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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1004RYO

有価証券報告書抜粋 株式会社Olympicグループ 対処すべき課題 (2015年2月期)


生産、受注及び販売の状況メニュー事業等のリスク

当連結会計年度は、デフレ脱却を目指した金融政策や広範な経済刺激策により、景気回復の兆しを感じられる1年でした。しかしながら小売業界においては、業態を超えた出店や価格競争が常態化する中で消費者の店舗や商品の選別はますます厳しくなり、消費増税が延期されたとはいえ、2015年度も依然厳しい局面が続くことが予想されます。
このような環境のもと、当社グループは小売部門の業態を整理し、より特徴付けしていくとともに、連結子会社各社のそれぞれの機能を今まで以上に強化し、グループとしてのシナジー発揮により経営課題を克服してまいります。
① 食品部門の方向性と重点課題
生鮮三品の販売強化およびEDLP政策の継続により、ご来店客数、ご来店頻度、お買上げ点数の増加に継続して取り組みます。そのために品揃えの選別と集中を進めるとともに、商圏内の他店価格の調査を随時実施し、「Olympicは良いものが安い」という事実とご評価を築いてまいります。
また、日常の豊かな食生活への貢献として、食の専門性の追求および飲食施設の強化により、こだわりのあるおいしいものを、できるだけ安く提供し続けてまいります。ワイン専門店「Olympic CELLAR」では、人材の育成登用をさらに進め、未知のワイン試飲会や食との相性提案を強化し、商圏顧客の需要を創出してまいります。自家焙煎コーヒー「GRAIN COFFEE ROASTER」では、新たに本年6月に「Olympic平塚店」(神奈川県平塚市)内にコーヒーショップおよび焙煎工場をオープンさせ、厳選輸入した生豆を店内で自家焙煎した香り高いコーヒー豆を、できるだけ安価にご提供してまいります。さらに弁当・惣菜のデリカ事業においては、当社グループ内の工場設備の刷新、メニュー開発体制の強化と社内物流改革とを合わせ、「自家製=作りたて=おいしい=安い」とのご評価を得られるよう取り組んでまいります。またファーストフード事業では、新しいフォーマットの実験をしてまいりましたフードコート「Piccoly」について、店内環境の刷新、新メニューの投入、人材の教育育成を行い、あわせてオペレーションの効率化も進め、食べたいものがおいしくて安く、いつでも気持ちよく食べられるフードコートとして、既存店をブラッシュアップするとともに、本年6月には「Olympic平塚店」内に新規オープンも予定しています。
一方、販売管理費の節減については前例にとらわれず、思い切った節減に取り組みます。人件費については、本部業務の整理および効率化、要員再配置をさらに進めてまいります。店舗要員についてもシフトの最適化、事業部にまたがるマルチジョブ化を実施いたします。また店舗の維持運営費についても営業時間の見直し、省電力化や管理清掃、棚卸等のシステム化、内製化により、より徹底したローコストオペレーションを構築してまいります。
② ディスカウントストア部門の方向性と重点課題
従来、商品群別縦割りの事業部制にて運営してまいりましたハイパー(=非食品)部門は、2014年度において専門店事業については社内カンパニー制を導入し、ディスカウントストア事業については3事業部体制に整理統合いたしましたが、お客様の生活シーンから分類される商品群に整理し直すとともにさらなる効率化を進めてまいります。日常の生活消耗品を中心に、いつでもどの店でも同じようにできるだけ安いEDLP政策を徹底していくことでお客様のご支持を得ていく所存です。
この政策を実現していくためには、3安(安心・安全・安価)なPB商品または海外開発商品の調達が不可欠となります。子会社(非連結)の荒針産業㈱の調達力および各事業部門バイヤーとの連携を強化してまいります。
一方、販売管理費の節減においては、食品部門と同様に過去の実績や慣例を断ち切り、ゼロベースから必要最低限のローコストオペレーションに取り組み、商品の品質を維持しながら、ディスカウントストアとしての価格競争力の原資を生み出してまいります。
③ 専門店部門の方向性と課題
2014年度よりカンパニー制にて運営してまいりました専門店4部門におきましては、人材および店舗フォーマットを進化させ、意思決定の独立性、スピードの向上を図るため、㈱Olympicより独立し、サイクル事業は㈱サイクルオリンピック、ペット事業は㈱ユアペティア、DIY・ガーデニング事業は㈱おうちDEPO、靴事業は㈱シューズフォレストとして2015年3月1日付で営業開始いたしました。各社とも同業のナンバーワン企業をベンチマークとしながらも、Olympicグループならではの商品、サービスを特長とするオンリーワン企業として、独自の営業展開を実施してまいります。そのためには、荒針産業㈱の海外商品調達力のほか、社内物流を担う㈱キララ、システムを担う㈱スコア、物件開発を担う㈱データプラン、㈱キララより独立し2015年3月1日付で営業開始した施設のファシリティを担う㈱フォルム等、当社グループ企業の機能を総動員して、専門性を追求しながらもローコストな店舗展開により、グループの成長エンジンとしてまいります。
㈱サイクルオリンピックは、㈱OSCサイクルが開発するPBサイクルを販売の中心に、教育育成された人材による修理とお客様のサイクルライフのご提案力を特長としてまいります。㈱ユアペティアは、独自開発の輸入ペットフードの展開、医療知識をも持ち合わせた技術の高いトリマー、無料しつけ教室等のイベントやサービス、動物総合医療センターとの連携による「ゆりかごからお別れまで」生涯お付き合いのできる総合ペットランドを特長としてまいります。㈱おうちDEPOは、プロの職人さんの資材や道具へのニーズから日曜大工にいたるまで幅広く対応できる品揃えと早朝営業、DIYアドバイザーによるアドバイスや木材加工等のサービス、また需要の高まる一般家屋・マンションのリフォーム請負等、総合的なDIYセンターを特長としてまいります。㈱シューズフォレストは、有名ブランドとPB商品を組み合わせた豊富な品揃えで、ご年配者から幼児まで親子三代の靴をお選びいただけて、良い品質ながら安価な価格設定によっていつでも安心してお買上げいただける身近な靴屋を特長としてまいります。社内独自研修で育成したシューフィッターによるアドバイスも、満足できる靴選びの一助としてまいります。
④ 内部統制の拡充
当社は傘下に16社の連結子会社を有するにいたり、会社法内部統制のシステムの決議に基づく「法令等遵守とその体制」について、内部統制委員会を常設し、引き続き連結グループ全社を対象に推進してまいります。
また、「金融商品取引法」により求められる財務報告に係る内部統制の整備、運用の評価は妥当であり、今年度におきましても財務報告のより一層の信頼性を確保していくために、内部統制の有効かつ効率的な整備・運用の取り組みを進めてまいります。
これらの課題への取り組みを通じ、当社グループの基本理念である「正直を売る」をお客様への変わらぬお約束とし、「Olympicグループの商品だから、安心して買える、信頼できる。」との一層のご評価をいただけるようグループ全社全従業員が一丸となって取り組むことで、企業価値の向上に努めてまいります。

生産、受注及び販売の状況事業等のリスク


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E03132] S1004RYO)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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