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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10054DM

有価証券報告書抜粋 株式会社ユナイテッドアローズ 業績等の概要 (2015年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績

当連結会計年度におけるわが国経済は、政府の経済対策や金融政策によって企業収益と雇用環境に改善が見られ、景気も緩やかな回復基調が続いております。一方で、円安などによる原材料価格の高騰や生活必需品の価格上昇、消費税率引上げ後の消費マインドの低迷などにより、個人消費は弱含みで推移いたしました。

衣料品小売業界においては、都市部を中心に訪日外国人客の売上増加が見られたものの、全国各地での局地的豪雨や相次ぐ台風の上陸、11月の全国的な高気温など、衣料品販売にとっては厳しい環境となりました。お客様の節約志向の高まりや慎重な購買行動も影響し、先行きの不透明さが続いております。

このような状況の下、株式会社ユナイテッドアローズにおきましては、2015年3月期の単年度経営スローガンとして「創造的商人魂」を掲げました。お客様にワクワク・ドキドキしていただくことを第一に考え、社員全員が創意工夫し、当社にしかできない付加価値を創造し続けることでブランド価値を高めることを目指しました。

このスローガンの達成に向け、「商品・販売・宣伝部門連携サイクルの徹底強化」を重点取組課題に設定し、さまざまな施策に取り組んでまいりました。

商品部門では、競合他社に対して競争力のある商品開発を行いました。当連結会計年度においては、きれいめテイストやスポーツテイストのトレンドに対応することでトレンチコート、カットソー、スニーカー、スカートなどのヒット商品を創出いたしました。価値ある物を購入したいというお客様の消費意識に沿った調達により、海外仕入品を中心とした高額アウターの売上増加にもつなげました。


宣伝部門では、一人でも多くのお客様にご来店いただけるような販売促進活動を推進いたしました。ツイッターやフェイスブックを通じた新入荷商品のご案内などに加え、写真共有サービスのインスタグラムを使ったスタイリング画像の紹介など、各種SNSツールを使った情報発信を行いました。実店舗では人気ブランドと共同した各種イベントを多数開催し、来店喚起に努めました。

販売部門では、情熱的な接客とスタイリング提案でお客様にワクワク・ドキドキを提供することを目指しました。自社運営のネット通販サイト「ユナイテッドアローズ オンラインストア」では、実店舗への商品取り寄せサービスの対応店舗を拡大し、オンライン(ネット通販)からオフライン(実店舗)へのご案内を積極的に実施することで、接客サービス機会の創出につなげました。同オンラインストアでは、お客様が購入検討されている商品とご自身が同オンラインストアで過去に購入した商品やお手持ちのアイテムをヴァーチャルにサイズ比較できるサービスを開始し、ネット通販利用時の利便性を向上させました。

出退店では、ユナイテッドアローズ事業:4店舗の出店、1店舗の退店、グリーンレーベルリラクシング事業:5店舗の出店、3店舗の退店、クロムハーツ事業:1店舗の出店、スモールビジネスユニット:6店舗の出店、3店舗の退店、アウトレット:2店舗の出店を実施し、当連結会計年度末の小売店舗数は221店舗、アウトレットを含む総店舗数は242店舗となりました。

連結子会社の株式会社フィーゴは、小売やネット通販の伸長等により増収となりましたが、アスペジ等の新規ブランドにかかる宣伝販促費や店舗人件費の増等により減益となりました。出退店ではフェリージ:1店舗の出店、1店舗の退店を実施し、当連結会計年度末の直営店舗数は17店舗となりました。

連結子会社の株式会社コーエン(決算月:1月)は、新規出店に伴う増収のほか、展開するマーケットに適した価格戦略の見直しを実施したこと等に伴い、既存店およびネット通販が好調に推移し、増収増益となりました。出退店では9店舗の出店、1店舗の退店を実施し、当連結会計年度末の店舗数は73店舗となりました。

連結子会社の台湾聯合艾諾股份有限公司(決算月:1月)は、直営店の「ビューティ&ユース ユナイテッドアローズ 台北店」を5月にオープンいたしました。10月にオープン1周年を迎えた「ユナイテッドアローズ 台北店」では、「ユナイテッドアローズ 原宿本店 メンズ館」内のコンセプトストア「ユナイテッドアローズ&サンズ」のコーナー展開を開始することで最先端のデザイナーズ商品を品揃えし、ファッショントレンドに敏感なお客様層から高い評価をいただいています。なお、当連結会計年度末の店舗数は2店舗となりました。

以上の結果、当連結会計年度の売上高につきましては、新店出店に伴う増収、ネット通販の伸長等により、前期比2.0%増の131,029百万円となりました。なお、株式会社ユナイテッドアローズにおける小売+通販既存店売上高前期比は97.7%となりました。売上総利益率は円安の影響や値引き販売の増等に伴い、前期から1.4ポイント減の51.9%となり、売上総利益額は前期比0.7%減の68,046百万円となりました。販売費及び一般管理費は、グループ各社での新規出店等による人件費の増、在庫増に伴う物流関連コストの増や商品系基幹システム刷新に伴うITコストの増等に伴い、前期比3.4%増の56,695百万円となりました。

以上により、当連結会計年度の営業利益は11,351百万円(前期比16.8%減)、経常利益は11,542百万円(前期比16.0%減)、当期純利益は6,332百万円(前期比20.1%減)となりました。



(2) キャッシュ・フロー

当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末に比べ155百万円増加し、当連結会計年度末には、5,585百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は4,730百万円(前連結会計年度比30.7%減)となりました。
収入の主な内訳は、税金等調整前当期純利益10,495百万円、減価償却費1,801百万円およびその他流動負債の増加額668百万円であり、支出の主な内訳は、賞与引当金の減少額422百万円、たな卸資産の増加額3,102百万円および法人税等の支払額5,871百万円であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は3,249百万円(前連結会計年度比5.8%増)となりました。
これは、主に新規出店および改装等に伴う有形固定資産の取得2,299百万円および差入保証金の差入による支出549百万円等があったこと等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果支出した資金は1,328百万円(前連結会計年度比70.3%減)となりました。
これは、長期借入金の借入れによる収入が6,000百万円あった一方、自己株式の取得による支出4,614百万円、長期借入金の返済による支出681百万円、配当金の支払額2,132百万円等があったこと等によるものであります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E03316] S10054DM)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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