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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10058Z4

有価証券報告書抜粋 株式会社マネースクウェアHD 事業の内容 (2015年3月期)


沿革メニュー関係会社の状況


(1) 当社グループの概要
当社グループは、純粋持株会社である株式会社マネースクウェアHD(当社)、その傘下に100%子会社として、個人の顧客及び法人の顧客を相手として外国為替証拠金サービスを提供する株式会社マネースクウェア・ジャパン、投資助言・代理業等を営む株式会社M2・インベストメント・アドバイザリー、海外子会社であるMONEY SQUARE INTERNATIONAL, INC.そして、株式会社M2・インベストメント・アドバイザリーの100%子会社である合同会社M2GPにより構成されています。



外国為替関連事業を営むである株式会社マネースクウェア・ジャパンでは、2004年7月に開始した預託金の全てを区分管理する信託保全スキーム(顧客区分管理信託「トラスト アカウント プロテクション(R)」)のもと、同社が提供する「M2JFX」を用いて、主に中長期での資産運用を考える顧客層、また、外国為替取引を実務的に必要としている事業法人などを中心とした顧客を対象に、特許を取得した独自の発注管理機能と「M2JFXアカデミア」という投資教育プログラム・カリキュラムを充実させて、独自の外国為替証拠金取引サービスを提供しております。また、オプションとして、インターネットでも電話でも注文可能で、多彩なサービスを享受することができる「コンサルティングサービス」も提供しております。
金融商品取引法に基づく第二種金融商品取引業、投資助言・代理業登録を受けた株式会社M2・インベストメント・アドバイザリーにおきましては、私募ファンドとして「トラリピFX1号ファンド」を組成し、その運用を合同会社M2GPに委託しております。
また、株式会社M2・インベストメント・アドバイザリーは、2014年12月に合同会社M2GPを100%子会社として設立しました。
海外子会社であるMONEY SQUARE INTERNATIONAL, INC.におきましては、海外の外国為替証拠金取引等に関するリサーチ業務の他、海外投資事業の展開に向けて情報収集にあたっております。
なお、当社グループは外国為替証拠金取引関連以外の事業の重要性が乏しいため、セグメント情報の記載は省略しております。

(2) 外国為替証拠金取引について
①外国為替証拠金取引の仕組みについて
M2Jが提供する外国為替証拠金取引とは、取引総代金に対する一定率の証拠金をもとに、その取引総代金相当の外国為替取引(異なる通貨の売買)を行う現物取引であり、任意の決済日において反対売買を行い、その売買の差額を授受することを約する金融取引であります。差金決済方式(※1)、ロールオーバー方式(※2)を採用し、24時間リアルタイムの為替レート(※3)で取引ができるのが特徴です。
顧客は定められている証拠金率にて計算される証拠金額の範囲内においてレバレッジを効かせた外国為替取引を行うことができます。2010年8月から「金融商品取引業等に関する内閣府令の一部を改正する内閣府令(2009年8月3日内閣府令第43号)」が施行され、2011年8月からは証拠金率4%以上(レバレッジ上限25倍)となっております。

※1 「M2JFX」では取引総代金の全額を要せず、取引総代金の一部の資金をもって取引総代金全額と同等の金額の取引を行うことができ、その売買の差額を顧客へ受け払いいたします。
※2 決済日を1営業日ごと延長していく取引手法です(一般的に外国為替取引は取引成立から2営業日後に資金決済を行います)。
※3 外国為替市場は24時間取引が行われているため、土日を除き国内外の祝日を含め24時間リアルタイムの為替レートで取引を行うことができます(但し年末年始等の当社休業日を除きます)。

②M2Jが提供する外国為替証拠金取引について
M2Jは、「M2JFX」という商品名で、証拠金率4%(レバレッジ25倍)(※4)にて外国為替証拠金取引サービスを提供しています。
M2Jが行う外国為替証拠金取引は顧客との相対取引であり、取引が成立した場合、当該顧客が顧客区分管理信託口座に預け入れた預託金より証拠金必要額を証拠金として充当いたします。そして、M2Jは、顧客が取引を行うことによって保有することになったポジション(建玉)に対して、顧客の有する各通貨のポジションを毎営業日10分毎に値洗いし維持率(※5)の判定を行っております。維持率判定によって100%を下回っていた口座に関しては別途抽出を行い、当該口座を原則1分毎に別途値洗いいたします(※6)。その時点で、自動ロスカットに該当(維持率50%未満)した場合は、M2Jの任意の価格で速やかに全ポジションを対象に反対売買を執行いたします(※7)。そのため、顧客の口座維持率が150%ないしは100%を下回っていた場合、各対象の顧客にアラートメールを送信し、顧客の判断のもと、余剰資金を多めに入れておく、もしくは、ポジションの一部または全部を顧客自身で対処できるようにしております。
また、M2Jが提供する外国為替証拠金取引では多彩な注文方法(※8)やシミュレーション機能(※9)等があり、顧客自身でポジション管理やリスク管理を行うことができる環境を提供しております。

