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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1006GPF

有価証券報告書抜粋 フェスタリアホールディングス株式会社 業績等の概要 (2015年8月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1) 業績

当連結会計年度におけるわが国経済は、企業収益や雇用環境に改善の動きがみられるなど緩やかな回復基調が続いたものの、中国経済の減速観測に端を発した世界的な株式市場の混乱等もあり、景気の下振れリスクが増大するなど先行きに不透明感が残りました。また、個人消費についても、名目賃金の伸びに力強さはみられず、原油安に伴う家計の実質購買力の改善などから回復傾向ではあるものの、そのペースは鈍い状況が続いております。
宝飾業界におきましては、都市部を中心に高額消費やインバウンド需要が堅調に推移した一方で、消費者の節約志向も依然根強く、引き続き消費の二極化への対応が求められる状況となりました。
このような環境のもと、当社グループにおきましては、「ブランド価値の確立」に向けて、基幹ブランドへの継続投資に加え、主力商品である“Wish upon a star”の販促施策を通じた精神価値の訴求と認知度の向上に取り組んでまいりました。さらに、インバウンド需要取り込みに向けた対応強化や苦戦の続く地方の郊外型店舗を中心とした催事によるセール施策を実施し、収益確保に努めました。
「ブランド価値の確立」の一環としては、1月に伊勢丹新宿店本館1階のメインステージ「ザ・ステージ」にて“Wish upon a star”と世界的ファッションディレクター「ニコラ・フォルミケッティ氏」とのコラボレーション企画を開催するなど、ブランド力の強化を積極的に推進しました。その結果、2月に繊研新聞社「第33回百貨店バイヤーズ賞プラス」を基幹ブランドである「フェスタリア ビジュソフィア」が受賞し、また、3月には伊勢丹新宿店にて新ブランド「フェスタリア サンクチュアリ」の立ち上げに伴う売場面積の拡大が実現しました。これらを契機に他の有力百貨店においても増床が実現するなど、“Wish upon a star”を基軸としたブランド投資の成果が段階的に現れました。
インバウンド事業に関しては、引き続き台湾事業を中核とする現在の海外戦略・アジア戦略の一角と位置付け、中国テンセント社(本社:中華人民共和国広東省深セン市)が運営するSNS微信(ウェイシン、英語名:WeChat )の決済サービス「WeChat Payment」を日本第一号として導入したことに加え、誘致プロモーション強化に向けて中国で絶大な人気を誇る俳優の古川雄輝さんとアンバサダー契約を締結するなど競争優位性の構築に向けた独自のインフラ整備を進めてまいりました。
海外事業については、小売部門である台湾子会社の台灣貞松股份有限公司(日本名:台湾貞松㈱)では、現地販売スタッフの育成強化に加え、特にマーケティング戦略においてグループマネジメント体制を強化した結果、大幅な増収増益を達成しました。また、生産部門であるベトナム子会社のD&Q JEWELLERY Co., Ltd.(日本名:ディーアンドキュー ジュエリー)では、設備の増設・刷新を実施し、製造機能の向上を進めた結果、同社製品による親会社サダマツでの売上構成比が前期35.8%から41.1%まで上昇するなど、グループ全体での合理化と商品原価の抑制に寄与しました。
このような取り組みの結果、当期における連結業績は以下のとおりとなりました。

主力商品である“Wish upon a star”の売上が前期比74.5%増と好調に推移し、それに伴いブライダル商品の売上も前期比28.3%増となるなど増収に寄与しました。また、先行投資の効果もあり、下半期の売上高が前年比13.3%増と上半期(前年比10.4%増)を上回るなど順調に推移したことから、連結売上高は9,184百万円(前期比11.8%増)となりました。

“Wish upon a star”をはじめとする高付加価値商品の構成比は高まったものの、苦戦の続く地方店舗を中心としたセール施策の拡大が影響し、売上総利益は前年比11.8%増と売上高の伸び率と同水準に留まりました。一方、首都圏を中心に放映したTVCMやその他媒体への露出強化のほか、上述の伊勢丹新宿店「ザ・ステージ」を開催するなど積極的なプロモーション費用を投下したことに加え、新規出店や店舗改装に伴う投資が拡大したことも影響し、販売費及び一般管理費は前期比13.4%増と大幅に増加しました。
以上の結果、連結営業利益は126百万円(前期比31.4%減)となりました。

為替変動に伴う為替差益の発生により営業外損益が改善したものの、連結営業利益の減少に伴い、連結経常利益は113百万円(前期比24.5%減)となりました。


一部店舗の退店に伴い特別損失として減損損失を6百万円計上したことに加え、連結経常利益が減少したことから、連結当期純利益は15百万円(前期比51.0%減)となりました。
なお、当社グループの事業は、宝飾、眼鏡、時計の製造及び販売の単一セグメントであるため、セグメント情報の記載を省略しております。

(2) キャッシュ・フローの状況

(営業活動におけるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において営業活動により使用した資金は447百万円となりました。これは主に、たな卸資産の増加457百万円があったことによるものであります。
(投資活動におけるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において投資活動により使用した資金は242百万円となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出176百万円、差入保証金の差入による支出85百万円があったことによるものであります。
(財務活動におけるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において財務活動により獲得した資金は649百万円となりました。これは主に、短期借入金の純減額300百万円、長期借入金の返済による支出586百万円、社債の償還による支出100百万円があったものの、長期借入れによる収入1,700百万円があったことによるものであります。
その結果、現金及び現金同等物の期末残高は625百万円(前期は654百万円)となりました。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E03392] S1006GPF)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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