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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10055OU

有価証券報告書抜粋 株式会社オートバックスセブン 業績等の概要 (2015年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1) 事業環境
当連結会計年度におけるわが国の経済は、政府や日本銀行による経済・金融政策の効果もあり、緩やかな回復基調が継続しているものの、個人消費におきましては、消費税増税による駆け込み需要の反動に加え、長引く消費マインドの低迷と消費者の節約志向の高まりなどにより、依然として先行き不透明な状況が続いております。国内の自動車関連消費につきましても、消費税増税後の新車・中古車需要の低迷が継続し、全般的に厳しい状況となりました。

(2) 国内店舗における営業状況
当連結会計年度における国内オートバックスチェン(フランチャイズチェン加盟法人店舗を含む)の全業態の売上高は、前年同期比で既存店11.0%の減少、全店9.9%の減少となりました。
国内オートバックスチェンでは、オートバックス誕生40周年記念キャンペーンなど販売促進施策の実施、プライベートブランド「AQ.(オートバックス クオリティ.)」の販売開始、新しい会員制度である「メンテナンス会員」の導入など、カー用品販売、車検・整備、車買取・販売を三本柱に、今まで以上に全てのドライバーに支持・信頼いただくための取り組みを行ってまいりました。
「カー用品販売」におきましては、消費税増税に伴う駆け込み需要の反動と新車販売の不振や個人消費の冷え込みに加え、カーナビゲーションの単価下落や大都市における降雪が前年度と比較して少なかったことなどにより、売上が減少いたしました。
「車検・整備」におきましては、リーマンショックから5年後にあたり、上期は2回目の車検対象の車両が減るという厳しい環境もあったものの、店舗におけるお客様に対するご案内を強化した結果、車検・整備の実施台数は前年同期比1.4%増加の58万9千台となりました。
「車買取・販売」におきましては、カーズ加盟店舗を前年度末の359店舗から451店舗に拡大し、全国規模での販売促進を行い、車両の買取や販売を強化したことにより総販売台数は3.4%増加の2万3千9百台となりました。
なお、国内における出退店は新規出店が13店舗であり、2014年3月末の571店舗から13店舗増加の584店舗となりました。

(3) 連結業績
当社グループの当連結会計年度における売上高は、前年同期比9.6%減少の2,094億54百万円、売上総利益は前年同期比13.0%減少の669億2百万円、販売費及び一般管理費は前年同期比3.9%減少の604億98百万円となりました。営業利益は前年同期比54.1%減少の64億3百万円となりました。経常利益は前年同期比49.8%減少の82億50百万円となりました。また、特別利益として株式会社オートバックス神奈川の株式売却に伴う関係会社株式売却益を4億1百万円、株式会社ブロードリーフの株式売却に伴う投資有価証券売却益を6億55百万円計上いたしました。これらの結果、当期純利益は前年同期比52.9%減少の46億9百万円となりました。

セグメント別の業績につきましては、次のとおりであります。


売上高は、前年同期比9.2%減少の1,668億28百万円となりました。消費税増税後の需要低迷に対して、店舗売上の拡大を図るべく、販売促進施策の強化をしたものの、カー用品の卸売売上が減少いたしました。売上総利益は、タイヤ・ホイールなどの商品の売上総利益率が上昇したものの、全体的な売上高の減少に伴い、前年同期比11.1%減少の346億73百万円となりました。販売費及び一般管理費は、主に管理可能な経費の削減に努めつつ、マス媒体を通じた広告宣伝や販売促進を強化したことにより、前年同期比0.6%増加の258億37百万円となりました。これらの結果、営業利益は前年同期比33.7%減少の88億36百万円となりました。


売上高は、前年同期比16.6%減少の678億83百万円、営業損失は19億24百万円(前年度は5億55百万円の営業利益)となりました。消費税増税後の反動と需要の低下の影響が大きく、カー用品および車検・整備の売上が減少いたしました。しかしながら、車買取・販売は取り組み強化により売上が前年同期比で増加いたしました。売上総利益は、タイヤ・ホイールなどの商品の売上総利益率が上昇したものの、全体的な売上高の減少に伴い、前年度より減少いたしました。販売費及び一般管理費は、販売促進を強化しつつ管理可能な経費の削減に努めたことに加え、フランチャイズチェン加盟法人への店舗譲渡などにより減少いたしました。


