シェア: facebook でシェア twitter でシェア google+ でシェア

有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1006GPF

有価証券報告書抜粋 フェスタリアホールディングス株式会社 対処すべき課題 (2015年8月期)


生産、受注及び販売の状況メニュー事業等のリスク

今後のわが国の景気動向においては、雇用・所得環境の改善傾向が続くなかで、各種政策の効果から緩やかに回復していくことが期待される一方、中国経済の下振れのほか、米国の金利引き上げ懸念も加わるなどのリスク要因もあり、依然として先行き不透明な状況が続くものと予想されます。さらに、社会構造や経済情勢、テクノロジーやライフスタイルの変化等を背景とする消費の二極化や顧客ニーズの多様化がさらに進行するものと思われます。宝飾業界においても、顧客ニーズや販売チャネルの多様化に伴い企業間競争の激化が予想されることから、更なる需要の喚起や付加価値の訴求が必要になると思われます。
このような状況を踏まえ、当社グループにおきましては、改めてジュエリービジネスに対する当社グループの哲学に向き合いながら、企業価値・株主価値・顧客価値・従業員価値の創造を追求してまいります。そのための3つの指針として「ブランド・ミッション」(「ジュエリーに愛と夢を込めて『ビジュー・ド・ファミーユ』」)、「ブランド・ビジョン」(「世界の人々の願いをともに叶える象徴となる」)、「インパーソナルドリーム」(「ブランドの成長に相応しい職への哲学をもち、自らの仕事を通じて社会に変革をもたらす」)を掲げ、その実現に向けた新中期5ヵ年計画を策定しました。その初年度となる次期を「BBI(※)1年」と位置付け、“Wish upon a star”を基軸に「最高のブランドになると決意する」をスローガンとして「競争優位性を進化させる」、「環境変化にイノベーションで対応する」、「ベースを固め経営基盤を強化する」の3つの基本方針を推進してまいります。
(※)BBIとはBrand Mission(ブランド・ミッション)、Brand Vision(ブランド・ビジョン)、
Impersonal Dream(インパーソナルドリーム)の頭文字をとった略称です。
「競争優位性を進化させる」に関しては、引き続き当社の成長ドライバーである“Wish upon a star”を基軸とした積極的なプロモーション活動やコラボレーション企画を展開してまいります。さらに“Wish upon a star”の拡販を通じてジュエリーが持つ精神価値の訴求とブランドの認知度向上をはかるとともに、ブライダル需要の獲得強化を進めてまいります。
「環境変化にイノベーションで対応する」に関しては、商品開発から製造・販売までの流れを一貫させ、SPA企業として市場ニーズへ柔軟に対応できる体制を構築してまいります。さらに正確な受注・発注体制を再構築し、在ベトナム子会社との協業によるサプライチェーンマネジメント体制の有効性を高めてまいります。また、中国経済の減速懸念はあるものの、政策的な後押しにより引き続き成長が見込めるインバウンド事業においても、競争優位性の構築に向け、独自性を追求したこれまでのインフラ整備を強みに、さらなる経営資源を投下することで収益の拡大に繋げてまいります。さらに、リアル店舗販売をメインとした既存ドメイン内での成長に加え、ジュエリーメーカーとしてのホールセール事業、オムニチャネル対応によるEコマース事業やテレビ通販事業、ライセンス事業への取り組みなど新規チャネル・新規ドメインへの進出に向けた投資・育成を進めてまいります。

「ベースを固め経営基盤を強化する」に関しては、ここ数年、ブランド力強化施策として店舗網の拡大やプロモーション投資に軸足を置いた事業運営を展開した結果、「人材の採用・育成」が追い付かず接客スキルや店舗運営力の格差が拡大した反省を踏まえ、「人材の採用・育成」を成長戦略の要として不振店の撲滅に向けた対応を強化してまいります。具体的には、人材教育の研修等においても積極的な投資を行い、「BBI」の理解・浸透を促すとともに、当社の強みとする販売プロセスの徹底とCRMの再強化をはかることで、ブランド戦略投資の下支えとなる店舗体制を構築してまいります。また、昨年の12月においてTVCM等の積極的な販促施策を実施したものの、クリスマス商戦のピーク時に“Wish upon a star”の欠品が散見され、販促効果が限定的となるなど、本社機能である供給体制や需要予測等に多くの課題がみられたことから、本社マネジメント機能を柱としたチェーンオペレーションの再構築を進めてまいります。
これらの課題克服に向けた体制整備の推進により既存事業での収益拡大を目指していくことに加え、新規事業の軌道化・収益化を支えるための最適な財務戦略を実行していくことで、強固な財務基盤・収益基盤を構築してまいります。
海外事業については、グループ成長戦略の推進により拡大・多様化する事業領域や役割の重要性に対応すべく、親会社サダマツによるマネジメント体制を強化し、グループ内での人事交流やダイバーシティを検討するなど、グループシナジーの最大化を目指してまいります。
台湾子会社の台灣貞松股份有限公司(日本名:台湾貞松㈱)については、これまで蓄積したサダマツのノウハウが台湾マーケットにおいても適合し、成果が着実に現れていることから、引き続きアジアマーケットの重要拠点として各種施策を実行することで増収増益を目指してまいります。
ベトナム子会社のD&Q JEWELLERY Co., Ltd.(日本名:ディーアンドキュー ジュエリー)については、製造体制の見直しや受託生産等を検討し、グループ全体の合理化・効率化を進めてまいります。また、人材の定着化やスキルの向上による品質管理や工程管理の安定性を確保することで、SPA企業として最適な製造体制の確立を目指してまいります。

生産、受注及び販売の状況事業等のリスク


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E03392] S1006GPF)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。