※4 法人の顧客は証拠金率2%(レバレッジ50倍)です。 ただし、証拠金率1%(レバレッジ100倍)を申請されている法人口座は、証拠金率1%(レバレッジ100倍)での取引が可能です。
※5 時価残高÷証拠金必要額(内ポジション分)×100で算出。この数値が大きいほど口座内の余力があることを表します。
※6 証拠金率1%(レバレッジ100倍)取引の申請をされた法人口座の場合、維持率150%を下回った口座を抽出し、当該対象に対して原則1分ごとに別途値洗いいたします。
※7 証拠金率1%(レバレッジ100倍)取引の申請をされた法人口座の場合、自動ロスカット水準は100%となります。
※8 成行、指値、逆指値、トレールストップ注文、IFD(イフダン)、OCO(オーシーオー)、IFO(イフダンオーシーオー)の他、当社が開発した独自の発注手法であるトラップトレード(R)、リピートイフダン(R)、トラップリピートイフダン(R)や成行OCO等があります。
※9 顧客が実際の資産運用にあたり模擬的に取引等を検証できるよう開発されたシステムで、相場環境の変化に対応し、自動ロスカット、維持率および想定スワップ収益等の模擬的計算が可能となっております。



「M2JFX」の商品概要は以下のとおりです。

商品名M2JFX
取引通貨ペア12通貨ペア
米ドル/円、ユーロ/円、ユーロ/米ドル、豪ドル/円、豪ドル/米ドル、ニュージーランドドル/円、ニュージーランドドル/米ドル、カナダドル/円、英ポンド/円、香港ドル/円、南アフリカランド/円、トルコリラ/円
証拠金率(レバレッジ)一律 4%(25倍) ※10



除、南アランド/円、香港ドル/円1,000通貨単位
南アランド/円、香港ドル/円1万通貨単位
1回あたりの取引上限金額200万通貨












除、

南アランド/円、

香港ドル/円
1万通貨単位以上の場合1,000通貨単位当たり30円(対ドル通貨は0.3ドル)
1万通貨単位未満の場合1,000通貨単位当たり50円(対ドル通貨は0.5ドル)
トラップリピートイフダン(R)(らくらくトラリピ含)、リピートイフダン(R)、トラップイフダン注文で、1,000通貨単位当たりの利益金額が200円(対ドル通貨は2ドル)以下の場合1,000通貨単位当たり10円(対ドル通貨は0.1ドル)
南アランド/円、
香港ドル/円
1万通貨単位以上の場合1万通貨単位当たり200円
1万通貨単位未満の場合
トラップリピートイフダン(R)(らくらくトラリピ含)、リピートイフダン(R)、トラップイフダン注文で、1万通貨単位当たりの利益金額が500円以下の場合1万通貨単位当たり100円
コンサルティングサービスを申込んでいる顧客の取引手数料は別途記載 ※13
最 小
値 幅
対円通貨の場合0.01円
対米ドル通貨の場合0.0001米ドル
アラートメール維持率150%未満(注意喚起)
維持率100%未満(新規指値注文取消)
※いずれも1営業日1回送信
東京15時ロスカット維持率100%未満 ※11
自動ロスカット維持率 50%未満 ※12
入出金、両替(旧受渡し)可能通貨7通貨
日本円、米ドル、ユーロ、豪ドル、ニュージーランドドル、カナダドル、英ポンド(南アランド、香港ドル以外)
両替の組み合わせは取引通貨ペアと同じ
入金手数料振込み入金の場合顧客負担
クイック入金の場合無料
出金手数料円出金の場合無料
外貨出金の場合通貨別、50万通貨単位毎に6,000円
両替手数料取引手数料と同じ(両替後外貨を出金する場合、上記の出金手数料が別途必要。)
最小両替金額成行の場合1円、1セント、1ペニー等
指値の場合1,000通貨
1回あたりの両替上限金額200万通貨
コンサルティングサービス
(電話取引、コンサルティング)
現金残高200万円以上で希望される方
取引時間日本時間月曜 7:20 ~土曜 5:50 (冬時間 ~6:50)

※10 法人顧客は証拠金率2%(レバレッジ50倍)。ただし、現在、証拠金率1%(レバレッジ100倍)を申請している法人顧客は、証拠金率1%(レバレッジ100倍)。
※11 法人顧客は対象外。
※12 証拠金率1%(レバレッジ100倍)取引申請をしている法人顧客は100%未満。