売上高は、前年同期比3.7%減少の99億85百万円、営業損失は1億77百万円(前年度は11百万円の営業利益)となりました。現地通貨ベースによる各国の状況は、フランスは、景気の低迷などを受け、サービス売上などが低調となり売上高および売上総利益が減少し、営業損失が拡大いたしました。中国では、同国における小売ビジネスの再整備のために、上海の店舗を2014年9月に退店いたしました。このため売上高は減少したものの、営業損失は改善いたしました。タイは、下期に新店舗を2店舗開店いたしましたが、不採算店の閉店に伴い売上高が減少し、これに伴うコストの改善により営業損失は縮小いたしました。シンガポールは、自動車の新規登録台数の減少などの影響で売上高が減少し売上総利益率が低下したものの、経費の削減に努めたことにより、営業利益は増加いたしました。


売上高は、前年同期比1.5%増加の153億96百万円となり、営業利益は前年同期比79.2%減少の53百万円となりました。主にパルスター株式会社において新規取引先に対する売上が増加したものの、これに伴う経費も増加したことなどにより、営業利益が前年同期比で減少いたしました。


売上高は、フランチャイズチェン加盟法人に対する店舗設備のリース売上などの減少により、前年同期比3.1%減少の30億51百万円、営業利益は前年同期比0.6%減少の4億29百万円と前年度並みとなりました。


セグメントの営業利益の合算額から連結営業利益への調整額は、前年同期に比べ1億72百万円増加の8億12百万円でありました。前年度からの連結調整額の変化の主な項目といたしましては、当社から国内店舗子会社に販売した商品などにおける未実現利益が増加したことなどにより棚卸資産の調整額が増加したことや、フランチャイズチェン加盟法人の子会社化に伴うのれん償却額が増加したことなどであります。

報告セグメントごとの売上高、利益又は損失
当連結会計年度(自2014年4月1日 至2015年3月31日)
(単位:百万円)
当社国内店舗
子会社
海外
子会社
事業
子会社
機能
子会社
合計
売上高
外部顧客への売上高124,33266,0979,6958,446882209,454
セグメント間の内部売上高又は振替高42,4951,7852906,9502,16853,690
166,82867,8839,98515,3963,051263,145
セグメント利益又は損失(△)8,836△1,924△177534297,216

店舗数の推移
[国内]
項目前連結会計年度末
(2014年3月31日)
出店S/B・R/L
業態転換
退店当連結会計年度末
(2015年3月31日)
増減
開店閉店
オートバックス47813---49113
スーパーオートバックス
TYPEⅠ
6----6-
スーパーオートバックス
TYPEⅡ
69----69-
オートバックスセコハン市場10----10-
オートバックスエクスプレス8----8-
合計57113---58413
(注)1.フランチャイズチェン加盟法人店舗を含んでおります。
2.スーパーオートバックスTYPEⅠは、敷地面積9,900㎡(3,000坪)以上、売場面積1,650㎡(500坪)以上の店舗であります。
3.スーパーオートバックスTYPEⅡは、敷地面積5,610㎡(1,700坪)以上、売場面積990㎡(300坪)以上の店舗であります。
4.S/BおよびR/Lは、スクラップアンドビルドおよびリロケーションを略したものであります。
5.インショップ形態のオートバックスセコハン市場は店舗数に含めておりません。
6.オートバックスカーズについては他店舗との併設のため、店舗数に含めておりません。

[海外]
項目前連結会計年度末
(2014年3月31日)
出店S/B・R/L
業態転換
退店当連結会計年度末
(2015年3月31日)
増減
開店閉店
台湾6----6-
シンガポール3----3-
タイ42--151
フランス11----11-
中国1---1-△1
マレーシア2----2-
合計272--227-
(注)フランチャイズチェン加盟法人店舗を含んでおります。
(4) 中期経営計画の進捗状況
当社グループは、当連結会計年度から4年間にわたる「2014中期経営計画」に沿って各施策を推進し、「クルマのことならオートバックス」の実現を目指し、新たな事業領域へも積極的に取り組んでまいりました。

