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