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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1005Z4B

有価証券報告書抜粋 石垣島製糖株式会社 業績等の概要 (2015年6月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績
当期の収穫面積は、1,326haとなりました。夏植面積は676haと平年に比べ減少しましたが、株出面積が前期より16ha増加し、1972年以降最大の面積となりました。株出面積の増加要因は、株出萌芽に効率的な土壌農薬の普及拡大によるものであります。
甘しゃ生産量につきましては、前期を8,681t上回る80,163tとなり、4年ぶりに8万t台となりました。昨年7月上旬に襲来した台風8号は、幸いにも被害は軽微でありました。しかしながら、降水量は少なく(降水量63.5㎜)台風通過後は、生育旺盛期(7月~9月)を通し11月後半まで長期的干ばつ状態が続き春植及び株出の伸長が抑制され、生産量に影響を及ぼしました。
甘しゃの品質面につきましては、成熟期は比較的気象条件に恵まれ、甘しゃ取引糖度は14.48度(前期14.69度)となったものの、長期干ばつの影響から繊維分が多くなり、干ばつ解消後(11月下旬)は成熟が鈍化したことから、粗糖歩留低下の一因となりました。
原料集荷につきましては、生産農家の高齢化が進む中、年々原料集荷体制は深刻な傾向にあります。今期はさとうきびの立毛状態が良く、機械刈取原料は前期比で減少しました。
機械刈取原料65.1% 無脱葉刈取原料28.8% 手刈刈取原料6.1%
(前期67.0%) (前期27.5%) (前期5.5%)
今後、高齢化及び担い手の労働力不足の影響により、機械刈取原料が増える傾向があることから、雨天時の原料確保が課題となるため、更なる原料集荷体制の強化を考慮します。
設備投資等につきましては、老朽化が進行している工場設備に関し効率的な中長期設備投資計画を策定しました。製糖期間中に故障等が生じないような対策を講じ、分蜜糖製造合理化対策事業として「製糖設備の機能強化」の適用を受け、圧搾前処理設備、ボイラー関連設備やミルロールシェル入替一式等を更新し、設備改善を図りました。また、機械刈取原料や無脱葉刈取原料は多様な諸条件を含み工場に搬入されることから、不具合発生に対応すべく工程上の製造技術を高め、可能な限り高品質化を目指した生産確保と歩留向上に鋭意努力しております。
安全衛生面につきましては、安全衛生委員会を中心に活動を行い、労働災害を防止し快適な職場形成に向け日々取り組んでおります。とりわけ、職場における安全意識の高揚を図るべく作業開始前のツールボックスミーティングや危険予知の励行、5S活動では作業環境や効率化を図り、さらには安全パトロールにて危険性・有害性をチェックし、リスク低減化に向けた設備の改善や事前対策を実施しており、今後とも安全で快適なゼロ災職場を目指し取組んでいく所存です。
管理部門につきましては、数年かけて取組む課題ですが、次の2点に着手しております。
1.人材育成を目的とする評価(考課)・人事諸制度(賃金・教育等)の(再)構築により、「高い技術を持ち社会・地域・顧客に貢献でき、且つ永続性のあるコンプライアンス最優先の発展する」会社を担える人材を育て、社内活性化を目指す。
2.経営資源の更なる有効活用(人・モノ・金・情報:前年度から継続)
①業務継承のための人材確保
②IT部門の組織化による強化
販売面につきましては、粗糖及び糖蜜は大日本明治製糖株式会社様並びに三菱商事株式会社様のご配慮により、粗糖は全量販売することができました。
損益面につきましては、国内産糖交付金単価が若干下がりましたが、、粗糖の販売数量の増加と糖蜜販売数量の増加により売上高が増加致しました。
費用面につきましては、変動費の増加と固定費の減少がありました。その結果、売上高1,495百万円(前期1,404百万円)、売上原価1,271百万円(前期1,246百万円)、経常利益5百万円(前期77百万円の損失)となりました。特別利益として、分蜜糖製造合理化対策事業費補助金並びに気象災害等影響緩和対策補填金を受けまして、当期純利益95百万円(前期20百万円)となりました。
今後につきましては、恒常的に経常収支黒字化を目指してまいりますので、株主をはじめ多くの関係各位のご指導・ご鞭撻をお願い申し上げます。


(2)キャッシュ・フロー
当事業年度末における現金及び現金同等物(以下[資金]という。)の残高は1,229百万円(対前期末比13.3%増)となり、前事業年度末より145百万円増加いたしました。
各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
① 営業活動によるキャッシュ・フロー
当事業年度において営業活動の結果得られた資金は249百万円(対前期比3.3%増)となりました。これは主に気象災害等影響緩和対策補填金79百万円、税引前当期純利益108百万円による増加であります。
② 投資活動によるキャッシュ・フロー
当事業年度において投資活動の結果使用した資金は65百万円(対前期比287.4%支出増)となりました。これは主に貸付金の回収による収入70百万円、貸付による支出70百万円、有形固定資産の取得による支出63百万円による増加であります。
③ 財務活動によるキャッシュ・フロー
当事業年度において財務活動の結果使用した資金は39百万円(対前期比0.0%)となりました。これは主に長期借入金返済による支出36百万円によるものであります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00368] S1005Z4B)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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