①事業戦略
当社グループは、「国内オートバックス事業の収益拡大と新たな事業の育成」を基本方針に掲げ、国内オートバックス事業を環境変化に対応させ、新たな収益の柱として、海外事業および新規事業を育成することに挑戦しております。国内オートバックス事業におきましては、お客様の利便性の向上と安心の提供を軸に、メンテナンス関連商品や車検・整備を推進するとともに、車の買取・販売を強化してまいりました。

「カー用品販売」におきましては、タイヤの販売に注力し、新たな販売拠点として「タイヤ専門館」を2015年3月末までに6店舗出店するとともに、高品質な商品をお求めやすい価格で提供したいとの思いから、国内有名メーカーとの協働により、オートバックス専売タイヤ「ESPORTE(エスポルテ)AB01」の販売を開始いたしました。
また、オートバックスのプライベートブランドを「あんしん、いちばん。」をコンセプトとした「AQ.(オートバックス クオリティ.)」に統一いたしました。

「車検・整備」におきましては、オートバックスの成長分野のひとつである車検販売の拡大を目指し、その体制を強化するため専門部署を設置いたしました。さらに車検のインターネット予約の推進や車検コンタクトセンターの本格稼働、メンテナンスパックの導入促進に取り組み、お客様の利便性の向上に努めてまいりました。
これらの取り組みの結果、オートバックスグループの車検累積実施台数は500万台を突破いたしました。

「車買取・販売」におきましては、全店での取り扱いを目標として展開を進めており、2015年3月末現在451店舗が実施しております。
新たな取り組みといたしましては、2014年6月に株式会社スズキ自販兵庫の副代理店の認定を受け、スーパーオートバックス43道意店(兵庫県尼崎市)において、カーディーラーとして「スズキカーズ43道意店」を開設いたしました。これにより、今まで以上に新車販売時にオートバックスの強みであるカー用品やその取り付けを提供することが可能となり、お客様のニーズに幅広くお応えしております。
また、2014年10月には、全国のオートバックスグループ店舗でメンテナンスが受けられる「オートバックスカーリース『まる乗り』」を販売いたしました。

「CRM戦略の推進」におきましては、顧客データの整備、分析などの取り組みを推進し、お客様とオートバックスグループとのつながりをさらに強化してまいりました。お客様の購買履歴や趣味嗜好などに基づき、一人ひとりに適した商品やサービスの提案を行うための新たな顧客システムを構築いたしました。

「E-コマースの強化」におきましては、オートバックスグループの重要な販売チャネルのひとつとして位置づけ、引き続き自社通販サイトの充実を図っております。
全店で実施している「オイル交換WEB予約」において、事前に商品選びができる機能を追加し、さらに店舗での待ち時間を短縮することでお客様満足の向上に努めてまいりました。また、インターネットでの購入商品を店舗で取り付けることにより、店舗とインターネットとの融合を図っております。

「海外事業」におきましては、不採算店舗の閉鎖など経営体制の強化を進めつつ、今後成長が見込めるASEAN地域に注力してまいりました。マレーシアにおきましては、カー用品販売および自動車関連サービスを主な事業とする現地子会社を設立いたしました。
また、タイにおきましては、タイヤ、エンジンオイル、バッテリーなどのメンテナンス商品を中心とした店舗を新たに2店舗出店し、小型ながらも商業集積地内へ出店することにより、お客様の利便性を高めてまいりました。これによりタイ国内における店舗数は5店舗となりました。

②CSR・リスクマネジメント
当社は、大規模災害時に店舗を災害時帰宅支援ステーションとして利用していただく協定を各自治体と締結し、2015年3月末現在で支援可能な店舗を320店舗に拡大いたしました。その他、本社近隣および富士山麓の清掃活動やISO14001認証に伴う環境保全活動などに引き続き取り組んでまいりました。
また、リスクマネジメントといたしましては、オートバックスグループにおけるリスクの洗い出し、優先順位づけを行い、その対応について執行役員間で共有し、リスク管理の向上を図ってまいりました。さらに、フランチャイズチェン加盟法人のコンプライアンス体制の強化に取り組んでまいりました。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


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