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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1005ZTX

有価証券報告書抜粋 フジパングループ本社株式会社 業績等の概要 (2015年6月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績
当連結会計年度におけるわが国の経済は、持続的な成長へ向けた経済・金融政策などの国内景気対策により緩やかな回復基調が続いているものの、消費税増税後の駆け込み需要の反動減からの回復ペースも鈍く、さらに円安に伴う物価上昇等を背景に消費動向は依然として先行き不透明な状況が続いております。
当業界におきましては、円安等により油脂、レーズン、乳製品、パン酵母等の輸入原材料が高騰し、さらには人手不足からの労務費の上昇により、厳しい経営環境となりました。
このような状況の中、当社グループは「改善55チャレンジ」の下、生産体制と営業力を強化し「絶対的な商品力」に取り組み、本仕込食パン・ネオシリーズ等の基幹商品の市場拡大に努めました。
基幹商品である「本仕込食パン」では、よりおいしさを伝えるべく「本仕込 贅沢な厚切り 2枚入」を新たに投入し、お客様から高い関心を頂きました。テレビ・ラジオCMでは従来の「本仕込食パン」に加え「ネオバターロール」のCMを増加し、新たな購買層の開拓に力を注ぎました。
「スナックサンド」では誕生40周年を記念し「もう一度食べたい味!投票コンテスト」を実施し、市場拡大を図りました。また、社会貢献活動の一環としては、フジパンカップサッカー大会や富士山マラソンに協賛し、子供たちの健康的な発育等を応援する取り組みを展開しております。
また、フード・ディフェンス対応としましては、当社グループの工場に安心カメラを増設するとともに、商品と生産ラインの微生物検査を継続的に行って安全確保に努めております。
その上で、新規原材料メーカーの審査、既存原材料メーカーの定期監査、原材料の細菌検査を継続的に実施し、安全・安心な原材料の仕入に努めております。
さらに第三者認証としましては、フジパンGMP(適正製造規範)を基本軸に置いて、AIBフード・セーフティの指導・監査とISO22000・FSSC22000の認証を取り入れて、お客様からの信頼を頂けるように取り組んでまいりました。
また、2015年4月1日施行の食品表示法により加工食品において新しい表示が適用されました。当社グループでは、適用までの猶予期間である5年を待たず、順次新しい表示に切り替えてまいります。
以上の結果、当連結会計年度の業績につきまして、売上高は260,581百万円(前連結会計年度比1.9%増)、営業利益は8,493百万円(前連結会計年度比27.6%増)、経常利益は8,692百万円(前連結会計年度比26.9%増)、当期純利益は3,555百万円(前連結会計年度比20.2%増)となりました。
セグメントの状況は次のとおりであります。
・ホールセール事業
ホールセール事業におきましては、基幹商品である「本仕込食パン」「ネオバターロール」シリーズが堅調に推移し、引き続き売上の基盤をつくりました。特に「ネオバターロール」シリーズ6品は、今年1~6月食卓ロールの売上第1位、2位、3位(日経POSデータ)を獲得するという実績に基づき、さらなるシェア拡大とともに、ブランド力の向上に努めました。
また、引き続き「改善55チャレンジ」に取り組み、原材料が高騰する中にあっても、品質を重視した商品開発を行うとともに、商品価値を訴求した販促活動に取り組んだ結果、お客様並びにお取引先様のご支持を得ることができ、利益改善にも大きく寄与することができました。
また「スナックサンド」においては“市場の創造”を図るため、新たなコンセプトの「ママ'S スナックサンド」を発売し、「スナックサンド誕生40周年」を記念したオープンキャンペーン等、販促活動に取り組みました。
菓子パンでは「黒コッペ」が量販店だけでなく、コンビニエンスストアにおいてもお客様のご支持を得ることができ、売場における定番商品として更なる定着化を図りました。
この結果、ホールセール事業の売上高は152,703百万円(前連結会計年度比4.8%増)、営業利益は10,530百万円(前連結会計年度比20.6%増)となりました。
・リテイル事業
