株式会社ゼットン 業績等の概要 (2015年2月期)

(1)業績
当連結会計年度(2014年3月1日～2015年2月28日)の連結業績は、売上高9,611百万円(前年同期比
13.9%増)、営業利益227百万円(同26.8%減)、経常利益303百万円(同11.3%減)、当期純利益150百万円(同
5.2%増)となりました。
当連結会計年度において当社グループは、ビアガーデン事業、ハワイアン事業の拡大を目的に、首都圏の百貨
店、商業施設を中心に、過去最多となる21店舗の新規出店及び1店舗のリニューアルを行いました。
売上高については、既存店が夏季の天候不順による影響から、前年対比97.7%となったものの、店舗数の大幅
な増加を要因に、増収となりました。
営業利益については、夏季の天候不順による影響の他、ビアガーデン事業では、毎年、当年度の営業終了後に
撤収作業が発生しますが、新規店舗においては当費用が当初計画を超過したこと、また、工事遅延を要因にいく
つかの店舗で出店日が遅れたことも影響し、減益となりました。
なお、当期間には契約期間満了等に伴い6店舗の閉店も行い、当連結会計年度末現在の店舗数は、直営店73店
舗(国内70店舗(ビアガーデン21店舗含む)、海外3店舗)、FC店5店舗の合計78店舗となっております。

セグメントの業績は次のとおりであります。
①公共施設開発事業
当事業における売上高は3,388百万円(前年同期比9.6%減)、営業利益は442百万円(同26.0%増)とな
りました。売上高については、契約期間満了により2施設を閉店したため減収となりましたが、既存店はブ
ライダル事業が堅調に推移し増益となりました。
②商業店舗開発事業
当事業における売上高は6,222百万円(前年同期比32.6%増)、営業利益は416百万円(同22.0%減)とな
りました。
売上高については、当期間においてビアガーデン事業にて13店舗、ハワイアン事業において6店舗の他2
店舗の出店を行い、大幅に増収となりましたが、営業利益については、夏季の天候不順による影響の他、ビ
アガーデン事業の当年度に係る撤収費用が想定を超過したこと等により、減益となりました。

(2)キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ60百万円増加の679百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は590百万円(前年同期は489百万円の収入)となりました。これは主に売上債権
の増加額26百万円、為替差益20百万円等の資金減少要因を、減価償却費337百万円、税金等調整前当期純利益226
百万円等の資金増加要因が上回ったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は880百万円(同227百万円の使用)となりました。これは主に新規出店に伴う有
形固定資産の取得による支出838百万円等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果得られた資金は310百万円(同412百万円の使用)となりました。これは主に長期借入金の返済
による支出387百万円、ファイナンス・リース債務の返済による支出85百万円の資金減少要因を、長期借入れによ
る収入834百万円等の資金増加要因が上回ったことによるものであります。