※13 コンサルティングサービスを申込みの顧客は以下の手数料等になります。
取引
手数料
除、南アランド/円、香港ドル/円1万通貨単位以上の場合1,000通貨単位当たり50円(対ドル通貨は0.5ドル)
1万通貨単位未満の場合1,000通貨単位当たり100円(対ドル通貨は1ドル)
南アランド/円、香港ドル/円1万通貨単位以上の場合1万通貨単位当たり300円
1万通貨単位未満の場合
コンサルティングサービス
(電話取引、コンサルティング)


M2Jの収益は、以上の外国為替証拠金取引の仕組みと商品概要をもって、顧客との取引成立の際に顧客の売買単位に応じて徴収する取引手数料、顧客の売り注文と買い注文をマッチングさせることにより発生する収益及び顧客との間で行った相対取引の成立レートとM2Jがカバー取引(※14)として行った成立レートの差額、スワップ授受(※15)に伴う差額等で構成され、これらの収益を総称し、トレーディング収益として計上しています。
M2Jは、顧客との取引により生じる当社のポジション(建玉)相当については反対売買を行うことにより、為替変動リスク及びスワップ負担リスクを回避しております。

※14 為替リスクを回避するため、顧客との相対取引によって保有したポジションをカバー取引先への反対取引を行うことによってリスクヘッジを行う取引であります。
※15 外国為替証拠金取引は異なる通貨間の売買であるため、それぞれの通貨の金利相当の差額分が当事者間で授受されます。例えば、金利の低い通貨Aと金利の高い通貨Bがあると仮定します。通貨Bを買っているということは同時に通貨Aを売っているということになり、通貨B買い・通貨A売りをしている顧客は、金利の低い通貨Aを銀行から借りて(通貨Aの貸出金利)通貨Bに転換し、その通貨Bを金利の高い預金(通貨Bの預金金利)していることになり、1日経てばその1日分の金利差を受け取ることができます。逆に、通貨B売り・通貨A買いをしている顧客は、金利の高い通貨Bを銀行から借りて(通貨Bの貸出金利)通貨Aに転換し、低金利の通貨Aで預金(通貨Aの預金金利)していることとなり、今度は逆に金利差を支払うことになります。この金利調整分を当社ではスワップと称しており、取引する通貨ペア毎に当社がスワップ金額を定め、顧客が保有するポジションに応じてスワップ受払額として顧客の取引口座の現金残高に反映いたします。なお、スワップは各国の金利情勢等の変化に伴って随時変動します。

③M2Jが提供する顧客区分管理信託『トラスト アカウント プロテクション(R)』について
顧客から預け入れされた証拠金、時価の為替損益、スワップを含んだすべての資産(円・外貨ともに)は、M2Jの資産とは区分管理され、株式会社三井住友銀行(以下、「三井住友銀行」といいます。)に信託されます。
顧客資産は、現金残高はもちろん、取引対象通貨国の金利差(スワップ)、為替損益も毎営業日評価替えして三井住友銀行に区分保管され、万が一当社が破たんした場合でも、信託スキームにより信託財産は保全されます。
顧客資産は、区分管理することを目的に、三井住友銀行に信託財産として保全しています。さらに受益者代理人(甲)と独立した内部監査部門による区分状況のダブルチェックを実施することにより、信頼性・透明性の高い企業運営に努めています。
『トラスト アカウント プロテクション(R)』は、外貨(米ドル、ユーロ、英ポンド、カナダドル、豪ドル、ニュージーランドドル)での預け入れも可能であり、外貨資産も信託保全スキームにより保全されるため、安心しての取引が可能です。

④M2Jの外国為替証拠金取引のサポート体制
M2Jでは、顧客毎の専用ページである「マイページ」を通じて、それぞれの顧客ニーズや属性に応じた情報の提供及び集約を行っております。様々な経済情報や各種レポート等をわかりやすく提供し、おすすめのセミナーやお得なキャンペーン情報等も提供しています。
M2Jは、顧客への投資教育を重点的に行っており、「M2JFXセミナー」では、様々な顧客ニーズに合わせた会場セミナーとWEBセミナーを展開しております。初級者向けの基礎コースから、上級者向けの実践コースまで、多彩なセミナーを毎月適宜開催しています。
さらに、実践的で高度なカリキュラムとして、「M2JFXアカデミア」という投資教育プログラム・コンテンツを運営しており、FX取引での投資・資産運用を行うに当たり、必要な知識、情報、技術等を紹介しながら、運用の専門家が実施している投資行動を習得するための講座を開催しています。M2Jはこれらの投資教育コンテンツ等を通じて、外国為替証拠金取引に関する顧客全体の理解力の向上に尽力しています。
その他、日々届けられるメールマガジン(M2Jメール)、市場の値動きや各国の経済指標発表に応じたメール配信サービス(M2Flash)等を活用して、外国為替市場等に関する迅速な情報提供サービスも行う等、顧客向けサポート体制及びマーケティングを充実させています。

沿革関係会社の状況


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