リテイル事業におきましても“大前提は絶対的な商品力”をスローガンに取り組んでまいりました。
「ホテル食パン」「塩ぱん」「ロイヤルホワイト」「なつかしの揚げコッペ」「ダブルチーズフォンデュ」「コーンぱん」といった商品を中心に品質を重視した商品の開発と提供に取り組み、特に「ホテル食パン」は、よりおいしくリニューアルいたしました。
また、原材料調達の徹底的な見直しとコスト削減や生産性向上のための設備投資を行いました。さらには育成課を新設し、お客様第一の店づくりを主として接客に携わる人材の育成に取り組みました。その結果、ベーカリー業界を取り巻く企業間競争は大変厳しい状況にありますが、お客様並びにお取引先様のご支持を得ることができ、売上規模の拡大、売上総利益及び営業利益の改善に大きくつながり、利益構造の改善を図ることができました。
この結果、リテイル事業の売上高は35,150百万円(前連結会計年度比2.0%増)、営業利益は1,160百万円(前連結会計年度は営業損失165百万円)となりました。
・ロジスティック事業
ロジスティック事業におきましては、主力取引先の既存店売上が厳しい状況下にある中、企業間競争の厳しさも加わり、配送数量が大幅に減少したことで売上高を減少させることになりました。
また、燃料価格の高止まりやドライバー及び配送車両の不足による外注費の上昇など厳しい環境下にあり、営業利益を減少させることになりました。
そのような中で、今まで培った物流ノウハウを活かし、既存取引先の業務改善、新規取引先の開拓を行い事業拡大の取り組みを活発に行ってまいりました。
この結果、ロジスティック事業の売上高は24,310百万円(前連結会計年度比6.1%減)、営業利益は372百万円(前連結会計年度比56.8%減)となりました。
・デリカテッセン事業
デリカテッセン事業におきましては、主要取引先であるコンビニエンスストア業界において既存店売上が厳しい状況が続き、大手トップチェーンによる寡占化が進みつつあり、他のチェーンとの提携・統合の交渉が発表されるなど業界再編の動きがあります。
そのような中で2014年12月㈱フジデリカと㈱日本デリカフレッシュの各新宮工場を統合し、事業の効率化を進めました。さらに、各工場におきましては安全・安心を担保すべく機械更新や設備の修理等の設備投資を実施しました。また、2015年5月より大手コンビニエンスストアのエリア拡大に伴い売上高も増加したものの、主要取引先コンビニエンスストアの既存店では売上高伸長率や平均日販が前連結会計年度を下回る状況で、最終的に売上高は減少することになりました。
この結果、デリカテッセン事業の売上高は48,416百万円(前連結会計年度比2.3%減)、営業損失は277百万円(前連結会計年度は営業利益238百万円)となりました。

(2)キャッシュ・フロー
当連結会計年度における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ1,480百万円増加し、当連結会計年度末には31,238百万円となりました。
当連結会計年度における営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純利益の増加、減損損失の増加、減価償却費の増加に加え、消費税率引上げの影響から未払消費税等を含むその他の負債が増加したことなどにより、前連結会計年度に比べ1,866百万円増加し、16,648百万円の収入となりました。
当連結会計年度における投資活動によるキャッシュ・フローは、有形及び無形固定資産の取得による支出が前連結会計年度ほど大きくなかったことなどにより、前連結会計年度に比べ5,021百万円支出が減少し、12,010百万円の支出となりました。
当連結会計年度における財務活動によるキャッシュ・フローは、短期及び長期借入金の圧縮と返済を進めたこと、自己株式の取得があったことなどにより、前連結会計年度に比べ1,831百万円支出が増加し、3,157百万円の支出となりました。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00384] S1005ZTX)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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