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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1006ZTC

有価証券報告書抜粋 株式会社サーラコーポレーション 業績等の概要 (2015年11月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績
当連結会計年度におけるわが国経済は、企業収益や所得に改善がみられるなど、景気は総じて緩やかな回復基調で推移しました。
当社グループを取り巻く環境につきましては、エネルギー事業では原油価格の大幅な下落に伴いLPガス、石油製品の仕入価格が大幅に低下し、これに対応した価格改定により販売価格は大きく低下しました。建設土木事業では受注面は堅調に推移したものの、労務費や原材料価格の上昇により、工事原価の増加が懸念される状況が続きました。輸入車販売市場では、2015年9月に独フォルクスワーゲン社の排ガス不正問題が明らかになり、年度末にかけて日本のマーケットにも影響が拡がりました。
このような状況のなか、当社グループは「より魅力あるグループへ」をテーマに掲げた第5次中期経営計画(2014年11月期~2016年11月期)に基づき、これまで培ってきた事業基盤を活用し、既存の事業を発展させるとともに、これからの暮らしを創造する新たなサービスや事業の創出、育成に積極的に取り組んでいます。この一環として、当連結会計年度におきましては、主に以下の施策に取り組みました。

・サーラグループにおけるエネルギー事業の共同化
2016年より本格化する電力・ガスシステム改革を見据えて、地域におけるエネルギーシェアアップと生活サービスの拡大に向けて、磐田エリアに続き、湖西、蒲郡両エリアにおいて、連結子会社のガステックサービス株式会社と、サーラグループの中部瓦斯株式会社との間で、営業活動やサービスの共同化を推進しました。

・サーラのリフォームのさらなる展開
サーラグループの新たな事業の柱を目指すリフォーム事業は、社内における認定資格制度の導入などにより、リフォームに精通した人材の育成を推進しました。また、商品・施工・メンテナンスをセットにしたグループ共通の商材を活用することにより提案力を高め、事業の拡大に取り組みました。

・宅配水事業の拡大
注力事業の一つに位置付けている宅配水事業は、2014年4月に設立した「サーラの水株式会社」を軸に、サーラグループを挙げて販促活動に取り組んだことにより、お客さま数が前連結会計年度比28.0%増の11,590件と着実に増加しました。

・輸入車販売における店舗数の拡充
連結子会社のサーラカーズジャパン株式会社は、2015年11月に首都圏で3店舗目となる「フォルクスワーゲン多摩」を出店しました。最大のマーケットである首都圏における店舗数を拡充することにより、集客力の向上を図りました。また、2015年11月に「アウディ沼津」をリニューアルオープンし、革新的でスマートなブランドイメージの訴求を図りました。

当連結会計年度の業績につきましては、主に仕入価格の下落を受けてLPガス、石油製品の販売価格が低下したことにより、売上高は前連結会計年度比7.6%減の130,201百万円となりました。売上原価はLPガス、石油製品の仕入価格が低下したことや、工事原価の低減に取り組んだことにより、前連結会計年度比10.7%減の99,087百万円と大幅に減少しました。この結果、売上総利益は前連結会計年度比4.1%増の31,114百万円となり、1,225百万円増加しました。また、販売費及び一般管理費は前連結会計年度並みの27,466百万円となりました。
以上により、営業利益は前連結会計年度比45.1%増の3,647百万円、経常利益は前連結会計年度比35.3%増の3,937百万円と、いずれも過去最高を記録し、当期純利益は前連結会計年度比35.6%増の1,928百万円と大幅に増加しました。

セグメント別の概況は次のとおりです。

エネルギーサプライ&ソリューション事業
売上高 56,568百万円(前連結会計年度比14.7%減)
営業利益 2,672百万円(前連結会計年度比60.2%増)
LPガスは需要期である冬期の平均気温が高めに推移したことなどから、家庭用などの販売量が減少しました。また、仕入価格の下落を受けてLPガス、石油製品の販売価格が低下したことにより、売上高は減少しました。利益面ではリフォーム商材などの拡販や、原料仕入の強化、LPガス収益力の向上に取り組んだことにより、営業利益は大幅に増加しました。
エンジニアリング&メンテナンス事業
売上高 31,691百万円(前連結会計年度比1.1%減)
営業利益 1,089百万円(前連結会計年度比19.5%増)
土木部門は、大型の港湾工事の完成などにより堅調に推移しました。一方、建築部門の完成工事が減少したため売上高は減少しました。利益面では各部門において採算性を重視した受注の選別や、工程管理の徹底など利益率の改善に取り組んだ結果、営業利益は増加しました。

カーライフサポート事業
売上高 13,603百万円(前連結会計年度比8.4%減)
営業利益 416百万円(前連結会計年度比34.3%減)
輸入車販売部門では、フォルクスワーゲンは積極的な販売活動に努めたものの、排ガス不正問題発生以降の新規の来店客数が伸び悩んだことが影響し、販売台数が減少しました。アウディの販売台数は前期並みとなりました。また、下取り車が減少したことなどから、中古車部門の販売台数が減少しました。以上により売上高、営業利益ともに減少しました。

アニマルヘルスケア事業
売上高 22,205百万円(前連結会計年度比6.9%増)
営業利益 342百万円(前連結会計年度比129.5%増)
ペット関連分野は、動物用医薬品の販売が好調に推移しました。また、畜産分野では食肉の市況価格が高値で推移し、養豚、養牛関連の医薬品や畜舎の機械、器具類の販売が順調に伸びました。以上により売上高は増加しました。利益面では売上高の増加に加え、経費削減に努めたことにより、営業利益は大幅に増加しました。

ホスピタリティ事業
売上高 2,340百万円(前連結会計年度比2.1%増)
営業損失 248百万円(前連結会計年度は営業損失261百万円)
宿泊部門はホテルアークリッシュ豊橋、ホテルday by dayともに利用スタイルに合わせた宿泊プランの販売を強化したことにより、客室稼働率が上昇しました。ブライダル部門では、挙式組数は前期並みを維持しました。以上により売上高は増加し、営業損失は縮小しました。

(2)キャッシュ・フロー
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、営業活動による資金の増加7,215百万円、投資活動による資金の減少2,115百万円、財務活動による資金の減少4,105百万円となり、あわせて993百万円増加いたしました。この結果、当連結会計年度末の資金は10,595百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果獲得した資金は、7,215百万円(前連結会計年度比5.8%増加)となりました。これは主に、「税金等調整前当期純利益」3,949百万円、「減価償却費」3,078百万円、「売上債権の減少額」1,855百万円、「たな卸資産の減少額」1,197百万円などの増加要因と、「仕入債務の減少額」1,366百万円、「法人税等の支払額」1,255百万円などの減少要因によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、2,115百万円(前連結会計年度比29.4%支出の減少)となりました。これは主に、「有形固定資産の取得による支出」2,206百万円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は、4,105百万円(前連結会計年度比111.9%支出の増加)となりました。これは主に、「長期借入金の返済による支出」4,623百万円、「短期借入金の純減額」780百万円、「配当金の支払額」424百万円などの減少要因と、「長期借入れによる収入」1,900百万円などの増加要因によるものであります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E03408] S1006ZTC)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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